今日のリンスケさん、と アサちゃん

じょいフル式育児日記

夏休み~芸を磨く~

2008-08-30 17:01:23 | Weblog
帰省中、いつの間にかリンスケさんは
じょいママに芸を仕込まれていて、
気が付いたら
「拍手」と「いただきます」「ごちそうさま」を
するようになっていた。
じょいママが拍手をしてみせると
リンスケさんも手をパチパチするし、
「ごちそうさま」と声を掛けると
手を体の前で合わせる仕草をする。
ついにこの子も
人の動きを認識して自分で再現することを覚えて
人の言葉を聞き分けられるようになったのかと感動していたら、
そんなことは、犬がお手お座りをするのと同じだと気が付いた。
それでも善通寺に行った時には
お仏壇の前で「ごちそうさま」と言うと
ちゃんと手を合わせていたので、
仏さまも喜んでくれたと思う。

じょいフルとしては、
リンスケさんが芸を覚えたことより、
芸を褒められて気をよくすることを覚えたことが大きいと思う。
褒められて喜ぶ、とまではいかなくて、
ちょっと気をよくした様な顔をする。
京都に帰ってから、じょいフルがレゴを片付けていた時に
リンスケさんも真似をして
レゴを拾っては箱に入れ始めたので、
すごいねーお片付け出来るねーと褒めたら、
やっぱりちょっと気をよくしたような顔をしていた。
それから、そばにあるものを何でも箱に入れては
「見た?見た?」とじょいフルの方を振り返るので、
その度に大げさに褒めてやらないといけなかった。
リンスケさんを傷つけないよう
後でこっそりと、レゴの箱から
デジカメとか虫さされの薬とかを
拾い上げておいた。




夏休み~温泉旅行~

2008-08-22 23:48:28 | Weblog
リンスケさんとじょいフルは一足早く倉敷へ帰って、
初めての夏休みを迎えた。
じょい兄がその週末に休みが取れたというので、
じょい弟も夏休みで帰ってくるし、
なんだみんな揃うじゃないのということで、
急きょ、じょいパパの退職記念旅行に行くことになった。
とは言っても、次の日にはじょい兄一家は岩国に戻るので
近さ重視の湯原温泉。
リンスケさんの生まれて初めての旅行体験は
じょい両親、じょい兄一家、じょい弟とじょいフルの6人
+赤ん坊2人の、大温泉旅行になった。

温泉旅行!とは言っても、
旅館の食事は19時からで、いつもならとっくに寝ている時間に
大人の旅館ごはんにつき合わされ(リンスケさんは食べられない)、
21時という前代未聞な時間に露天風呂に連れて行かれ、
次の日の朝ごはんはレトルトのベビーフードを食べさせられるという
リンスケさんにとっては迷惑千万な一泊二日だったと思う。
じょいフルにとっても、ベビーフード使用初体験になったのだけど、
うんまぁたしかに、なるべく使うのはよそう、と思うような
そういう味だった。
無化調のはずなのに、人工的というか一辺倒というか、
味見をしたじょいママが、「食べ物というより、エサやね」と言ったのを
その通りだと思うような、そういう味。
みんなは(じょいフルデイズを見てくれている人は)
そういうものも上手に利用したらいいよ、とか
赤ちゃんも色んな味を知れるし、とか言ってくれて
じょいフルもそうだなぁと思っていたけど、
実際食べてみると、こんなのを日常的に使う気には到底ならないし、
食べさせながら「こんなもの食べなくていいよ」と思ってしまうジレンマで
精神衛生的にもよろしくない。
とか言いながら、旅行の時には和光堂やらキューピーやらに
お世話にならないとどうしようもないのだけど。
また口惜しいことに、リンスケさんは何も気がつかない様子で
「エサ」と言われたベビーフードをパクパク食べる。
あんたのためよと思いながらせっせと離乳食を作っているのに、
結局それもじょいフルの独りよがりなのか、と考え始めてしまうので、
あんな風に赤ちゃんがパクパク食べるように作られたベビーフードは
やっぱりよろしくない。

湯原はさすがに夜は寒いくらいで、
しっかりした綿布団が敷かれていた。
寝ながら転がりまくるリンスケさんがはみ出さないように、
並んだ布団の外側にじょいフルが寝て、
リンスケさんを挟んで向こう側にじょい兄が寝てくれていた。
朝起きてみると、リンスケさんの体は90度回転して、
体のほとんどがじょい兄の布団に侵入した状態で寝ていたので
じょい兄にごめんね、と言ったら、
じょい兄はニコニコ気にしてない風にしてくれたので、
じょいフルの大切な赤ちゃんをじょい兄も身内と思ってくれているんだと思うと、
こういうところが、この人と自分が兄妹ということなんだと思った。

じょいパパの退職記念旅行は
結局主役がじょいパパということは誰も意識してないほど
どこに行っても赤ん坊二人がみんなの中心になっていたけど、
それは健康的な家族旅行の姿だったのだと思う。





リンスケさんの一所懸命

2008-08-03 11:28:48 | Weblog
リンスケさんが這い這いをするようになった、と思ったら
つかまり立ちまで始めていた。
リンスケさんのあせも対策のために
クーラーのある1階の和室で寝るようになって、
日中リンスケさんが遊んでいる間も
じょいフルとブリちゃんの布団が
部屋の真ん中に畳んで積まれてある。
一階の押入れに布団を仕舞う空きはないし、
まぁ畳んであればいいでしょうと
元々律儀に布団を仕舞う性格でもないし、
そうして布団を積んだままにしていたら、
リンスケさんが手をかけてノソノソしているうちに、
気がつくとつかまって立ち上がっていて、
一人で興奮してピョコピョコしていた。
畳しかない部屋では
リンスケさんもつかまり立ちのしようがないし、
出しっぱなしの布団が
リンスケさんの新たな運動能力を開発してくれたのだ。

立ち上がろうとしている時のリンスケさんは、
ものすごく真剣な表情で
布団の端にしがみついている。
首尾よく立ち上がると、拳を突き上げて
「うんにぃー」と歓喜の声を上げる。
その瞬間のリンスケさんは
今日は首の後ろのあせもが痒いとか
ああ明日は保育園の日だとか
ボクは将来何になるんだろうとかいう
他の悩み事のことは一切考えずに
ただ一心に、立てたことを喜んでいるので、
リンスケさんの今は
ただ立ち上がることだけのために
あるんだなぁと思う。
ブリちゃんが一所懸命試験勉強をしたり
じょいフルが一所懸命傷の縫合をするのと同じように
リンスケさんなりの最大限の一所懸命で
立とうとしているのだと思うと、
必死で布団にしがみつくリンスケさんに
敬意を払わなくてはいけない。