こんばんは。いまだジャンプ成功興奮からさめやらぬグラスホッパーです。
さてさて、今日は関西オープン観戦記の最終回です。かなりの長編になりそうなので、腰をすえてお楽しみくださいませm(__)m
では参りましょう、「バッタのたまにっき。」
『関西観戦記~完結編・華麗なるエキシビジョン~』
はじまり はじまり~♪
----------------------------------------------------------------
決勝当日、試合はあまりみず、通路に置かれた台を見ていた時間のほうが長かったグラスホッパー。その台で起こった数々の素晴らしいショーを紹介したいと思います☆ 多少時間は前後しながらですが、その点はご容赦を。
その台の本来の目的は、「子供向け無料ビリヤード教室」だった。草野寿プロと北谷好弘プロがその講師役だったようだ。
その二人を中心として、様々なドラマが繰り広げられた…
・第一章 バラ玉ショー!
草野プロと北谷プロが、ウォーミングアップの為かその台で撞きはじめた。15個の玉を適当に散らばせ、番号順に撞いていく「フィフティーンボール」とでも呼ぶべきルールで、ワンショット交代で撞いていく二人。
試合よりさらに近くでトッププロの玉が見られる!バッタは食い入るように台を見つめた。
、、、近くで見ると、試合よりすんげぇ!!(@@)
使っていた玉はアラミスの赤い印がいくつか入った玉だったのだが、その赤い印がどっかに飛んでいってしまうのではないか(笑)というくらい強烈な回転!
しかし決して無駄な回転というわけではなく、手玉はピタリピタリとネキに出る。そして、撞いてないほうはすでにネキの近くに構えていて、手玉が止まるや否やすぐにショット! きっと、二人の頭の中には「こう入れて、こう出して、、、」という絵が出来上がっていたのだろう。
二人の前に、15個の的球などザコ同然。瞬く間にキレイに片付けられた。その姿は、ジャッキー・チェンの映画でまれにみられる、相棒と「ありえないほどいいコンビネーション」でチンピラたちを片付けていくシーンを彷彿とさせた。
そして何ラック目だったか。バッタを身震いさせた衝撃的なシーンが訪れた。
3番に向かう北谷プロ。3番は短クッションにタッチ、出すべき4番は反対側の短クッションにほぼタッチ。台上にはまだ10個以上の障害物が手ぐすね引いて待ち構えている。
北谷プロ、長考することなく思い切りよくショット!
3番ナイスイン。そして手玉は数々の障害物を次々とかわし、華麗なクッションワークで4番にピタリと出た!!! これがもし試合中なら、間違いなく歓声が上がっていたであろうスーパーショット。口をぽかんと開け、固まるバッタ。たまたま通りがかった女子トッププロの一人、夕川景子プロも思わず
夕川p「うまーい☆」
と目を丸める。
しかし次の瞬間、草野プロが予想だにしなかった言葉を吐いた!
草野p「うまかねーよ!!」<バッタには漫才のツッコミ風に聞こえた(笑)
、、、はい?
バッタには意味がわからなかった。バッタの目にも、女子トッププロの目にもスーパーショットと映った一撃。なのになぜ、、、、?
、、、よく見ると、手玉と4番とポケットは、ほぼ一直線に並んでいた。そう、「適度なフリを残す」ことに失敗していたのだった。
くどいようだが、北谷プロのショットはまぎれもなくスーパーショットだった。だがパーフェクトだったかというと、そうではなかったのかもしれない。
北谷プロがショットしてから、草野プロが言葉を発するまでせいぜい10秒程度だっただろう。だがその10秒間は、凄まじいまでのプロの「技」と「魂」が詰まった、実に密度の濃い感動的な10秒間だった。
なにげないバラ玉も、トッププロの手にかかれば素晴らしい宝石に変わる。この10秒間だけで、三時間かけて大阪まで足を運んだ価値があったと心の底から感じた。
・第二章 曲球ショー!
はじめはバラ玉を撞いていた草野プロと北谷プロだったが、やがて二人はマッセ等の曲球を撞き始めた。そこに大井直幸プロと土方隼人プロもやってきて、なんとも豪華なアーティスティックビリヤード大会開催(@@)。
さすがはトッププロ、曲球もアキレ果てるほどに上手い、、、いや、大井プロはやや苦手な様子(笑)。マッセのブリッジの高さをかせぐのに左太ももを台に乗せる光景はよくみるが、大井プロは右を上げようとしてよろめき、草野プロにツッコまれたりしていた(笑)
しかし、、、
その四人よりさらに曲球の上手い人がいた(バッタの目にはそう映った)。
草野プロと親しげに話していた、メガネの男性。華麗なマッセを披露する姿は、決してトッププロの輝きに負けてはいない。キューズやらウェブやらで見た記憶がないので、アマチュアの方だろうか?
