玄米ごはん族のあしたのたのしみへ

玄米と野菜、果物で今日から明日へ。農業と穀物菜食の日々

種まきとハウス

2020-05-05 00:26:32 | 

 昨日は午前中小雨がパラパラと降った。
 種まきには最高。苗箱にまいた種モミが乾燥しない。
 雨が強くなると表面をえぐってしまうので不織布を被せながら並べた。不織布は乾燥防止の役目もある。パラパラと降るだけで寒くもないし暑くもない。もっと強くなると思ったが午後になると曇りになったので、夕方になって蛇口から水を入れた。底面から水に浸かるのでホースで水まきしたようなムラがでない。蛇口から水を出して数10分で箱の真ん中まで水がのってくるので水を止めて、排水口を開ける。1時間ぐらいで水がなくなる。
 10日ぐらいで芽が出そろうので不織布をめくる。その後、蛇口を調整して排水口から少し出るようにして田植までほぼほったらかし。コナギが出てきた時は長靴で埋め込む。

 今ごろ種まきをやると気温は危険温度まで下がるようなことはないので、ハウスがいらない。ハウスを使うのは予定通り作業を進めるため。ハウスがないと今年のようにいつまでも気温が上がらない時は遅れてしまうが、ハウスを作って中へ並べれば予定通り作業ができる。

 

 

 しかし、このような開放感はないだろう。ハウスの中に畦道を作れるか、というと作っているハウスはないだろう。すごい面積を取ってしまう。ハウスの中には太陽光が届くか、というと紫外線は無理だ。

 狭い人工的なところで育った苗より、こちらの青空の下で育ったほうがはるかに健康的だ。どう見ても、苗のことを考えるなら露地で決まりだ。わざわざお金をかけてハウスを作る必要などない。予定通り作業を消化しようなどと考えるのもやめて、天候と苗に任せたほうがグーーーーーーーーンと良い。

 

 熱帯生まれの稲が北限を徐々に伸ばしてきたらしい。それなら危険域で芽を出して育っ種モミも作れるはず。寒さに強く、暑さにも強い稲。ハウスのいらない稲。
 現代の農業は、農薬、化学肥料、そして、ハウス。環境に適応できない、という前提がある。

 作っている人間は薬を飲んだことがない、食べ物もちょっと違う、エアコンがない、が、作られているほうはひ弱になってーーーー

 

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