こんばんは。なぜ「さあ、書くぞ!」と気合をいれた瞬間、洗濯機が終了を告げる音を発しますか。
グラスホッパーです。
、、、、前置き。
前の記事を読んで、キモくなかった人しか、今日の日記は読んじゃいけません。(爆)
今日のはハンパじゃありませんからね、お願いですから約束してくださいね(笑)
さて洗濯物も干し終わったのでまいりましょう、「バッタのたまにっき。」
『セントラルレディース観戦記2008 完結編』
はじまり はじまり~♪
------------------------------------------------------------
~2008.6.8 決勝(7先) 高木 5-5 野内 ~
このあたりから、景色が変わり始めた。
バッタの頭の回路が暴走しはじめたことが一番の原因であると思われるが、それだけではなかった気がする。
会場の空気が変わりだしたのも、高木プロが伏し目がちになってきたのも、このあたりからだった気がする。
11ラック目のことはほとんど覚えていない。"ブレイク直後にデキデキでサクっとマス一丁"でなかったことだけは間違いない。
経過は覚えてないが、野内プロがとって先にリーチをかけたということは確か。
、、、、ついに王手がかかった、、、、、、、、、、、、
運命の12ラック目。ブレイク後の配置はまたも荒れ模様。
ラック前半の内容はハッキリ覚えていない。バッタの頭はすでに、冷静に見守るだけの理性を失っていた。
しかし、、、、
残りが8・9だけになった後のことは、ハッキリと覚えている。
高木プロが8に挑んで単なるミスの後に渋く残ったのか、アンドセーフをしかけたのかは覚えてないが、渋い配置の8番が野内プロに回ってきた。
あの8番、9番にかぶってカラコでしか当てられないんじゃなかろうか?
いや、当てるだけならあるのか?
ぎりぎりイレもあるのか?
イレがあったとしても、激しく薄い、、、、、
バッタが観ていた位置からだと、カラコしかないように見えた。長い距離のカラコで、渋く残せなかったらそれが最後のショットになるかもしれない。
バッタ「がんばれ、がんばれ、がんばれ、、、、ツキよ来い、来い、来たりゃぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」←鬼の形相
緊迫した空気の中、野内プロが構えた。そしていざショット!
---------------------------------
手玉は直接8に向かう。
バッタ「直接当てられるのか! イレはあるのか、それともかすらせてセフティなのか!?」
8がコーナーポケットに向かう。
バッタ「こ、この角度は、、、、イレがあったのか!!」
猛烈なスピードで走り回る手玉。ゆっくりのったりとポケットに向かう8番。
バッタ「入れ! 入れ! 入れぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」
、、、、、ゴトン。
8番が、ゆっくりとコーナーポケットに吸い込まれた。
-----------------------------------
(---から---の間の時間、コンマ数秒(笑))
会場は割れんばかりの大歓声!! もはや、どちらのホームか分からないような雰囲気。アウェイの選手が出しミスしてもコレだけ盛り上がる、それぐらい難しいショットだった。
残った9番も、先の8番に負けず劣らず、遠くて薄い。しいて好材料を挙げるなら、邪魔玉がないことくらいだろうか。
初優勝に向けたゲームボールに狙いを定めて構える野内プロ。
両腕の筋肉を振り絞るバッタ。
しかし一回ではいけず、一度構えを解く野内プロ。
筋肉の緊張を解くバッタ。
、、、、その時、ふと気づいた。
(はい、ここからキモさMAXだから覚悟してね(爆))
ビリヤードの試合は、見ている選手の下半身が台に隠れて全く見えないことが少なくない。だがその時は、ハッキリと野内プロの全身が見えていた。当たり前のことだが、両足が床についている。
会場のイスは、少しでも配置を見やすくするためか、腰を置く位置が高かった。そう、足を床につけず、足置きがあるタイプのイスだった。
バッタは無意識のうちに、両足を足置きから下ろし、床につけていた。その姿勢は、「イスに座っている姿勢」というよりも、「中腰で気合を入れている姿勢」と言ったほうが正しい。
、、、床を通じて、何かが繋がった気がした。
バッタ「腕の力だけで足りなかったら、足の力も!!! いや、全身の力をつかってくだされぇぇぇ!!!!! 届け、届け、なんか届けぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!」←鬼神の形相
少しでも足を床にへばりつけさせたくて、足の指が靴底をつかむ。
手は太ももの肉をむしりとる勢いで震えている。
全身の間接がきしむような感覚が体中を駆け巡る。
何回か構えなおし、ついに野内プロのキューが手玉を弾いた!!!
