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「介護もトライアスロンも楽しんで」

95歳の母を介護の日々ですが、合間に走って泳いで、バイクにも乗って年数回のトライアスロン大会参加を目標に楽しんでいます。

心臓手術後10年が経過 & 65歳!

2019年02月21日 11時34分25秒 | 心臓手術その後

2009年に大和成和病院で心房中隔欠損症と三尖弁閉鎖不全症の手術を受け今日で丸10年が経ちました。

 

この手術後、徐脈が悪化し心臓ペースメーカーの植え込み手術も行っていますが、それ以外では特段身体の不調はありません。現在は半年だったり3ヶ月だったり不定期で年数回の外来に通っていますが、これらは全て心臓ペースメーカーに関わることでの通院です。

 

手術前は三尖弁閉鎖不全による血液の逆流が原因で心臓が大きくなっていましたが、手術後現在は心臓のサイズも元に戻っていて心房中隔欠損症と三尖弁閉鎖不全症に関することではもう全く、100%問題がありません。開胸手術した傷跡も見た目にも分かり辛くなっています。気にすることもなくなりました。

 

なので、この10年は毎年今日のこの心臓手術記念日を思い出してブログでも取り上げていましたが10年の節目を迎えるに当たり心房中隔欠損症と三尖弁閉鎖不全症の手術後のことについては今回の記事を最後にすることにしました。

 

 

一方、現在気にしなければいけないことは心房細動が起こっていることに関する事柄です。睡眠時や起きている時も、そして運動時には特に心房細動が起こっています。この対処をどうするかが一番の悩みです。

 

カテーテルアブレーションという手術で心房細動を除去する方法があります。このカテーテルアブレーションではカテーテルを通すために心房中隔に穴を開ける必要があるのですが、私は心房中隔欠損症の手術で一度この中隔を縫合しています。このため再度この箇所に穴を開けることは出来ないそうで私はこのアブレーションを受けることができません。

また薬で心房細動を抑えるという方法も一般的なのですが、薬の場合は心房細動だけを抑えるのではなくて心臓の動き、働き自体を抑制してしまうので心臓のパフォーマンスが落ちてしまいます。こうなると趣味でマラソンを楽しむなんていうことが出来なくなってしまいます。他に方法がないのなら致し方ないのですが、出来るだけ投薬治療はしたくありません。

 

心房細動が起こって何が一番怖いのかと言うと、血栓が出来易くなりそれが脳に飛んで脳梗塞を起こしたり心臓で詰まると心筋梗塞なども起こしてしまう、ということです。

 

私だけでなく一般の方々にも言えることですが血栓が出来ないようにするための方法と言われているのは下記です。

 

(1)運動をする
 運動をすれば、血圧値・血糖値が下がり、善玉のHDLコレステロールが増えます。骨粗しょう症の予防にもなり、ストレス解消にもつながり夜は良く眠れるようになります。

(2)コレステロールを管理する

 コレステロールの異常は、死因の上位を占める狭心症や心筋梗塞などの心臓病や、脳出血や脳梗塞などの脳卒中の原因になります。
 運動を習慣化し、赤身肉などの動物性の食品を控え、低脂肪の乳製品や植物油を選び、食生活を改善すれば、コレステロール値を改善できます。

(3)健康的な食事
 健康的な食事が、体重や血圧値、血糖値、コレステロール値を改善します。低カロリーであれば体に良いと思い込んでいる人が多くいますが、必要な栄養素はしっかりととることが大切です。
 そのために、1日3食をしっかりと食べ、お皿の半分に野菜や果物、大豆など豆類をのせることが勧められます。野菜を1日に4皿以上、魚を週に2回以上食べるのが目標です。
 塩分は1日3gに抑えるのが理想的ですが、それが無理な場合は6g以下を目指しましょう。

(4)血圧を管理する
 40歳以上の男性の6割以上が高血圧で、一生のうちに9割の人が血圧が高くなるという調査結果もあります。高血圧は自覚症状が乏しいので、自分が高血圧だと気づいていない人も多くいます。家庭用血圧計を入手して、朝と夜寝る前に血圧を測りましょう。

