それさえもやはりヲタクな日々・・・

まったり生温いヲタク生活を続ける今日この頃を、ゆるゆると書き連ねる

男はやっぱり"I LOVE YOU."と親友に囁くのか?

2012-05-05 23:24:55 | シネマグラフ
1年以上ぶりにブログ書いてます。
ついでにテンプレート変えたりして。
やっぱ、私は夏ボケだよね。昔は真冬も夏ボケしていたし。

この頃、映画を立て続けに見ました。
「シャーロック・ホームズ2」
「タイタンの逆襲」
「ブラック アンド ホワイト」

タイタンはね、普通の(?)ギリシャ神話を題材にしたペルセウスの英雄譚だったんだけど、甦るクロノスより、軍神アレスより、CGのキメラより、さらに主人公より、ずっとずっとゼウス、ハデスのじいちゃんズが素敵だった。
物語の構成上、ポセイドンがそろわず、三兄弟そろい踏みがなかったのが、非常に残念でした。

近頃の英雄譚ってカッコイーお兄ちゃんじゃなく、おじちゃんがやるんだねー)^o^(


で、問題はホームズとブラック アンド ホワイト。

ホームズとワトソンは1作目にも増してラブラブで(いえ、ワトソンくんはちゃんと結婚しましたけど)、「君のためなら死ねる」レベルがさらに上がっていたような。
これって私の偏見ですか?
アクションもさらに派手になってて、アフガン戦争に従軍した軍医殿は武器はオールマイティで、超お役立ち。
二人そろって、今までのイメージを楽しくぶち壊してくれます。

字幕も日本語版も楽しかったよー。
ちなみに前回に引き続きホームズは「ひろし」こと藤原啓二、ワトソンは「帝王」森川智之。
どっちもけっこー騒がしい。

なんの予備知識もなく見たのが「ブラック アンド ホワイト」。

意外にね、おもしろくて大笑いしました。
話はいろいろあるんだけど、こいつらがね、ハグし合って「I LOVE YOU.」言ってるんです。

まあ、親友でも、あっちじゃそうなんだろうけど。
どっちも、恋人とか復縁した奥さんとかいるけど、なんだかなー、でした。
ギャグの方が強烈で楽しかったけど。

ホームズはもし3作目ができるとしてら、ワトソンくんの奥さんは病気でお亡くなりになっちゃうんだよねー、原作通りだと。
それで、コンビふっかーつになるんだけど、そうなったら、ワトソンくんあまりにも可哀そうです。

彼に平穏で普通の幸せを願う私としては、このままずっと幸せに暮らしましたとさ、になってほしい気もします。

でも、続編を超期待!!!
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ワトスン!きみはカッコいいよ(´∇`)

2010-09-17 23:23:25 | シネマグラフ
2年半ぶりにコンニチハ(=゜ω゜)ノ

たまちゃんが3年物のパルミジャーノ・レッジャーノをお土産に買って来てくれたので、
ブルーチーズに赤ワインも併せて、美味しくいただいています。

冷蔵庫で硬くなりかけたベーグルの紹介も忘れちゃならねえな。
噛みごたえがあっておいしいですよ。

ここ数ヶ月で映画をいくつか見たのですが、一番のオススメは「シャーロック・ホームズ」
いやー、何とワトスンくんのカッコよかったこと。
最初に宣伝のポスターを見たとき
「え、この立ち位置、どう見てもワトスンだよね?
 モリアーティとかじゃないよね?????」
と、思ったのが衝撃の一番目でした。

別に今までのドラマや映画に毒されていたわけではないけれど、
シャーロック・ホームズよりカッコいいワトスンってどうなのよ!
と、思わず突っ込みたくなるジュード・ロウの二枚目ぶり。

ワトスン、ホームズの嫌がらせや邪魔にめげず、無事新妻と幸せになれよ!

な~んて、思わず応援したくなっちまいました。


字幕版、吹き替え版、双方を見たのですがホームズはアイアンマンと同じ藤原啓治、
ワトスンは(表記はワトソンだったかな?)何と、帝王!森川智之!!

