アストロ球団の第7球~第9球をまとめて勝手に解説!シリーズ第2弾
第2弾というあたりで既にまとめてないんだけど、そのあたりは、まあ、あんまり気にせずに・・・・
というか、本人が全然気にしてないだけですが
え~、ビクトリー球団といえば、昨日のその1でも書いた「氏家慎次郎」
特攻隊の生き残りで、己の死に場所を求め続けた氏家慎次郎君。
終戦後、アメリカの大リーグ(ドラマでは独立リーグ、原作ではナショナルリーグとなっている)に入り、得意のスクリューボールやビーンボールで対戦チームを恐怖に陥れたという、ステキな人です。
球四郎はいったいどこでこんな人とお知り合いになったのか謎。(考えてみると大門とお知り合いなのも不思議)
刑務所に入っていたのを、どういう手口を使ったのか、出所させてアストロ超人を倒すべき敵としてご紹介するわけですが・・・・
まずは普通に始まった試合。
球七、球二、球三郎が出塁し(たぶん・・・何度も観たのに、やっぱりウロオボエだ)4番球一の打席!!
氏家は関節をはずしたり戻したりの超人的技を使って、どうも一撃必殺らしい、ぐりんぐりんとループを描いて回転する(?)スクリューボールを投げちゃったりするんですが・・・・
驚愕に包まれるアストロ球場。
氏家の哄笑の中、球一は、な、なんと!!!
前回の第6球で鍛えた背中で凶悪な殺人ボール受け、へ、なんともないぜと一塁に出塁するのでありました
ここで、大門兄ちゃんは陣流拳法を応用して球一を特訓したことを見破り、球三郎に皮肉を言うのですが、私の大好きな伊集院兄弟の話はまた今度
アストロ優勢のまま試合が進み氏家はついに自分のもてる力総てを使って、アストロ超人たちを撃沈するために出撃する(?)
球八の足の甲をえぐり、球七の足をつぶし、球三郎をビーンボールで撃沈し、頭から血を噴出しながら球一の首を切り裂く魔球を投げたのは前回の書いたとおり。
・・・・あれ、2番バッターの球二は・・・ まあ、いいや
で、総ての力を出し切った氏家君は、そのまま精神的に帰らぬ人になってしまったわけです。
一瞬で白髪となり、ボケてしまいました
試合のとき45歳、昭和3年生まれで終戦の年には・・・・ええと・・・16~17歳の少年兵で、出撃の日が終戦の日(つまり昭和20年の8月15日)に重なって死なずにすんだ特攻隊の生き残り、という設定です。
特攻隊というからには、有名な鹿児島の知覧にいたと思われます。たぶん
あららぎの行きつけのお医者さんは、人間魚雷で有名な回天の生き残り。
回天は特攻隊の海軍版で、人間魚雷というように大きな魚雷型の潜水艇に片道分の燃料を積んで、敵艦に体当たりをするというおよそ成功率の低い作戦に使用されました。
そのおじいちゃん先生は、中野の陸軍兵学校と並び称される江田島の海軍兵学校出身のエリート。
ゼロ戦とかに乗っていたパイロットたちがエリートだった(終戦ごろはみんな死んでしまって、もうそれほどの熟練者はいなかったらしいですが)のと同じように、回天に志願したのは海軍の若手のエリートたちで、彼の先輩の優秀な人たちがみんな死んでしまったと、気が向くと話してくれます。
神風特攻隊の方が有名なので、あまり回天は知られてませんが・・・
特攻隊の成功率もかなり低かったようですし、回天はもっと低いし・・・・
生き残ってしまった(たぶん、本人は当時はそう思っていたのではと)おじいちゃん先生は、終戦後学校に入りなおして医者になったということで・・・・氏家君とほぼ同年輩と思われます。
高速回転し燃え上がる魔球が球八の足の甲をえぐったとき
