今日のリンスケさん、と アサちゃん

じょいフル式育児日記

年末年始

2009-01-05 11:49:38 | Weblog
クリスマスの頃からリンスケさんは下痢が始まって
水のような下痢をしたまま、倉敷に帰ってきた。
バイト先の保育所ではお昼寝に入ってから
なかなか目を覚まさなくて、
じょいフルが外来の合間に見に行ったときも
まだ寝ていますからと面会謝絶で、
リンスケさんがドロドロ寝る時は
たいてい体調がよくない。
それでも熱を出さずにごはんもよく食べたみたいで、
途中で呼ばれることもなくじょいフルも最後まで仕事が出来た。
その日は、バイト先でクリスマスイベントをしていて、
看護婦さんが「サンタさんが来るんですよ」と言うから
院長がサンタ役をするんだろうと思ったら、
「サンタさんはちゃんと外人なんですよ」と言う。
そのサンタさんは保育所にも来たみたいで、
お迎えに行った時に、保育士さんが
サンタさんとの記念撮影の写真を渡してくれたのだけど、
リンスケさんや保育所の子供達と一緒に
浅黒い肌の外国人がサンタの衣装を着て写っていて、
外人は外人でも、あれはどう見てもラテン系な感じで、
あれでは子供に混乱を招くだけだと思った。
外来をしている間、診察に付いてきている子供が
みんな消しゴムつきの鉛筆を握っていると思ったら、
リンスケさんまで同じ鉛筆を握っていて、
あのラテン系サンタさんからのプレゼントだと分かった。

リンスケさんは、下痢気味に加えて
倉敷に帰ってから急にアトピーの湿疹が増えた。
痒みのせいだと思うのだけど
夜中に何度も何度も起きては泣いてを繰り返して、
じょいフルも覚えていないくらい何回も起きるのが
3日くらい続いて、これでは両方の身がもたないので
結局しばらく止めていたザジテンの内服を
また再開することになった。
春から秋の暖かい時期は調子がよくて
去年の冬にあんなに苦労したことも忘れていたけど、
リンスケさんのアトピーは治ったわけではなくて、
またあの季節が来てしまったのだ。
また闘う季節が来てしまった。
毎年冬になるとアトピーが出るのはしょうがないとして、
願わくば去年よりも少しでも軽くて済みますように。

30日にブリちゃんの実家恒例のお餅つきに行ったら、
ブリちゃんのお母さんが、
リンスケさんを後ろから支えて歩かせて遊んでくれて、
リンスケさんは二本足でどこにでも移動出来る(気でいる)のが
嬉しくてしょうがないみたいで
口を開けたまま両手をバンザイにして歩き回っていた。
で、すっかり歩けるつもりになって
支えなしで自分で歩こうとしてすぐに尻もちをついて
一人で怒る、というのを繰り返していた。
その特訓の成果があってか、今回の帰省中に
今まで2~3歩足を出すのが精一杯だったのが
はずみで1mくらいはヨロヨロ歩けるようになっていた。
歩く時は、相変わらず両手をバンザイにして
口を開けたまま大喜びでヨロヨロ歩いて、
いま自分が歩いていることに自分で興奮している。
考えてみたら
今まで這って移動することしか知らなかった本人には、
犬や猫が突然2本足で歩けるようになるのと
同じくらい革命的な進化であって、
リンスケさんの人生で起こる、一番の大事件かも知れない。

ほんのちょっと前まで、
この子が歩くなんて信じられないし
早く見てみたいものだと思っていたけど、
いざ歩いてみると
もう這い這いをしなくなるのがもったいなくて、
こらこら歩くのは後でいいから
もうちょっと這い這いしてなさい、と
つい勝手なことを考えてしまう。