今日のリンスケさん、と アサちゃん

じょいフル式育児日記

動物園に行きました

2008-10-19 11:52:34 | Weblog
ブリちゃんの試験が終わった最初の休日。
リエさんからもらっていた
京都国立近代美術館の「アーツ&クラフツ展」に行こうとしたら、
すぐ隣に動物園があるじゃないのという流れで
リンスケさんを初めて動物園へ連れて行った日。

美術館の会場をリンスケさんを抱っこして回って
「キレイだねー」「かっこいいねー」と
一緒に鑑賞しているつもりだったけど、
リンスケさんは壁紙をよだれだらけの指でつついていて、
そのまま展示してある額縁に触ろうとしているのを
じょいフルが止める前に、
会場が人が飛んで来て「もう少し作品から離れてご覧ください」と
制止されてしまった。
リンスケさんの好奇心は
触って舐めてよだれをつけて満たされるものだから、
離れてご覧になるだけの美術館は
ちょっとまだ早かった。

美術館を出てから
ブリちゃんが親子丼を食べたいと言って行った
「岡北」というおうどん屋へ入った。
リンスケさんは持って来ていた離乳食を食べて、
その後じょいフルが頼んだしっぽくうどんまで食べていた。
あれはどう見ても噛まずに飲み込んでいる。
うどんを噛まずに飲み込むとは、
一歳にしてなかなかのうどん通だと思う。
リンスケにも4分の1だけ流れている
じょいママの讃岐の血の仕業に違いない。


動物園は大人一人500円。
一歳0ヶ月では、動物園を楽しむには
まだちょっと早いと思うけど、
何か生き物が目の前で動いていれば
それなりに興味を持ってくれるんじゃないかと思って、
さぁ、象さんでもキリンさんでも
リンスケさんの興味を引く動物はどこかしらと
勇んで歩き出したら、
さっそくリンスケさんが「んーんー」と言って
身を乗り出して手を伸ばしている。
おお、早速何か見つけたかと思ったら、
リンスケさんが必死で手を伸ばしているのは
動物の檻ではなくて、他の子が乗っている
動物園で貸し出している車の乗り物だった。
貸し出し賃300円。
子どもたちがライオンとかチーターの檻の
柵にかじりついて声を上げている後ろで、
リンスケさんは車のハンドルを回すことに必死だった。
せっかくだから動物たちを見せようと抱き上げると、
サルがエサをもらっているのとか
ペンギンの飛び込み泳ぎをしばらくジッと見つめると
すぐに車のことを思い出して、戻せと暴れ始める。
シマウマが物凄い形相でエサに喰いつくのを
怖がる様子もなく見た後は(じょいフルは怖かった)、
もう車にも飽きてしまって
園の後半はブリちゃんがリンスケを抱っこして
じょいフルは舗装もされていないデコボコの園内を
空の車をゴトゴト押して歩かなくてはいけなかった。

ブリちゃんとじょいフルにとっては初めての
まったくリンスケさんのためだけのレジャーだった。
買い物をするでもグルメな場所があるわけでもなく、
ただリンスケさんが面白がってくれることだけが目的の遊びだった。
自分達が楽しむ遊びと違って、
子どもが喜んでくれると嬉しいけど
飽きると容赦なくグズり始めるので、
子どものための遊びは気が抜けない。
でももう少し大きくなって、
大して面白くなくてもそれなりに面白がっているふうに
振舞ってくれたりすると、それはそれで寂しいし。

子どもの頃に遊園地に連れて行ってもらったのは、
てっきりじょいパパやじょいママも行きたくて行っていたのかと
思っていたんだけどなぁ。





カートが熱い

2008-10-06 15:38:12 | Weblog
いまリンスケさんの中では、
キャラクターカートが、熱い。
スーパーに置いてある、車の形をして
前にアンパンマンとかピカチュウがついた
子供を乗せる用のショッピングカート。
店内のベビーカーの代わりに
たまたま目に付いたから乗せてみたら、
1歳になったばかりの赤ん坊は
すっかりあれに夢中になってしまった。
買い物が済んで入り口で下ろそうとすると
本気で泣く。
カートがなくてベビーカーに乗せている時に
他の子が乗ったカートが通りかかると、
身を乗り出して指を指しながら叫ぶ。
じょいフルも、リンスケさんに
そんなに好きになるものが出来たのが嬉しくて、
お店に行くたびにカートを探すようになった。
たまたまカートが見つからなくて乗せてやれないと分かると
リンスケさんが不憫で申し訳ない気持ちになる。
そういう時に、よその子がカートに乗っているのを見ると
それだけでも残念でしょうがないのに、
その子が大して面白くもなさそうな顔で乗っていると
残念というより、口惜しくなってくる。
大人ならそういう時も、気にしてない顔で通り過ぎるところを、
リンスケさんははばかりなく声を上げて指を指して
羨ましい羨ましい!と騒ぐので、
たいてい乗っている子はそれに気がついて、
さっきまで面白くなさそうにしていたのに
急に得意そうにハンドルを回し始めたりするので
ますます口惜しい。
あれと似た乗り物のおもちゃを買ってやりたいところだけど、
ああいうものは、多分あれでないとダメなのだ。
リンスケさんがあまりに私やじょいママの携帯で遊ぶので
じょいママがアンパンマンの携帯のおもちゃを買ってくれたけど、
リンスケさんはカラフルで音が出るおもちゃの携帯には
大して関心を示さず、相変わらず本物の携帯を触りたがっている。
多分あのカートも、スーパーに置いてある
あれでないとダメなんだと思う。
あのカート、いくらするんだろう。