「ひどい、スパイクが破れて、肉が焼け焦げて骨まで!!!」(球二談)・・セリフはみんなウロオボエです。
なんて、酷いことをするんだ! となじるアストロナインに対して
『兵隊さんはな、雑草を食い、泥水をすすって、銃弾の中を死んでいったんだ。それに比べりゃ、そんな傷などたいしたことはない』
と、おっそろしく、あさってなセリフをはく氏家。
更に会話を追うと・・・
『古臭いことをいううな』
『今のお前たちの青春も、わしら戦中派の青春の生きた青春の上にきずかれちょるんだ』
世代間ギャップというよりも、もともと会話が成立しないようです。
お互いにカケラも理解し合えることなく・・・・というより、読者だって全然理解できないくらいに唐突に出現して、その強烈な顔と個性で、どうしてこいつがここにいてここまで掘り下げて描かれるの?なギモンも踏み潰してしまったのですが・・・・試合が進むアストロ球場。
主役より詳しく過去だのなんだのを描かれながら、結局アストロナインには何の共感も感銘も与えられなかった氏家君。(球一が「死を覚悟した奴にはかなわねえ!」とか言ってるけど)
大門兄ちゃんとは対照的だなあ・・・
21世紀の若者同様、昭和29年生まれのナウいヤング(いつの時代の言葉だ)には、戦中派の悲哀は伝わらないということなのでしょう(そうか!!??)
まあ、アレで伝われってのもな・・・・_| ̄|○
死に場所も探すのはいいが・・・・関係ない奴を道連れって・・・歪みすぎっすよ、氏家の大将!!!!
昭和3年生まれということは・・・計算中・・・・2006年には78歳!
45歳で燃え尽きてボケてしまった氏家君は、あのあとどうしたんだろう?
ドラマ見てると、ベンチから消えてゆく白髪の氏家君の行く末が気になってたまりません。
せめて、金持ちの球四郎君が、いい老人ホームにでも入れてくれて、静かな余生を送っていてほしいなとか・・・・
球四郎! そのくらい面倒見ろよ!!!!!
じゃ、またねー
第2弾というあたりで既にまとめてないんだけど、そのあたりは、まあ、あんまり気にせずに・・・・
というか、本人が全然気にしてないだけですが
え~、ビクトリー球団といえば、昨日のその1でも書いた「氏家慎次郎」
特攻隊の生き残りで、己の死に場所を求め続けた氏家慎次郎君。
終戦後、アメリカの大リーグ(ドラマでは独立リーグ、原作ではナショナルリーグとなっている)に入り、得意のスクリューボールやビーンボールで対戦チームを恐怖に陥れたという、ステキな人です。
球四郎はいったいどこでこんな人とお知り合いになったのか謎。(考えてみると大門とお知り合いなのも不思議)
刑務所に入っていたのを、どういう手口を使ったのか、出所させてアストロ超人を倒すべき敵としてご紹介するわけですが・・・・
まずは普通に始まった試合。
球七、球二、球三郎が出塁し(たぶん・・・何度も観たのに、やっぱりウロオボエだ)4番球一の打席!!
氏家は関節をはずしたり戻したりの超人的技を使って、どうも一撃必殺らしい、ぐりんぐりんとループを描いて回転する(?)スクリューボールを投げちゃったりするんですが・・・・
驚愕に包まれるアストロ球場。
氏家の哄笑の中、球一は、な、なんと!!!
前回の第6球で鍛えた背中で凶悪な殺人ボール受け、へ、なんともないぜと一塁に出塁するのでありました
ここで、大門兄ちゃんは陣流拳法を応用して球一を特訓したことを見破り、球三郎に皮肉を言うのですが、私の大好きな伊集院兄弟の話はまた今度
アストロ優勢のまま試合が進み氏家はついに自分のもてる力総てを使って、アストロ超人たちを撃沈するために出撃する(?)