バッタ「届け、届け、届けぇぇぇ!!! 入れ、入れ、入れぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!」←閻魔の形相
、、、、、、、、、ゴトン!
9番がコーナーに叩き込まれ、手玉は悠然とラシャの上に止まった。
バッタ「勝った、、、、勝ったぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
野内プロは、高木プロと握手してキューを立てかけるや否や、崩れ落ちるように座り込んで、レールの上で号泣。その光景に、一段と大きな歓声が送られるが、突っ伏したまま手を振るのが精一杯といった様子。
戦いが終わって脱ぎ捨てられた鎧を思わせる、ラシャの上の勝負メガネ。
レールにもたれかかれるようにして勝利に震える英雄。
惜しみなく降り注ぐ大歓声。
立ち上がれない英雄に声をかけにいく戦友たち。
それは紛れもなく、これまでバッタがみたどんな玉屋の光景よりも、、、、、、、
、、、、美しかった。
~つづく~
------------------------------------------------------
おいおい、つづくってなんだよ、完結編じゃなかったのかよ!? という声が聞こえてくるようです(笑)
いやまぁ、勝利の瞬間を書いた記事くらい、「ギャグなし」にしたかったといいますか、、、、
エンディングの後に、よく「メイキング映像」とか、「NG集」とかあるじゃないですか。そーゆーのにまとめられるネタは、そっちにまとめようと思い立ちまして。
次回は、少し感傷的、少しギャグってタッチになる予定でございますです。
今日の記事を見て「キモっ!」と思わなかった人だけ、また観に来てください(笑)
ではまた!!!
グラスホッパーです。
、、、、前置き。
前の記事を読んで、キモくなかった人しか、今日の日記は読んじゃいけません。(爆)
今日のはハンパじゃありませんからね、お願いですから約束してくださいね(笑)
さて洗濯物も干し終わったのでまいりましょう、「バッタのたまにっき。」
『セントラルレディース観戦記2008 完結編』
はじまり はじまり~♪
------------------------------------------------------------
~2008.6.8 決勝(7先) 高木 5-5 野内 ~
このあたりから、景色が変わり始めた。
バッタの頭の回路が暴走しはじめたことが一番の原因であると思われるが、それだけではなかった気がする。
会場の空気が変わりだしたのも、高木プロが伏し目がちになってきたのも、このあたりからだった気がする。
11ラック目のことはほとんど覚えていない。"ブレイク直後にデキデキでサクっとマス一丁"でなかったことだけは間違いない。
経過は覚えてないが、野内プロがとって先にリーチをかけたということは確か。
、、、、ついに王手がかかった、、、、、、、、、、、、
運命の12ラック目。ブレイク後の配置はまたも荒れ模様。
ラック前半の内容はハッキリ覚えていない。バッタの頭はすでに、冷静に見守るだけの理性を失っていた。
しかし、、、、
残りが8・9だけになった後のことは、ハッキリと覚えている。
高木プロが8に挑んで単なるミスの後に渋く残ったのか、アンドセーフをしかけたのかは覚えてないが、渋い配置の8番が野内プロに回ってきた。
あの8番、9番にかぶってカラコでしか当てられないんじゃなかろうか?
いや、当てるだけならあるのか?
ぎりぎりイレもあるのか?
イレがあったとしても、激しく薄い、、、、、
バッタが観ていた位置からだと、カラコしかないように見えた。長い距離のカラコで、渋く残せなかったらそれが最後のショットになるかもしれない。
バッタ「がんばれ、がんばれ、がんばれ、、、、ツキよ来い、来い、来たりゃぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」←鬼の形相
緊迫した空気の中、野内プロが構えた。そしていざショット!