ワトスンがヒーロー声です。

あ、マカダミアナッツチョコも美味しい(=´∇`=)
いえ、本題とは関係ありませんが・・・・。

ホームズはコカイン中毒で武術を習得してて、妙な科学知識に強くてとエキセントリックな
キャラであることは、原作でも勿論ですが、ワトスンはどちらかと言うと穏やかなイメージで書かれていたような、遠い過去の記憶が・・・・・。
いえ、ほんとに遠いのでちょっと自信はないのですけどね。

しかし、穏やかと言ってもアフガン戦争だったかに従軍していた軍医さん。
足の怪我で除隊したか予備役になったか、だったと思うので、基本軍人さんです。
原作でも格闘シーンはあったと思うのですが、ジュード・ワトスン、働くこと働くこと。

お人よしは原作のままで,ホームズを見捨てられずにとことんこき使われて、危ない目にあっています。
オマケに、やっと愛する人を見つけて幸せになろうとしているのに、ワトスンに逃げられたら寂しいホームズに、邪魔され、相手の女性にも嫌がらせをされ、それでも見捨てられなくて、・・・・って不幸だなあ。

コナン・ドイルは無事に結婚させ、ワトスンくんをちゃんとベーカー外の魔窟(?)から救い出しますが、ファンの要望に負けたのか、細君は数年で病死し、失意のまま再度ホームズとルーム・シェアすることに。

ワタクシ、ワトスンくんの幸せを祈る常識人ではありますが、かなり気に入ったので続編を早く作って欲しいなあ、なんて思っています。
原作を踏襲するなら、そのとき細君はもうお亡くなりになっているのだろうなあ。
可哀想に。

すでに、DVD、ブルーレイ抱き合わせセットが発売されています。
あんまり気に入ったんで、つい、買っちゃいました。

全然ストーリーとか紹介しませんでしたが、いままでにない、ホームズとワトスン。
興味があられたら、ご覧になってはいかが?
損はしないと思うけどなあ。

次は、プリンス・オブ・ペルシャでも。

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エドワード・シザーハンズは塩沢さん!!!

2006-06-16 03:31:08 | シネマグラフ
今更なんですがティム・バートン監督、ジョニー・デップ主演の『シザーハンズ』を観ました。

原題には『EDWARD』が前にくっ付いてるんですね。初めて知っちゃったり・・・・

けっこー、そっち(どっち?)方面では話題作だったのにずっと観ずに来て、今更ながらどうしてDVDを買う気になったかというと・・・・・

「南米大陸の某熱帯雨林商店」で『パイレーツオブカリビアン』の検索を掛けていたら、ジョニー・デップつながりで出てきまして・・・・・

ナンとね!

タイトルのすぐ下に監督でも主役でもなく『塩沢兼人』の文字が

塩沢さんのお声が聞けるのならと、速攻買っちゃいました。

安かったし


塩沢兼人さんと言えば(読みは「しおざわかねと」)

ガンダムのマクベ

はーいあっこです!のジュンちゃん

ビックリマンのナレーション

ゴーショウグンのブンドル

聖闘士星矢のアリエスのムウ

銀河英雄伝説のパウル・フォン・オーベルシュタイン

アルスラーン戦記のナルサス

コーエーを初めとするドラマCD等の諸葛孔明

などなど・・・・・

コナンの白鳥警部補とかしんちゃんのぶりぶりざえもんが有名かな? 

をあてた方。



塩沢さんが急逝されてはや6年。

新聞記事を見たときは、なんか嘘みたいでびっくりしてしまいました。

どんな役でもみごとにはまっちゃうちょっと癖のある艶のある声と演技力で、どこに登場していても一声で「塩沢さんだあ~」な感じで、大好きだったので、とても残念でなりません。

で、ジョニー・デップのためでもその作品の内容でもなく、吹き替えた塩沢さんのために買っちゃった『シザーハンズ』は、綺麗なおとぎ話でした。

このDVD、再生するとデフォルトで日本語吹き替え版に設定されていて、少々ビックリしましたけど。

発明家の博士に作られたクッキーのハートとハサミの手を持つエドワードは、博士の死後、丘の上のお屋敷に一人ぼっちで暮らしているのですが、ある日、化粧品のセールスレディ、ペグに発見されて彼女の家に。

魔法のように植木も髪の毛も美しくカットする彼は街の人気者になるけど、自分勝手な人々に裏切られ、街の人々から糾弾され追い掛け回されて悲しい結末を迎えます。

恋仲になったペグの娘の機転で死んだことになったエドワードは、2度と彼女と会うこともなく再びひとりぼっちで屋敷に暮らし、それから毎年クリスマスになると、降らないはずのこの街に美しい雪が降るように・・・・・

たくさんの人がこの映画のことを褒めていたけど、みんなが言うだけのことはあるみたい

人々の身勝手さや傲慢さを様式的に描いて見せて、作り物で奇怪な姿のエドワードの純粋さや悲しい怒りを際立たせてみせます。

悲しいけどとても美しい物語でした。


クッキーのハートを持ったとても優しくて純粋なエドワードに塩沢さんの繊細な声と演技がぴったりでした。

惜しむらくはエドワード君は無口なのであまりお声が聞けなかったことでしょうか??

