今日のリンスケさん、と アサちゃん

じょいフル式育児日記

レアちゃんの洗礼式

2011-12-11 22:29:07 | Weblog
レアちゃんの洗礼式に呼ばれたのはとても名誉なことなのだけど、はて洗礼式とはどういうものなのか、日本でいうお宮参りみたいなものか(じょいママはもっと重たくて意味のあるものじゃないかと言う)、服装にしても、カチッとフォーマルにするべきなのか、お祝い事だから着飾った方がいいのか、結局何もイメージ出来ないまま当日になった。
結局、自分の格好なんてどうこう言ってる場合じゃなくて、時間ギリギリでじょいママの着付けを手伝って、どうにかこうにか着物姿になったじょいママと教会へ。
レアちゃんは、白いドレスに白いタイツに、頭に白いお花をつけて、それはもう圧倒の可愛さで、しかも今日のこの教会の主役でみんなの祝福を受けるなんて、家で留守番をしている、普通の日本人顔をした赤ん坊のアサちゃんが不憫に思えてくる。
いやいや、いいのだ、キラキラのレアちゃんとは違う、アサちゃんにはアサちゃんのブサっとした可愛さがあるのだ。
日本人でクリスチャンとかミサとか言うと、ちょっと特別な、ご先祖が早くから海外に開けていた家系とか、穏やかで信心深い性格の人とかのイメージだったけど、教会に来ていたのは、さっきまで干し柿を吊るしていたような感じのおばちゃんとか、畑で耕運機の手入れをしていそうなおじいちゃんとか、その辺りの人が町内会に集まって来たような、びっくりするくらい普通の人達だった。
みんながお祈りの言葉を唱えるのをぼんやり聞いたり、宗教って何なんだろうなぁとか思っているうちにミサが終わって、食事会へ。
子持ちになって以来数える程しかなかった、ちゃんとしたレストランでちゃんとしたコース料理を頂けるということにテンションが上がって、さっきお乳もやったばっかりだしと、乾杯のシャンパンをチビチビ飲んでいたら、考えてみたら妊娠してから断っていたわけだから、かれこれ1年以上振りのアルコールで、すっかりいい気分になって、料理をいちいち美味しい美味しいと感激したりポールとペラペラ喋ったりして楽しい食事会だった。
リエさんの結婚式の時に買った森英恵のワンピースが、あの時はマックスだった妊婦のお腹に、前がドレープになっていてちょうどよかったのが、今度は胸元のカシュクールのおかげでささっと授乳が出来て、妊婦用でも授乳用でもないのに素晴らしい働きをしてくれた。
普段に着ても充分素敵なワンピースで、あらゆるライフステージの女性に対応できる服を作るなんて、さすが森英恵さんっ。


不思議なこと

2011-12-09 15:07:56 | Weblog
不思議なことが続いた。
一つは、これは不思議というか、矢掛の大名行列を見に行った時、通りでおでんを食べて、リンスケさんがおでん用に出してあった机にぶら下がって遊んでいたみたいで、じょいフルが振り返った時には、机が倒れてリンスケさんが地面に転がっていた。
ブリちゃんの話では、無意識に手が出て机を掴んだのだと思うと言うのだけど、とっさのことでどんな状況だったのか、後で考えてもよく分からないみたいで、本当ならリンスケさんは、倒れてきた机と地面に、頭なり首なりを挟まれていたはずで、ブリちゃんが奇跡的な反応をして難を逃れたということなのか、何だかよく分からないまま、一体どうして助かったんだろうねぇと言いながら帰って来た。
もう一つは、ちょっと前の休みの日に、じょいフルが下で朝ごはんを作っている時、突然ものすごく大きな音が響いて、ブリちゃんの「うわー、どうしよう!どうしよう!」という悲鳴がして、聞いたこともないようなブリちゃんの声に、ああついに我が家にとてつもない不幸が訪れたんだと思いながら2階に駆け上がったら、寝室のタンスが倒れて、上の引き出しが全部外れていて、その下からリンスケさんが泣きながら這い出して来ているところだった。
必死でリンスケさんを抱き上げて体を見たけど、別にどこを打った様子もなく、ただびっくりして泣いているだけだった。
どうやらリンスケさんが引き出しを開けて遊んでいるうちにタンスが倒れてきたらしく、ブリちゃんは、目の前でタンスが倒れて、リンスケさんは確かにその下にいて、もうあの瞬間終わりだと思ったと。
じょいフルが見た時には、ブリちゃんが持ち上げたタンスと床の隙間からリンスケさんが出てくるところで、あの状況でどうしてリンスケさんが無傷だったのか、2人で検証したけどさっぱり分からない。
それに、その時はたまたま、アサちゃんをベッドの上で遊ばせていて、普段ならタンスが倒れた所にアサちゃんが寝ているはずだった。
そんなことが続いて、これは何かの予兆なのか、はたまた、間一髪のところでおばあちゃんか誰かの霊が助けてくれたのか、どちらにしても気をつけないとだねと話し合う。
で、そんな後に、新しく庭に置いた物置の鍵がなくなった。
ブリちゃんは確かに下駄箱の上に置いたと言うのだけど、下駄箱も庭もどこを探しても見当たらなくて、なくなってからもう一週間近くになるし、このままではストーブに灯油が入れられないし、これはもう物置の鍵を壊すしかないかと話していた。
そうしたら、じょいフルが、仕事先の駐車場でアサちゃんを降ろそうとしていたら、チャイルドシートのアサちゃんの股の間から、ポロリと鍵が出てきた。
30分前にアサちゃんを乗せた時には確かに何もなかったし、その前日もじょいフルが一日アサちゃんを乗せたり降ろしたりして車を使っていたから、もし鍵があったら絶対気が付いたはずだし、下駄箱の上から消えた鍵が、どうしてアサちゃんの股の間から出てきたのか、さっぱり分からない。
素知らぬ顔で足をパタパタさせているアサちゃんを見ていると、さてはアサちゃんが出してくれたんじゃないかという気がしてきて、もしかしてこのところ間一髪でリンスケさんが難を逃れているのも、みんなアサちゃんが何かしらのパワーを持っているのだったりしてと本気で考えてしまう。
この世のことは、人間の考えが及ぶことなんてほんの僅かで、ほとんどのことは人間の知恵を遥かに越える宇宙の真理で動いているのだと思えば、リンスケさんが2度も難を逃れたことも、アサちゃんの股の間から鍵が出てきたことも、じょいフル達には不思議としか言いようがないことも、ちゃんと宇宙の真理に基づいた必然なのだろうけど。