感染症内科への道標

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ワクチン:伝える配慮と伝えない配慮

2021-06-13 | 日々の出来事(管理人)
ファイザーワクチンの日本への供給が滞り、当初、わが国でのワクチン接種率が他先進国と比較し大幅に低い結果となりました。
5月に入りモデルナワクチンの認可も重なり、菅首相の賭けともいえる当時としては大胆な1日100万回接種を打ち出しました。

官民一体となった総力戦で、1日100万回の達成はかなり前倒しの方向になり、10月-11月までの希望する方に対するワクチン接種への実現性が高くなってまいりました。
望ましいとは言えない一部の歪みを我慢すれば、中央主導の本当に素晴らしい動きと見受けられます。

このような劇的な動きに反比例するように、手のひらを返したようにワクチン接種に対して不安を伝える報道が目立ってまいりました。

ワクチン接種を控えられた方が、不利益を受けないように、ワクチン未接種により発生した事例は決して報道されず副作用のみが報道されています。



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