週末に帰っていたときのこと

2008-10-01 22:04:28 | Weblog
リンスケさんの診察のために
倉敷に帰っていた週末。

土曜日
ブリちゃんの実家へのお土産は、今西軒のおはぎ。
ままかり亭でお食事の予定だったので、
浜吉へ、宝泉の豆しぼり。
ママラッチさんのお店に行く時に持っていく用の
ニッキラスクと抹茶クッキー。
ブリちゃんの家へ返すお赤飯が入っていたタッパーと、
うちで使わなくなったグラス。
ごはんの度に着替えないといけないので
リンスケさんの着替えたっぷり。
なんだかんだで今回も荷物はギュウギュウだった。
リンスケさんが珍しく新幹線の中で寝てくれて、
それも授乳している最中に寝始めたので、
久しぶりに横向き抱っこで寝るリンスケさんを抱えて
静かに座っているうちに岡山に着いた。
昔は腕の中でかすかな寝息で寝る赤ちゃんだったのが、
今は腕も足も抱っこからはみ出て、
寝ながらちょっと動くとすぐに座席の手すりとかにぶつかるし、
ずり落ちないように支えるのが精一杯になってしまっていた。
それでも、岡山駅に着いて目を覚ますと
キョトンとしたまま肩にもたれて
目だけをキョロキョロしながらじっとしているのが
まだまだ赤ちゃんぽくて可愛い。

日曜日
じょいママと矢掛のママラッチさんのお店へ。
「おじいちゃん(じょいパパ)そっくり!」と言われたのが
じょいママは腑に落ちない様子。
夜はブリちゃんの一家と
リンスケさんのお誕生日祝いの食事会をままかり亭で。
6時出発だった予定が、矢掛から帰ってからグッスリ寝てしまって、
その後ごはんもパクパク食べて、結局1時間も遅れてしまったけど、
おかげで食事の間中リンスケさんは上機嫌で、
リエさんが持って来てくれた紙風船を放り投げて
有頂天になっていた。
図書館で借りて読んでいた「よいおもちゃとはどんなのもの」に、
よいおもちゃの条件として
「子どもが夢中になって遊ぶもの」と書いてあったけど、
紙風船は間違いなくリンスケさんを夢中にさせていたので、
日本の古典的おもちゃもあなどれない。

月曜日
シフォンケーキを焼いたり
じょいママと買い物に行ったりしているうちに一日が過ぎる。

火曜日
じょいフルは大学で開かれるシンポジウムへ。
ありがたい無料託児付き!で出席を決めたのだけど、
カーペットの一室に3人くらいの保母さんがいて
幼稚園から小学生くらいの子どもが数人で
赤ちゃんは2人くらい。
なんとなく、リンスケさんはぎこちなく過ごしたんじゃないかと思った。
授乳をしに行った時に
京都の保育園とか、岡山のバイト先の保育所でいる時ほど
一心に遊んでいるという感じでなかったので。
大人でも、初めての場所で誰も知った人がいない中で
さぁ一日過ごしなさいと言われたら
緊張するし気後れもするのだから、
託児に預けられたリンスケさんがぎこちないのも
無理ないのかも。
それで、あんまり託児を気軽に利用するのはやめようと思った。
リンスケさんに社交の場デビューをさせようと
シンポジウムの後の交流会に
バギーに乗せて連れて行った。
学食をそれらしくテーブルを並べたり花を飾ったりして
なんとなくパーティーっぽく仕立てた会場で、
リンスケさんはバギーに身を委ねて
足の指を舐めていた。

火曜日
今回の帰省の目的だった、リンスケさんの受診の日。
枠が意外に空いていなくて、
手術は11月に決まった。
この日も超音波をされたのだけど、
押さえつけられるのが痛いのか泣き叫び始めて、
診察室に入る時に手に持っていたミニカーの赤いバスを
両手で握り締めながら、必死でこっちを見て泣くので
リンスケさんを恐怖から助けてやれないのがつらかった。
どうかどうか、手術の当日は
笑いながら寝てくれますように。
麻酔がかかってグッタリしたリンスケさんを見たら
泣いてしまいそうだけど、
じょいフルもそれまでは
笑ってついていてやらなくては。