(5)標準体重を維持する
 脂肪が一定以上に多くなり、心臓の負担が増えている状態が肥満です。肥満に脂質異常や、高血圧、高血糖などが重なると、心臓の負担はさらに増えます。体重を落としただけでも、これらの検査値は改善します。
 1日の食事で必要なカロリーを確かめて、それを超えて食べ過ぎないようにし、有酸素運動を心がければ、体重を減らすことができます。

(6)血糖値を下げる
 糖尿病のある人では、心臓病や脳卒中の危険性が4倍以上に高まります。血糖値をコントロールすれば、これらの合併症を防ぐことができます。糖尿病は食事や運動の影響を受けやすい病気です。生活習慣を少しずつでも改善していき、医師から処方された薬をしっかり飲むことで、糖尿病を改善できます。

(7)たばこを吸わない
 禁煙のもたらすメリットは明らかなので、考えている余地はありません。いますぐ禁煙しましょう。

 

まあ主治医の先生からマラソン中止命令が言い渡されるまではこの上の事柄に注意して、健康な毎日を送り、出来る限り血栓が出来ないように心がけることでしょうか。幸い今のところ血液検査で改善が必要ですなどと言われる事柄はありません。

 

 

そして昨日で65歳になりました。日本では一般的に65歳以上を高齢者と呼んでいるそうで現在の年金受給も65歳以上です。でも2017年1月には、日本老年学会・日本老年医学会により、高齢者の定義を75歳以上とすることが提言されたそうですね。

いったい幾つからが高齢者なの?

2016年の調査では70歳以上を高齢者と考えている人の割合が41%と一番多く、次が65歳以上の20%、75歳以上が16%と続くそうです。

 

そして私の住む我が大和市ではこんな宣言がなされています。

 

「70歳代を高齢者と言わない都市 やまと」宣言

・「人生100年時代」を迎える超高齢社会では、一般に65歳以上を高齢者とする固定観念を変えていくことが必要です。

・年齢を重ねても、自らの健康を維持し、自立した生活を送れるよう努めている方、豊かな知識と経験を生かし、様々な役割を果たしている方など、一人ひとりが大和のかけがえのない存在です。

・支えを必要とする方には手を差し伸べながら、この世代の方々が、個々の意欲や能力に応じて、いつまでも生き生きと活躍していただきたいと考え、「70歳代を高齢者と言わない」ことを宣言します。

平成30年4月11日

※宣言は法律や条令、社会保障制度などにおける「高齢者」の定義や対象者、運用などを変更するものではありません。

 

 

高齢者なんて呼ばれない様に私もまだまだ元気にいつまでもフルマラソン完走目指して日々トレーニングしていきたいと思っています。

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心臓手術から9年経ちました。

2018年02月19日 08時51分52秒 | 心臓手術その後

2009年に大和成和病院で心房中隔欠損症と三尖弁閉鎖不全症の手術をしていただいてから、早いもので今日で丸9年が経ちました。その後2013年に心臓ペースメーカーの植え込み手術も行っていますが、術後はほぼ問題がなく生活できています。

ほぼ、と言うのは心房細動が安静時にも時々顔を出しているので完璧に健康と言う訳ではないのです。しかし「完璧に健康」なんていう人はまずいないでしょうから私の健康度は概ね一般の健常者と同等と考えています。なぜなら9年前の手術に関して言えば、日常生活においては何の心配もいらず、主治医の先生からは手術したことは忘れても大丈夫ですよ、と太鼓判を押されてさえいるからです。

私は趣味でマラソンをやっている関係で運動時に心房細動が出現した際のリスクとかはありますが、これも本人が好きで走っているのであくまでも自己責任の話です。

 

