それさえもやはりヲタクな日々・・・

まったり生温いヲタク生活を続ける今日この頃を、ゆるゆると書き連ねる

アストロ球団第7球~第9球・その1

2006-03-15 22:56:06 | アストロ球団
アストロ球団第7球から第9球観ちゃったあ~


て、もうずいぶん前で、しかも何度も何度も見たんですが・・・・

しかも、最後まで原作はウロオボエのままで書くぞ!!!と宣言しながら、ついに原作読んじゃいました~

いや~、思いっきり、限りなくいっぱい、中身を忘れておりました。


それでも球三郎と大門の馴れ初め・・・・じゃねえ、生い立ちとか、改心した球六クンの超いい人っぽいおやじっぷりとか、眼帯のバロン森とかちゃんと覚えていたんだから・・・・まあ、いいじゃん

話の中盤は飛ばし飛ばしでもけっこー覚えていたんだけどね、最初の方は、初っ端のブラック球団を完全に忘れているし・・・・


球六が登場した場面なので読んだのは間違いないんですが、相変わらずステキな記憶力です



さて、第7球


いよいよ、アストロ球団7人と、同じアストロ超人の一人である球四郎率いるビクトリー球団との死闘が始まります。


何か知らんが、日本の政財界のドンと思しき峠会長の孫で生まれつきの聡明さで将来の跡継ぎと目されていたのですが・・・

なんですが、父親である会長の息子が早死にして、しかも妾腹である上に奇妙なボール型の痣まで生まれつきあると言ううんで、一族中からいじめられ、そのために世をすね、同じあざを持つアストロ戦士まで忌み嫌っている・・・・とかいう・・・困ったチャン


ちょっとした思い違いから父を殺してしまい、さらに誤解から弟の球三郎を憎んだ陣流拳法の総帥、大門さんといいコンビです。


ビクトリー球団の最初のピッチャーは、第6球の最後に刑務所から出てきた氏家慎次郎さん、45歳!!!!! でした。

昔は若かったけど(だれでも昔は若い)、いまや中年太りのデビット伊藤さんが、額の日の丸鉢巻に自分の位牌を逆さに挿し、ビーンボールだのスクリューボールだのを好投!!!??


球八の足の甲はえぐれて焼けただれ、球七の脛は切られ、心眼で球筋の読めなかった盲目の球三郎は頭にデッドボールを喰らい、球一はボールの皮を縫った縫い目を爪で切り解くという細工を施した氏家の反則魔球によって、首の頚動脈すれすれを切られるという、もう野球なんだか、何なんだかという楽しい展開が続きます。


この物語は昭和48年が舞台。

ということは、アストロ球団オーナーにして監督のJ・シュウロだけでなく、45歳の氏家も戦中派。彼は実は神風特攻隊の生き残りで、終戦で死にはぐれたという辛い過去を持つ男であったのだ


特攻するに値する巨大な敵を求め、死に場所を求め続けてきた氏家は、アストロ球団を己の命を懸けるに相応しい相手と認め、己の持つありとあらゆる反則魔球を使って、アストロ戦士たちをグラウンドに沈めていく。


渾身の力を振り絞り、体中から血を吹きながら(なぜ?)球一を倒した氏家は、一瞬にして白髪の老人となり燃え尽きるのであったー!!!!


ふう 迷惑な奴・・・・_| ̄|○


恍惚のぢいちゃんになった氏家を、優しくマウンドからベンチに案内する大門さんがステキ


神経細いから窮地に追い込まれて心を病み、弟を憎むだけでなく非道な仕打ちを繰り返す大門さんも、燃え尽きた恍惚の人には優しいようです。

球三郎は優しそうに見えて、ワイヤーロープを束ねた神経線維を持っていそうなほど図太そうなのに・・・・大門さんは弟思いで、優しくて、すごく繊細そうです。

やっぱり実の兄弟ではなかったのよね!

うーむ、納得


大門さんの誤解というのは(前も書いたっけ?)

『自分の実の父は、陣流拳法先代総帥陣平助で、現総帥で父と思っていた伊集院千岩に闇討ちで殺され、千岩は平助の子である自分を実の子である球三郎と一緒にわが子として育てた』

というもの。
これは大きな間違いで・・・じつは

『陣流拳法先代総帥陣平助の子は球三郎の方で、現総帥、伊集院千岩は闇討ち平助を殺し、その良心の呵責から球三郎を実の子大門の弟して、溺愛して育てた』


つうのが真実だったのでした


何でそう思い込んだかと言うとね、原作では、父ちゃん同様球三郎を猫かわいがりしていた大門兄ちゃんは、力で勝ち取ったものが次の総帥になるという陣流のオキテを回避するため、球三郎に跡継ぎの座を譲って、若くして家を出て自立しようとするのですが・・・・

いかんせん、田舎の美味しい空気に慣れた身には、昭和40年代の高度成長時代の汚染された都会の空気があまりに強烈だったのか、病になり、ひとり力尽きて入院という事態に陥り、最後の小銭で父に助力を請うが・・・


生まれてこの方病気一つしたことのない健康親父の千岩(たまちゃんのおにいちゃんの説)は、病は精神力で治るとでも思っていたのか、はたまた大門をさらに鍛えようと思っていたのか、球三郎は甘やかしながら、大門の懇願を蹴ったのであった。

病気と貧困に追い込まれ、精神を蝕まれた大門は、陣流でささやかれていた噂を真実と信じ込み、千岩を親の敵と、また球三郎をその敵の子と思いこみ、異常な精神状態のまま、関東から鹿児島までを自分の足で踏破し、千岩に誤った復讐をはたした。

そして、知らせを聞き学校から戻った球三郎(このとき高校3年生と言っていたと思うけど・・・だとしたらビクトリー戦のせいぜい1年前だよなあ)をも葬り去ろうと牙を剥くが・・・・前にも書いたとおり、ついうっかり落雷で折れた木の下敷きになるところを助けて自分が怪我しちゃったりする、ちょっと根性なしだったりします。


実写版では、父ちゃんが良心の呵責なのか球三郎可愛さのあまりなのか、大門を差し置いて球三郎を跡継ぎに指名したことに端を発して、誤解したというような展開になっています。


球三郎クン、お兄ちゃんに実は愛されまくっていて、憎しみも愛情の裏返しみたいな・・・・ああ、連載されたのが昭和40~50年代で良かったな。今だったら、絶対イベントに大門×球三郎本が並んでいるよ!!!・・・・orz


・・・・・て、このドラマが放送されてから、既に並んでいたりして・・・・


考えてみたら、別の組み合わせでも・・・・・・鶴亀鶴亀・・・・



さて、気を取り直して、応援の女の子以外で初めて登場した女性キャラ、女医さんに傷の手当をしてもらい、戦線復帰するアストロ超人たち。

この女医さん、辺見えみりが演じてまして・・・・もお、ホントに『うわ~、女だ!女の人だ!アストロの画面に応援団と飯屋のおばちゃん以外に女がいるよ~

なセンセーショナルなできごとでした。


あれれ


前に1度書いたようなことを書いてたら、既にかなり長く・・・


今回はここまで


それでは、『アストロ球団第7球~第9球・その2』でお会いしましょう

コメント
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