お亡くなりになってなければその後のジョニーの吹き替えは塩沢さんだったかもと思うと、さらに残念で残念で

塩沢さんなら、どうも凝り性のようなジョニー・デップのどんな演技にもぴったりのアフレコをしてくれたことでしょうに。

本当に上手い声優(俳優)さんたちは役に合わせて声の質から変えて演技しますから、ああ、プロだなあと感動しちゃいます。

ことによったら、お気に入りの声優さんたちの声がわからないときもよくありますし。最後のスタッフロールを見て、え?あの人出てた??みたいな。

特徴的な声でおじさんたちでさえ、一声聞いて「この人シャアの」声の人でしょ」と言われる池田秀一さんなんか、声を変えられると絶対わかりません。
もの凄く演技の上手い人ですから完全に役に合わせてしまうので、有名な「池田秀一」がまったく出てきませんしねえ。

ガクゼンとさせられますよ


ちょっと気に入ったので、ジョニー・デップは上手い人にあててもらいたいものだと。

パイレーツオブカリビアンの吹き替えを聞いて、そう思ってしまいました。

声は嫌いじゃないんだけど、どう見てもデップのあの妙な演技を表現できてなくて。おしいなあと思っちゃったもんですから。


けっこー声はこだわる方なので・・・・・



まあ、それは置いといて、近頃塩沢さん以上にお気に入りの声に出会えないのが寂しいです。

ビデオではたくさん持っていたのですが、機械が壊れたのを機に処分しちゃったので、やっぱ、DVDを買い揃えなきゃかなあ



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華氏911を観~ちゃった♪

2006-05-09 02:57:44 | シネマグラフ
この頃CSをぱしょぱしょチャンネル移動していると、妙なものにブチ当たることがあって楽しい!!

今日は一昨年ぐらいに話題になった、マイケルムーアの『華氏911』に行き当たって観ちゃいました~♪

いつものように途中から・・・・○| ̄|_


なんかね、報道なんかからすごくおちゃらけた風刺映画かと思っていたら、ユーモアやウィットは効いていたけど、ごくごくまともな映画だった。

ブッシュと彼を取り巻く連中が始めた戦争が一体どういうものであるかを、アメリカ人の視点で浮き彫りにしてみせている。

たとえば第三者としての日本人とか、もちろん攻撃され虐殺されているイラク人とかではなくね。第三者や被害者には批判は容易だもんね。


アメリカの政権を握ってる連中が嘘とごまかしで国民の恐怖を煽り、自由の国の国民がその恐怖のために自由を手放して支配階級たちに都合のいいように操られていく姿や、巧みなアジテーションで戦争へと先導していくところは、第2次世界大戦前のファシズムの国々とあい通じるものがあります。


ナチの天才的な宣伝担当大臣ゲッペルスも「嘘も100回聞かされると国民は信じる」とか言ってそれを実践し、効果のほどは大戦前のドイツを見れば一目瞭然。

情報を操作し、上手いCMを流し続けたほうが勝ちっていうか、また、そんな世の中になってきたのかなあ・・・・・

戦前の日本でも国民は嘘とも知らず大本営発表を信じてきたんだもんね。


というか、昔のSFが危惧し予言した恐怖の管理社会への第1歩というべきか。

『華氏911』というタイトルからして、レイ・ブラッドベリの『華氏451』のパロディというかオマージュというか微妙なところ。

華氏451度って本が発火する限界温度だそうです。
『華氏451』は本というものが禁止されている世界。現実のファイヤーマンは消防士さんのことだけど、この話の中では体制が禁じている本を隠し持っているものを見つけてそれを焼いて回る連中のこと。

その世界で一般の国民は何の疑問も抱かずに生きているんだよね。

で、本を持ってる奴を密告したりするの、確か。
国民はバカであるほうが支配しやすいという、知識を弾圧する世界だったと思う。

もう、三葉虫が海の中を遊泳していたくらいな昔に読んだので、いつものように細部は忘れてしまったけどさ


嘘とごまかしとアジテーションで国民をミスリードしていく奴って、ほら、極東のどなたかにそっくり!

