2009年に大和成和病院で心房中隔欠損症と三尖弁閉鎖不全症の手術を受け今日で丸10年が経ちました。
この手術後、徐脈が悪化し心臓ペースメーカーの植え込み手術も行っていますが、それ以外では特段身体の不調はありません。現在は半年だったり3ヶ月だったり不定期で年数回の外来に通っていますが、これらは全て心臓ペースメーカーに関わることでの通院です。
手術前は三尖弁閉鎖不全による血液の逆流が原因で心臓が大きくなっていましたが、手術後現在は心臓のサイズも元に戻っていて心房中隔欠損症と三尖弁閉鎖不全症に関することではもう全く、100%問題がありません。開胸手術した傷跡も見た目にも分かり辛くなっています。気にすることもなくなりました。
なので、この10年は毎年今日のこの心臓手術記念日を思い出してブログでも取り上げていましたが10年の節目を迎えるに当たり心房中隔欠損症と三尖弁閉鎖不全症の手術後のことについては今回の記事を最後にすることにしました。
一方、現在気にしなければいけないことは心房細動が起こっていることに関する事柄です。睡眠時や起きている時も、そして運動時には特に心房細動が起こっています。この対処をどうするかが一番の悩みです。
カテーテルアブレーションという手術で心房細動を除去する方法があります。このカテーテルアブレーションではカテーテルを通すために心房中隔に穴を開ける必要があるのですが、私は心房中隔欠損症の手術で一度この中隔を縫合しています。このため再度この箇所に穴を開けることは出来ないそうで私はこのアブレーションを受けることができません。
また薬で心房細動を抑えるという方法も一般的なのですが、薬の場合は心房細動だけを抑えるのではなくて心臓の動き、働き自体を抑制してしまうので心臓のパフォーマンスが落ちてしまいます。こうなると趣味でマラソンを楽しむなんていうことが出来なくなってしまいます。他に方法がないのなら致し方ないのですが、出来るだけ投薬治療はしたくありません。
心房細動が起こって何が一番怖いのかと言うと、血栓が出来易くなりそれが脳に飛んで脳梗塞を起こしたり心臓で詰まると心筋梗塞なども起こしてしまう、ということです。
私だけでなく一般の方々にも言えることですが血栓が出来ないようにするための方法と言われているのは下記です。
(1)運動をする
運動をすれば、血圧値・血糖値が下がり、善玉のHDLコレステロールが増えます。骨粗しょう症の予防にもなり、ストレス解消にもつながり夜は良く眠れるようになります。
(2)コレステロールを管理する
コレステロールの異常は、死因の上位を占める狭心症や心筋梗塞などの心臓病や、脳出血や脳梗塞などの脳卒中の原因になります。
運動を習慣化し、赤身肉などの動物性の食品を控え、低脂肪の乳製品や植物油を選び、食生活を改善すれば、コレステロール値を改善できます。
(3)健康的な食事
健康的な食事が、体重や血圧値、血糖値、コレステロール値を改善します。低カロリーであれば体に良いと思い込んでいる人が多くいますが、必要な栄養素はしっかりととることが大切です。
そのために、1日3食をしっかりと食べ、お皿の半分に野菜や果物、大豆など豆類をのせることが勧められます。野菜を1日に4皿以上、魚を週に2回以上食べるのが目標です。
塩分は1日3gに抑えるのが理想的ですが、それが無理な場合は6g以下を目指しましょう。
(4)血圧を管理する
40歳以上の男性の6割以上が高血圧で、一生のうちに9割の人が血圧が高くなるという調査結果もあります。高血圧は自覚症状が乏しいので、自分が高血圧だと気づいていない人も多くいます。家庭用血圧計を入手して、朝と夜寝る前に血圧を測りましょう。
(5)標準体重を維持する
脂肪が一定以上に多くなり、心臓の負担が増えている状態が肥満です。肥満に脂質異常や、高血圧、高血糖などが重なると、心臓の負担はさらに増えます。体重を落としただけでも、これらの検査値は改善します。
1日の食事で必要なカロリーを確かめて、それを超えて食べ過ぎないようにし、有酸素運動を心がければ、体重を減らすことができます。
(6)血糖値を下げる
糖尿病のある人では、心臓病や脳卒中の危険性が4倍以上に高まります。血糖値をコントロールすれば、これらの合併症を防ぐことができます。糖尿病は食事や運動の影響を受けやすい病気です。生活習慣を少しずつでも改善していき、医師から処方された薬をしっかり飲むことで、糖尿病を改善できます。
(7)たばこを吸わない
禁煙のもたらすメリットは明らかなので、考えている余地はありません。いますぐ禁煙しましょう。
まあ主治医の先生からマラソン中止命令が言い渡されるまではこの上の事柄に注意して、健康な毎日を送り、出来る限り血栓が出来ないように心がけることでしょうか。幸い今のところ血液検査で改善が必要ですなどと言われる事柄はありません。
そして昨日で65歳になりました。日本では一般的に65歳以上を高齢者と呼んでいるそうで現在の年金受給も65歳以上です。でも2017年1月には、日本老年学会・日本老年医学会により、高齢者の定義を75歳以上とすることが提言されたそうですね。
いったい幾つからが高齢者なの?
2016年の調査では70歳以上を高齢者と考えている人の割合が41%と一番多く、次が65歳以上の20%、75歳以上が16%と続くそうです。
そして私の住む我が大和市ではこんな宣言がなされています。
「70歳代を高齢者と言わない都市 やまと」宣言
・「人生100年時代」を迎える超高齢社会では、一般に65歳以上を高齢者とする固定観念を変えていくことが必要です。
・年齢を重ねても、自らの健康を維持し、自立した生活を送れるよう努めている方、豊かな知識と経験を生かし、様々な役割を果たしている方など、一人ひとりが大和のかけがえのない存在です。
・支えを必要とする方には手を差し伸べながら、この世代の方々が、個々の意欲や能力に応じて、いつまでも生き生きと活躍していただきたいと考え、「70歳代を高齢者と言わない」ことを宣言します。
平成30年4月11日
※宣言は法律や条令、社会保障制度などにおける「高齢者」の定義や対象者、運用などを変更するものではありません。
高齢者なんて呼ばれない様に私もまだまだ元気にいつまでもフルマラソン完走目指して日々トレーニングしていきたいと思っています。