球八の足の甲をえぐり、球七の足をつぶし、球三郎をビーンボールで撃沈し、頭から血を噴出しながら球一の首を切り裂く魔球を投げたのは前回の書いたとおり。
・・・・あれ、2番バッターの球二は・・・ まあ、いいや
で、総ての力を出し切った氏家君は、そのまま精神的に帰らぬ人になってしまったわけです。
一瞬で白髪となり、ボケてしまいました
試合のとき45歳、昭和3年生まれで終戦の年には・・・・ええと・・・16~17歳の少年兵で、出撃の日が終戦の日(つまり昭和20年の8月15日)に重なって死なずにすんだ特攻隊の生き残り、という設定です。
特攻隊というからには、有名な鹿児島の知覧にいたと思われます。たぶん
あららぎの行きつけのお医者さんは、人間魚雷で有名な回天の生き残り。
回天は特攻隊の海軍版で、人間魚雷というように大きな魚雷型の潜水艇に片道分の燃料を積んで、敵艦に体当たりをするというおよそ成功率の低い作戦に使用されました。
そのおじいちゃん先生は、中野の陸軍兵学校と並び称される江田島の海軍兵学校出身のエリート。
ゼロ戦とかに乗っていたパイロットたちがエリートだった(終戦ごろはみんな死んでしまって、もうそれほどの熟練者はいなかったらしいですが)のと同じように、回天に志願したのは海軍の若手のエリートたちで、彼の先輩の優秀な人たちがみんな死んでしまったと、気が向くと話してくれます。
神風特攻隊の方が有名なので、あまり回天は知られてませんが・・・
特攻隊の成功率もかなり低かったようですし、回天はもっと低いし・・・・
生き残ってしまった(たぶん、本人は当時はそう思っていたのではと)おじいちゃん先生は、終戦後学校に入りなおして医者になったということで・・・・氏家君とほぼ同年輩と思われます。
高速回転し燃え上がる魔球が球八の足の甲をえぐったとき
「ひどい、スパイクが破れて、肉が焼け焦げて骨まで!!!」(球二談)・・セリフはみんなウロオボエです。
なんて、酷いことをするんだ! となじるアストロナインに対して
『兵隊さんはな、雑草を食い、泥水をすすって、銃弾の中を死んでいったんだ。それに比べりゃ、そんな傷などたいしたことはない』
と、おっそろしく、あさってなセリフをはく氏家。
更に会話を追うと・・・
『古臭いことをいううな』
『今のお前たちの青春も、わしら戦中派の青春の生きた青春の上にきずかれちょるんだ』
世代間ギャップというよりも、もともと会話が成立しないようです。
お互いにカケラも理解し合えることなく・・・・というより、読者だって全然理解できないくらいに唐突に出現して、その強烈な顔と個性で、どうしてこいつがここにいてここまで掘り下げて描かれるの?なギモンも踏み潰してしまったのですが・・・・試合が進むアストロ球場。
主役より詳しく過去だのなんだのを描かれながら、結局アストロナインには何の共感も感銘も与えられなかった氏家君。(球一が「死を覚悟した奴にはかなわねえ!」とか言ってるけど)
大門兄ちゃんとは対照的だなあ・・・
21世紀の若者同様、昭和29年生まれのナウいヤング(いつの時代の言葉だ)には、戦中派の悲哀は伝わらないということなのでしょう(そうか!!??)
まあ、アレで伝われってのもな・・・・_| ̄|○
死に場所も探すのはいいが・・・・関係ない奴を道連れって・・・歪みすぎっすよ、氏家の大将!!!!
昭和3年生まれということは・・・計算中・・・・2006年には78歳!
45歳で燃え尽きてボケてしまった氏家君は、あのあとどうしたんだろう?
ドラマ見てると、ベンチから消えてゆく白髪の氏家君の行く末が気になってたまりません。
せめて、金持ちの球四郎君が、いい老人ホームにでも入れてくれて、静かな余生を送っていてほしいなとか・・・・
球四郎! そのくらい面倒見ろよ!!!!!
じゃ、またねー