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玄米ごはん族のあしたのたのしみへ

玄米と野菜、果物で今日から明日へ。農業と穀物菜食の日々

田植え後ねっとり層をつくるに

2019-07-18 06:21:21 | 
 ふわトロ層が雑草を抑える。田植え後に作るには浅くロータリーで荒起こしを水無しで行い、耕起しない下の層を、不耕起栽培の田面としての役割をさせる。




 
 不耕起栽培に使う苗は成苗だ。玄米ごはん族でも成苗だが比べると稚苗に見えるかもしれない。長さで半分しかないようだ。これでは、たとえ田植え前にふわトロ層ができても植えた瞬間に埋没してしまう。コナギを抑えるためやっているのに自分が埋没して何のためかわからない。

 田植え後ふわトロ層を作ってコナギを抑える以外にない。田植機を不耕起栽培をするように運転しても数日間コナギを抑えるだけだろう。数日でふわトロ層などできない。不耕起栽培では3月中旬から水を入れ5月連休の田植えまで2ヶ月近くかかって作っている。

 ふわトロ層のような層を田植え前に作っておけば良い。

 コナギの積算温度120℃を気温で割れば代かき何日前に荒起こしすれば良いかわかる。荒起こしは水無しで行う。コナギは発芽するとき酸素が嫌いなので空気にさらすように荒く起こす。コナギ等の雑草の種は田面数cmのところにあるので浅く起こせば良い。
 積算温度から計算した日数がたってから水を入れ田面にヒタヒタの水でドライブハローで代かきを荒起こしと同じように浅く行う。
 翌日田植えする。田植機は不耕起栽培のように使う。

 すると耕起しない一番下の層に苗を植付けることになり、耕起した層がふわトロ層のように耕起しない層の上にのるような状態になる。ねっとりした層になるはずだ。
 苗の成長にあわせて水位を上げていくと雑草が分解するとき出る有機酸が出てコナギの発芽を抑える。


 要点は
 
 代かきから逆算して
 浅く水無し荒起こし
 浅水で浅く代かき
 翌日に必ず田植え
 成長にあわせて増水
 ねっとり層を壊さないために田の中には入らない


 今までにやったことは反対のことだった。
 水入れ荒起こし
 人間の都合で代かき
 数日おいて田植え
 
 コナギの成長促進をやっていた。コナギを抑えようとして作業しているつもりでもコナギへの協力促進事業になっていた。ようやく縮小推進に取り組めるようになる。

 麦後の田はコナギが少ない。麦を作れば上記の複雑な作業も必要ないかもしれない。稲刈りしてみないとわからないが。
 
 どちらでも、浅水栽培ができる。すごいなあ、中耕除草機に引かれなくてもすむ日がくる。
 
コメント
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