まあとにかく心房中隔欠損症と三尖弁閉鎖不全症については問題解決でありがたいことでした。今は別の病院へ移動されましたが執刀医の先生、現在の主治医の先生を始め病院のスタッフの方々、両親そして家族や友人たちや周りで支えてくださった多くの方々に感謝しています。

記念の品は胸の傷跡ぐらいなんですが、これもかなり薄くなってくれました。久し振りに傷跡写真公開です。

 

ドレーンの跡の二つのえくぼは平になってくれませんが、正中切開の跡はほぼ消えていると言っても良いくらい薄くなりました。9年も経つとこんなに綺麗になるんですね。ありがたいことです。

右肩の心臓ペースメーカーの膨らみ、これはもうどうしようもありません。

でも5年後ぐらいに電池交換で本体ごと交換するのですが、その時には心臓内に直に植え込む超小型のペースメーカーになるかもしれません。その時にはもう外見でも普通の人と全く区別がつかないのでしょうね。

 

因みに9年前の手術後4ヵ月目の写真です。

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心エコー検査

2017年04月20日 16時40分26秒 | 心臓手術その後
今日は大和成和病院で心エコーの検査を受けてきました。



3月8日時点でランニング中に動悸のようなものを感じたのですが、9年前の心臓手術前の体調に似た感じがして心配になったため、その2日後に大和成和病院へ行ってPM外来を受診し、そして心エコー検査の予約をしていたのです。



毎度のことですが、心臓専門の病院が近所にあるというのは本当に助かります。今朝も車で6、7分で到着です。







今日は血液検査やレントゲン検査はなく、9時になっていきなり心エコーの検査でした。



私が知りたいのは三尖弁などからの血液の逆流があるのかないのか、その1点でした。



なので検査技師の方に検査が終わった直後に「逆流ってありました?」と聞いてみました。



すると彼女は「逆流はあるにはありますが、普通の人でもあるようなレベルの逆流で、手術が適応になるようなレベルの逆流ではないですよ。」と応えてくれたのです。







その後10分ほどして主治医の菅原先生の診察がありましたが、結果はもう分かっていたので気が楽でした。



今後どうするかについて話がありましたが、前回2月と同様に心房細動をなくすためのアブレーションは心房中隔欠損症の手術をしているために出来ないので、後は投薬で抑えるしかないですね、と言うことになってしまいます。



3月9日以降一切の運動を控えていたのでこの間は全くと言って良いほど私の身体に異変は起きていません。



心房細動が起こって不調を感じるのは走っている時だけなんです。



なので今後はタイムを気にした走りではなく、ファンランに徹してゆっくりのんびりと走ってみようと思います。



そして薬を服用するかどうかはその後の様子で改めて考えることにしました。



次回のPM外来は8月ですので、それまでの間は緩めのトレーニングで様子を見ます。



ここ1ヵ月以上身体を動かしていませんでしたし、いきなりペースを上げた走りは無理なのですから丁度良かったのかもしれません。



そして交通事故に遭ってしまった母の具合も回復傾向にあり走る時間も取れる様になりましたし、今回の心エコー検査の結果も問題がなかったので明日からまた走り始めようと思っています。



以前と違うのは兎に角ゆっくりのんびりと走ることにしました。



しかし3月9日以降は全く身体を動かしていませんでしたが、走りたいのに我慢をしていたと言う訳でもないのです。



諦めの心境でしたし、母の介護もあってたまには良いよね~、というある種お気楽的な考えになっていました。



果たして明日からまたトレーニングがちゃんと出来るのかな~、億劫がらずに走りに行けるのかなぁ~・・・・とかなり心配な私です。(笑)
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丸7年が経ちました