その方が、ロバート・バーンいわく「世界一有名なトリックショット」を披露!
サイドポケット付近に、5つの玉がまるでトラブルのように密集。そしてコーナーポケット付近にもう一つ的玉が。
草野p「ほら、説明せな」
その男性「全部入れます!」
、、、そう、スティーブ・ミゼラクのCMショットだ!
見事、六個の的玉がオールイン!
草野p「拍手が少ないなぁ~(笑)」
バッタは電車で長距離移動する際、必ずビリヤードの本を一冊持っている。その日もっていたのがたまたまロバート・バーンのトリックショットの本だったので、そのショットを電車の中で読んでいた。思わずリュックから本を取り出し確認した。
はじめてみた、ホンモノの曲球!拍手が少なかったのは、きっと凄すぎて一般人にゃわからなかったんだと思う(笑)。バッタは、はじめてホンモノの曲球が見れて大感激でした(*^^*)
・第三章 ダブルスショー!
その台で、やがてナインの勝負が始まった。
草野&北谷 vs 大井&土方!!
うぉぉぉぉぉぉぉなんちゅー豪華なエキシビジョンマッチじゃぁぁぁぁぁ(@@)
マジな話、この映像取ったらDVDにして売れるんじゃないかってくらい豪華な対決!バッタは食い入るように見つめた。
この試合は公式戦ではなくエキシビジョンである。ゆえに、公式戦では考えられないような特別ルールが採用されていた。
ブレイクの際、「せぇいやぁっっ!!!」と絶叫して、周りのお客さんを驚かせてもOK!(大井プロがやってた(笑))
相手のブレイクの後、勝手に的玉を動かしてトラブルをつくっちゃってもOK!(最初にやりだしたのは北谷プロだったと思うけど、結局みんなやってた(笑))
ブレイクがミスして大きなトラブルができてしまったら、すかさずブレイクした選手に駆け寄って大爆笑しながらそのトラブルと選手の顔を交互に見て茶化してもOK!(土方プロのブレイクに対し、草野プロがやってた(笑))
大の大人三人(草野プロ、北谷プロ、大井プロ)のマジハイテンションに、土方プロは若干ついていけてないように見えた(笑)。
でもそれにしても、四人とも実にイキイキとして楽しそう(^^)。試合とは違う雰囲気だが、それでもみんな凄く輝いていた。ほんっとーに、ビリヤードが好きで好きでしかたないんだというオーラがにじみ出ているように見えた。
ホントにいいもの見させてもらいました。ありがとう!(><)ノ
・第四章 教えまショー!(寒っ)
やっと、その台が「本来の目的」を果たす時が来た(笑)
子供用と思われる短いキューを手に台に群がる子供たち。
穴の近くのクッションタッチの玉や、即死配置のコンビなどをセットしてあげて、子供たちに入れる楽しさを教える草野プロと北谷プロ。
得意げな顔で「もうちょっと難しくして!」と表情を輝かせる子供たち。
それは、実にほほえましく、輝かしい光景だった。
わかってるのか子供たちよ、その方々は凄い人たちなんだぞ、決してパチスロ屋の店員とたまたま通りががったおっちゃんじゃないんだぞ(註:草野プロは「スロット クルーゾー」のロゴが入ったベストを、北谷プロは白一色のトレーナーをお召しでした(笑))、と心の中で子供たちに説教しつつ(笑)、心洗われる心地で眺めていたグラスホッパーなのでありました(*^^*)
・終章 関西オープン総括
みなさん、感動をありがとうございました!
ここから語りだすと朝刊が来そうなので、これで締めます、、、、
ああ、次回の観戦が今から楽しみで仕方ない!と身もだえしつつ、今宵は床に着きたいと思いますm(__)m
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あー、ええなあ、生観戦はええなあ(*^^*)
そして生観戦のこと書いてると、驚くほどに文字数が走る、、、子供のころ、1200文字を埋めるのが苦痛でしかたなかった夏休みの読書感想文がウソのようだ(笑)
生観戦したことがないというアナタ! 騙されたと思って一度行ってみてください!! 後悔したのなら、、、、
泣いて謝らせていただきますm(;;)m
ではまた!