西と東で規模は違うけれど兄弟のように似たやつが政権を取ってなんか地球規模で不幸だなあ


ピンポイントのクリーンな戦争を強調した米政府のプロパガンダと違って、アメリカの軍人の方から見たって戦争は悲惨で正義のカケラもないことを、けっこー軽く主張してみせる。


イラクでの凄惨な映像も入ってるけど、あれはアメリカでは報道されなかった部類の映像なんだよね、きっと。もちろん日本でも放送されない。

いつも思うんだけど、酷い事実をありのままに言うと、そんな酷いことをいうなんてと非難する人がいる。

酷い事実をありのままに見せると、こんな酷いものを特に子供などに見せてはいけませんという、ごくごく教育的で常識的な人がいる。


でもね、思うんだけど・・・・

言ってることが酷いんじゃない

報道されていることが、その画面が酷いんじゃない



その、事実が酷いんだって



そしてその酷い事実を隠そうとする奴が、なによりももっと酷い


子供にだってトラウマになるほど酷いものを見せろよ!!

私だって原爆の写真はけっこートラウマになったし(でもこのごろは私がトラウマになったような写真とかは展示されてないらしい)

そしたら、洗脳でもされない限り戦争行って人を殺そうとか思わなくなるんじゃないの?

国民がそう思っちゃったら都合悪いんで、見せないんだろうけどね。

アメリカは戦死者の棺の映像も報道規制したらしい。


アメリカでも軍人になるのは低所得者層の若者なんだよね。
職もなく、学校にも行けず、軍は大学への奨学金とか甘い言葉で若者を誘い、彼らは戦場に行く。

面白かったのは、監督のムーアが、イラク戦争が正義の戦争だと推進するのなら、自分の子供を軍に志願させたらどうかと議員たちに勧誘する最後の場面。
議員の子弟で従軍しているのはたったの一人らしい。
で、ムーアの呼びかけにみんな逃げるように去ってゆくの。

勧誘パンフレットを片手に議員に声をかけていくムーアの、ウィットにくるまれた怒りが感じられちゃう。

世の中、ホントに欺瞞に満ちている。

今のCM政治を見ていて思い出す言葉がある。

学生時代に歴史の授業で習った『衆愚政治』って言葉。

これって今の劇場型政治にそっくり

歴史が現実の世の中の理解の役に立つことってあるんだなと、思っちゃいました。


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『MUSA-武士-』の前半観ちゃいました(=゜ω゜)ノ

2006-04-24 01:03:17 | シネマグラフ
韓国映画『MUSA-武士-』の前半を観ました。

私の予想と大筋では一緒でしたが、思ったよりは複雑なストーリー展開で、想像していたより長い映画でした。


ヨソルくん役のお兄ちゃんのお名前を忘れたので、ネット検索していたらディレクターズカット完全版DVD発売!!の記事があったです。

え~と、本編154分・・・・・

ということは、今回放送されたのは通常版のようですね。


前半から、チョン・ウソンくん、カッコよかったです

MUSAは明との関係を修復しようと高麗が送った使臣団の物語です。

モンゴル人の征服王朝「元」を北方に追い、漢民族の王朝「明」を建国した朱元璋に取り入るため、今まで元に対して臣下の礼を取ってきた高麗は明に対して使臣団を数回送りますが、明との行き違いや誤解から彼らは総て投獄され、主人公たちは流刑の憂き目に会うわけです。


後半を観たときにも書いたけど、朝鮮半島の国にとって隣接する大国との友好関係は国の存亡に関わる重大事件。
常にそのときの王朝と良好な関係を作っておかないと、それこそすぐに滅ぼされてしまいます。


中盤で黄河を渡って逃げると言うセリフがあることから、主人公たちの使臣団はオルドス地方(黄河が北方に大きく湾曲した部分。内蒙古の一部)の東、黄河より北、長々と続く万里の長城よりも南のあたりに・・・・流されたのかな?

朱元璋は、未だ南京に都を置いていたはずで、一応長城以北にモンゴルを追ってはいても、このあたりは勢力的に微妙なあたりなのでは????な部分です。


で、案の定、ランブルファ将軍配下のモンゴル軍に襲われて明軍は皆殺しになり、もともと元に臣従していた高麗人たちは命を助けられます。

このとき、正使は流れ矢に当たって死亡。高麗への過酷な逃避行のさなか、老齢の副使も亡くなってしまいます。

この、副使の奴隷として使臣団に属していたのが、チョン・ウソン演じるヨソルくん。寡黙な槍の名手で、副使のおじいちゃんをとっても愛していたらしく、死亡後もなかなか埋葬しようとしません。

死なせてしまったことをすごく悔いて、遺体を故郷まで連れて帰ろうとしていたのでしょうか??