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手玉は直接8に向かう。
バッタ「直接当てられるのか! イレはあるのか、それともかすらせてセフティなのか!?」
8がコーナーポケットに向かう。
バッタ「こ、この角度は、、、、イレがあったのか!!」
猛烈なスピードで走り回る手玉。ゆっくりのったりとポケットに向かう8番。
バッタ「入れ! 入れ! 入れぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」
、、、、、ゴトン。
8番が、ゆっくりとコーナーポケットに吸い込まれた。
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(---から---の間の時間、コンマ数秒(笑))
会場は割れんばかりの大歓声!! もはや、どちらのホームか分からないような雰囲気。アウェイの選手が出しミスしてもコレだけ盛り上がる、それぐらい難しいショットだった。
残った9番も、先の8番に負けず劣らず、遠くて薄い。しいて好材料を挙げるなら、邪魔玉がないことくらいだろうか。
初優勝に向けたゲームボールに狙いを定めて構える野内プロ。
両腕の筋肉を振り絞るバッタ。
しかし一回ではいけず、一度構えを解く野内プロ。
筋肉の緊張を解くバッタ。
、、、、その時、ふと気づいた。
(はい、ここからキモさMAXだから覚悟してね(爆))
ビリヤードの試合は、見ている選手の下半身が台に隠れて全く見えないことが少なくない。だがその時は、ハッキリと野内プロの全身が見えていた。当たり前のことだが、両足が床についている。
会場のイスは、少しでも配置を見やすくするためか、腰を置く位置が高かった。そう、足を床につけず、足置きがあるタイプのイスだった。
バッタは無意識のうちに、両足を足置きから下ろし、床につけていた。その姿勢は、「イスに座っている姿勢」というよりも、「中腰で気合を入れている姿勢」と言ったほうが正しい。
、、、床を通じて、何かが繋がった気がした。
バッタ「腕の力だけで足りなかったら、足の力も!!! いや、全身の力をつかってくだされぇぇぇ!!!!! 届け、届け、なんか届けぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!」←鬼神の形相
少しでも足を床にへばりつけさせたくて、足の指が靴底をつかむ。
手は太ももの肉をむしりとる勢いで震えている。
全身の間接がきしむような感覚が体中を駆け巡る。
何回か構えなおし、ついに野内プロのキューが手玉を弾いた!!!
バッタ「届け、届け、届けぇぇぇ!!! 入れ、入れ、入れぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!」←閻魔の形相
、、、、、、、、、ゴトン!
9番がコーナーに叩き込まれ、手玉は悠然とラシャの上に止まった。
バッタ「勝った、、、、勝ったぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
野内プロは、高木プロと握手してキューを立てかけるや否や、崩れ落ちるように座り込んで、レールの上で号泣。その光景に、一段と大きな歓声が送られるが、突っ伏したまま手を振るのが精一杯といった様子。
戦いが終わって脱ぎ捨てられた鎧を思わせる、ラシャの上の勝負メガネ。
レールにもたれかかれるようにして勝利に震える英雄。
惜しみなく降り注ぐ大歓声。
立ち上がれない英雄に声をかけにいく戦友たち。
それは紛れもなく、これまでバッタがみたどんな玉屋の光景よりも、、、、、、、
、、、、美しかった。
~つづく~
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おいおい、つづくってなんだよ、完結編じゃなかったのかよ!? という声が聞こえてくるようです(笑)
いやまぁ、勝利の瞬間を書いた記事くらい、「ギャグなし」にしたかったといいますか、、、、
エンディングの後に、よく「メイキング映像」とか、「NG集」とかあるじゃないですか。そーゆーのにまとめられるネタは、そっちにまとめようと思い立ちまして。
次回は、少し感傷的、少しギャグってタッチになる予定でございますです。
今日の記事を見て「キモっ!」と思わなかった人だけ、また観に来てください(笑)
ではまた!!!
涙腺弱すぎ・・・(笑)。
最後の8番は高木プロがシュートミスしてスクラッチしかかったけど、ポケットが渋くてガコりながらあの位置まで手球が出たのです。
8番はかなり難しかったですが、これを入れれば勝てると思って目をつぶって撞きました(笑)。
こりゃ「分からない」じゃなくて「覚えてない」になおしておかなきゃ、、、冷静な記憶に基づく情報、ありがとうございます(笑)
そして、、、、
ホントに目ぇつぶってたんですか(@@;) 確かに、目をつぶりたなくなるような玉でしたが、、、(笑)