さてさて、今日は関西オープン観戦記の最終回です。かなりの長編になりそうなので、腰をすえてお楽しみくださいませm(__)m
では参りましょう、「バッタのたまにっき。」
『関西観戦記~完結編・華麗なるエキシビジョン~』
はじまり はじまり~♪
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決勝当日、試合はあまりみず、通路に置かれた台を見ていた時間のほうが長かったグラスホッパー。その台で起こった数々の素晴らしいショーを紹介したいと思います☆ 多少時間は前後しながらですが、その点はご容赦を。
その台の本来の目的は、「子供向け無料ビリヤード教室」だった。草野寿プロと北谷好弘プロがその講師役だったようだ。
その二人を中心として、様々なドラマが繰り広げられた…
・第一章 バラ玉ショー!
草野プロと北谷プロが、ウォーミングアップの為かその台で撞きはじめた。15個の玉を適当に散らばせ、番号順に撞いていく「フィフティーンボール」とでも呼ぶべきルールで、ワンショット交代で撞いていく二人。
試合よりさらに近くでトッププロの玉が見られる!バッタは食い入るように台を見つめた。
、、、近くで見ると、試合よりすんげぇ!!(@@)
使っていた玉はアラミスの赤い印がいくつか入った玉だったのだが、その赤い印がどっかに飛んでいってしまうのではないか(笑)というくらい強烈な回転!
しかし決して無駄な回転というわけではなく、手玉はピタリピタリとネキに出る。そして、撞いてないほうはすでにネキの近くに構えていて、手玉が止まるや否やすぐにショット! きっと、二人の頭の中には「こう入れて、こう出して、、、」という絵が出来上がっていたのだろう。
二人の前に、15個の的球などザコ同然。瞬く間にキレイに片付けられた。その姿は、ジャッキー・チェンの映画でまれにみられる、相棒と「ありえないほどいいコンビネーション」でチンピラたちを片付けていくシーンを彷彿とさせた。
そして何ラック目だったか。バッタを身震いさせた衝撃的なシーンが訪れた。
3番に向かう北谷プロ。3番は短クッションにタッチ、出すべき4番は反対側の短クッションにほぼタッチ。台上にはまだ10個以上の障害物が手ぐすね引いて待ち構えている。
北谷プロ、長考することなく思い切りよくショット!
3番ナイスイン。そして手玉は数々の障害物を次々とかわし、華麗なクッションワークで4番にピタリと出た!!! これがもし試合中なら、間違いなく歓声が上がっていたであろうスーパーショット。口をぽかんと開け、固まるバッタ。たまたま通りがかった女子トッププロの一人、夕川景子プロも思わず
夕川p「うまーい☆」
と目を丸める。
しかし次の瞬間、草野プロが予想だにしなかった言葉を吐いた!
草野p「うまかねーよ!!」<バッタには漫才のツッコミ風に聞こえた(笑)
、、、はい?
バッタには意味がわからなかった。バッタの目にも、女子トッププロの目にもスーパーショットと映った一撃。なのになぜ、、、、?
、、、よく見ると、手玉と4番とポケットは、ほぼ一直線に並んでいた。そう、「適度なフリを残す」ことに失敗していたのだった。
くどいようだが、北谷プロのショットはまぎれもなくスーパーショットだった。だがパーフェクトだったかというと、そうではなかったのかもしれない。
北谷プロがショットしてから、草野プロが言葉を発するまでせいぜい10秒程度だっただろう。だがその10秒間は、凄まじいまでのプロの「技」と「魂」が詰まった、実に密度の濃い感動的な10秒間だった。
なにげないバラ玉も、トッププロの手にかかれば素晴らしい宝石に変わる。この10秒間だけで、三時間かけて大阪まで足を運んだ価値があったと心の底から感じた。
・第二章 曲球ショー!
はじめはバラ玉を撞いていた草野プロと北谷プロだったが、やがて二人はマッセ等の曲球を撞き始めた。そこに大井直幸プロと土方隼人プロもやってきて、なんとも豪華なアーティスティックビリヤード大会開催(@@)。
さすがはトッププロ、曲球もアキレ果てるほどに上手い、、、いや、大井プロはやや苦手な様子(笑)。マッセのブリッジの高さをかせぐのに左太ももを台に乗せる光景はよくみるが、大井プロは右を上げようとしてよろめき、草野プロにツッコまれたりしていた(笑)
しかし、、、
その四人よりさらに曲球の上手い人がいた(バッタの目にはそう映った)。
草野プロと親しげに話していた、メガネの男性。華麗なマッセを披露する姿は、決してトッププロの輝きに負けてはいない。キューズやらウェブやらで見た記憶がないので、アマチュアの方だろうか?