そこのところは朝鮮半島の文化的背景があるのか、ヨソルくんの個人的な理由によるものかはわかりませんが・・・・・


水も食料も尽き、熱砂の砂漠を渡ってきた使臣団の生き残りは、出で立ちから見るにホラズムとかそのあたりの西方からシルクロード旅してきたと思しき隊商のテントにやっとこさたどり着いて、そこで偶然出会った高麗の僧に助けられます

そこで前に自分たちを襲ったモンゴル兵たちを率いたランブルファ将軍と、なぜこんなところにいるのかどう考えてもわからない、チャン・ツィイー扮するランブルファ将軍に捕まっちゃった朱元璋の姫君に出会っちゃいます。

御約束どおり美人で高慢でわがままなお姫様


当然、ア ボーイ ミーツ ア ガール な訳で、姫が輿から落とした助けを求める絹の手巾を拾っちゃったチェ・ジョン将軍は、一石二鳥のステキな妙案を思いつきます(←私の意見っす)

つまり・・・・

可愛い姫を助けて明に連れて行けば朱元璋に恩を売って使節団も信用されて、当初の目的を達成出来るじゃん♪ という、壮大なもの。

お前、逃げるだけで命からがらなのに、わがままねえちゃん連れて砂漠越えして行くのかよ!!!!と100人のうち100人が突っ込みそうな作戦を敢行しちゃうんですネエ


行軍するモンゴル軍を待ち伏せし、姫と、副使の遺体を辱めた商人たちをあっという間に倒しランブルファに気に入られて捕虜になった(?)ヨソルを助け、明は南京に向って逃避行! 

このとき、姫は危機を救ってくれたヨソルくんをちょっと気に入ったようで、お、三角関係?と思いきや、そっち方面のお話はほとんど発展しません。

ただ、二人がお姫様をひたすら守ろうとするところがお約束どおりです。



黄河の渡しを抑えられ、モンゴル軍から逃げ出した漢人たちまで引き連れて、渤海湾を目指すことにした彼らですが、姫がこっそり出した書状をランブルファに抑えられ、行き先はばれるわ、助けは来ないわ、追いつかれて廃城を取り囲まれるわ・・・のあたりで、前回書いた後半部分へと繋がるわけです。

結局はモンゴル軍もヨソルを含む高麗人たちもほぼ全滅で、生き残ったのは姫と漢人の庶民と高麗人の隊正のおじさんだけ。

おじさんが、ちっちゃな船で救援を求めて渤海湾に漕ぎ出すところで終幕です。


133分、けっこー長いぜ。


あらすじはこうなんですけどね、この映画の見所は、戦闘シーンのカッコ良さ

にいちゃんやおっちゃんが良いんですねえ。


ヨソルくん、ほんとにかっこいいです

でかくて重量級の人が美しい殺陣(ああいうのは普通美しいって言わない?)をするところって、見ごたえがあってステキです。
186cmってハリウッド映画ならそう大きくもないのかもしれませんが、アジアではやっぱりでかく見えますね。

殺陣の演出も中国風のスピードがあっても軽いというやつではなくて、人の体を貫く衝撃とか重みとかリアルな感じがしますし、CGの使い方も渋く決まっていたようです。

ストーリー展開にはあまり関係ないとどこかのサイトに書いてありましたが、21分長くなるそうなのでディレクターズカット完全版買っちゃおうかしら・・・

そんなに高くないし・・・・



そうそう、チェ・ジョン将軍のチョ・ジンモくんもなかなかです。


ヨソルくんがひたすら強くて揺るがないのにくらべて、名家のおぼっちゃんらしい将軍は、いまいち根性が座ってないというかけっこー揺れ動きます。

見かけも、ヨソルくんのふてぶてしさに比べてちょびっと繊細そうで・・・・
二人とも演技が上手いのか持ち味なのか、他を見たことないのでわかんないけどね。

彼は揺れながらも強くあろうとする、そういう純粋さと強さを持っていて私的には高感度の高いキャラでした。


自分が臆病者の根性なしなので、かえってそういうお話やキャラクターにあこがれるのでしょう。
自分は俗っぽいのですが、無私の人が大好きです。

無私の心を持っていても何かを勘違いしている人は、願い下げですけどね。



今の日本の、弱さをことさらに肯定するタイプのドラマが好きではないので、アジアンな映画が私向きなのかも・・・・


でも、韓国の現代もの(?)はちょっと・・・・昔々の日本少女マンガのようなストーリーが多いようなので、見ていることができません。

話がべたべたしてくると苦手で・・・・・

いや、べたべたしててもいいのですが、最後には拳で大地を叩き、歯を食いしばりながら立ち上がる勇気と根性が欲しいと・・・・・

え、それじゃラブストーリーにはならない??

まあ、そうなんですが・・・


ハリウッド映画にあまり魅力を感じなくなってしまったこのごろです。

映画はやっぱりアジアが熱いのでしょうか

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