2016年02月19日 13時46分20秒 | 心臓手術その後
2009年の2月に心房中隔欠損症と三尖弁閉鎖不全症の手術をしてから今日で丸7年が経過しました。

ここしばらくは心臓手術の傷跡の写真をアップしていませんでしたが、せっかくの記念日なのでアップすることにしました。



手術痕はもう殆ど気にならなくなっています。ドレーンチューブの痕だけは二つしっかりと残っていますがこれはもうしょうがないですね。

一方、2013年7月に行ったペースメーカー植え込み手術の痕ですが、こちらはもう隠し様がありません。ペースメーカー自体が胸の表面に出っ張っているのが一目瞭然です。こればかりはもうどうしようもありません。将来的にはもっと薄型の物が出来て全く分からないようになるかもしれませんが、服を着ていれば何ら問題はないのですからまあ良いでしょう。

心臓手術やペースメーカー植え込み手術を受けたのですが、その後はこうして元気に生活できていますし、好きな趣味のマラソンで思い切り走れていることに本当に感謝、感謝の気持ちで一杯です。

大和成和病院の先生方や多くのスタッフ、また家族や職場の仲間たち、走る仲間たちなど沢山の人たちに支えられて今があるのだとつくづく感じています。なので今後は私が多くの人たちを支えることが出来る様に、一人ひとりにはちっちゃな恩返ししかできないかもしれませんが、常に感謝の気持ちと奉仕の精神を忘れずに毎日の生活が出来たらと思っています。

そして80歳になってもフルマラソンを完走することが私の目標なのでこれからまだまだ頑張っていこうと思っています。
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静岡でオフ会

2015年12月29日 11時37分59秒 | 心臓手術その後
ここ3日ばかり多忙になってしまいトレーニングもブログの更新も出来ずじまいでした。

先週26日(土)のことですが静岡でのオフ会アップします。

このブログにコメントを入れていただいているon-xジョガーさんとおやじランナーさんは私と同じ様に心臓手術をし尚且つマラソンを趣味としている仲間です。ブログを通じて知り合ったのですが、過去には新横浜公園で一緒に練習会と飲み会などもしているのです。

それぞれ静岡、埼玉そして神奈川と離れていますのでそうそうお会い出来る訳ではないのですが、今回はon-xジョガーさんの地元静岡で忘年会をすることになり行ってきました。

静岡駅で集合し、その後はon-xジョガーさんの案内で市内循環の駿府浪漫バスで市内見物です。まず竹千代(家康の幼名)が元服式を行った静岡浅間神社へ。



お参りした後は神社の脇から小高い山へ続くハイキングコースを散策。知らないとお参りだけで終わってしまいそうですが、地元のon-xジョガーさんのお蔭で絶景ポイントへ行くことができました。

標高200m(?)ぐらいの頂上からの富士山の眺めは格別でした。毎日こんなに近くで富士山を見ながら生活をしている静岡の方は幸せだなぁ~とつくづく思います。



その後駿府城公園内を散歩したりしましたが、天気も良くてとても気持ち良かったです。

そして市内観光の後はon-xジョガーさんが常連さんだと言う創業が大正12年という超老舗酒場の「多可能」さんへ。

とっても雰囲気の良い、さすが大正12年創業というだけあってとっても落ち着けるお店でした。メニューも懐かしい「茹でピーナッツ」があったり静岡名物という「ながらみ」という巻貝が出てきたり、刺身は勿論新鮮で美味しかったし、大満足のお店でした。

3人でお酒を飲んで心臓のことマラソンのことなどワイワイとおしゃべりをしてアッと言う間に時間が過ぎてしまいました。



この写真はおやじランナーさんのカメラを使ってお店の方に撮影していただいた記念の1枚です。


飲んで食べた後は駅前のイルミネーションも楽しむことが出来ました。



静岡駅でon-xジョガーさんとはお別れし、おやじランナーさんとは新幹線に乗って新横浜までご一緒でしたが、久し振りに会うことができた心臓病仲間との1日はとてもとても楽しい時間でした。ネットで知り合った3人でしたが、こうしてお会いして一緒に飲んで食べておしゃべりして時間を過ごせたことに感謝、感謝でした。また来年も3人で楽しい時間が過ごせたらと思います。
あるいは心臓手術をした後も走っている新しい仲間が加わってくれてこの輪が広がってくれたら一層楽しいことと思います。
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