喜劇 眼の前旅館

短歌のブログ

たちつてと・即詠

2006-06-26 | 即詠
開始20:39

たしかめに降りてゆくたび階段は頭のなかで月光を弾く
血がとまる針の上がったレコードのように夢から目覚めたように
つららから目をはなせない女たちから聞き取ったかえるのレシピ
手相でも見にいく夜の砂浜へそこにだれかはいると信じて
戸をたたくあれは雨音こえがするあれは言葉をおぼえたケトル

終了21:18

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