その方が、ロバート・バーンいわく「世界一有名なトリックショット」を披露!
サイドポケット付近に、5つの玉がまるでトラブルのように密集。そしてコーナーポケット付近にもう一つ的玉が。
草野p「ほら、説明せな」
その男性「全部入れます!」
、、、そう、スティーブ・ミゼラクのCMショットだ!
見事、六個の的玉がオールイン!
草野p「拍手が少ないなぁ~(笑)」
バッタは電車で長距離移動する際、必ずビリヤードの本を一冊持っている。その日もっていたのがたまたまロバート・バーンのトリックショットの本だったので、そのショットを電車の中で読んでいた。思わずリュックから本を取り出し確認した。
はじめてみた、ホンモノの曲球!拍手が少なかったのは、きっと凄すぎて一般人にゃわからなかったんだと思う(笑)。バッタは、はじめてホンモノの曲球が見れて大感激でした(*^^*)
・第三章 ダブルスショー!
その台で、やがてナインの勝負が始まった。
草野&北谷 vs 大井&土方!!
うぉぉぉぉぉぉぉなんちゅー豪華なエキシビジョンマッチじゃぁぁぁぁぁ(@@)
マジな話、この映像取ったらDVDにして売れるんじゃないかってくらい豪華な対決!バッタは食い入るように見つめた。
この試合は公式戦ではなくエキシビジョンである。ゆえに、公式戦では考えられないような特別ルールが採用されていた。
ブレイクの際、「せぇいやぁっっ!!!」と絶叫して、周りのお客さんを驚かせてもOK!(大井プロがやってた(笑))
相手のブレイクの後、勝手に的玉を動かしてトラブルをつくっちゃってもOK!(最初にやりだしたのは北谷プロだったと思うけど、結局みんなやってた(笑))
ブレイクがミスして大きなトラブルができてしまったら、すかさずブレイクした選手に駆け寄って大爆笑しながらそのトラブルと選手の顔を交互に見て茶化してもOK!(土方プロのブレイクに対し、草野プロがやってた(笑))
大の大人三人(草野プロ、北谷プロ、大井プロ)のマジハイテンションに、土方プロは若干ついていけてないように見えた(笑)。
でもそれにしても、四人とも実にイキイキとして楽しそう(^^)。試合とは違う雰囲気だが、それでもみんな凄く輝いていた。ほんっとーに、ビリヤードが好きで好きでしかたないんだというオーラがにじみ出ているように見えた。
ホントにいいもの見させてもらいました。ありがとう!(><)ノ
・第四章 教えまショー!(寒っ)
やっと、その台が「本来の目的」を果たす時が来た(笑)
子供用と思われる短いキューを手に台に群がる子供たち。
穴の近くのクッションタッチの玉や、即死配置のコンビなどをセットしてあげて、子供たちに入れる楽しさを教える草野プロと北谷プロ。
得意げな顔で「もうちょっと難しくして!」と表情を輝かせる子供たち。
それは、実にほほえましく、輝かしい光景だった。
わかってるのか子供たちよ、その方々は凄い人たちなんだぞ、決してパチスロ屋の店員とたまたま通りががったおっちゃんじゃないんだぞ(註:草野プロは「スロット クルーゾー」のロゴが入ったベストを、北谷プロは白一色のトレーナーをお召しでした(笑))、と心の中で子供たちに説教しつつ(笑)、心洗われる心地で眺めていたグラスホッパーなのでありました(*^^*)
・終章 関西オープン総括
みなさん、感動をありがとうございました!
ここから語りだすと朝刊が来そうなので、これで締めます、、、、
ああ、次回の観戦が今から楽しみで仕方ない!と身もだえしつつ、今宵は床に着きたいと思いますm(__)m
----------------------------------------------------------------
あー、ええなあ、生観戦はええなあ(*^^*)
そして生観戦のこと書いてると、驚くほどに文字数が走る、、、子供のころ、1200文字を埋めるのが苦痛でしかたなかった夏休みの読書感想文がウソのようだ(笑)
生観戦したことがないというアナタ! 騙されたと思って一度行ってみてください!! 後悔したのなら、、、、
泣いて謝らせていただきますm(;;)m
ではまた!