小さい頃から手塚治虫さんの作品が好きでした
ジャングル大帝のレオが大好きで、幼稚園の頃でしょうか、、レオが描かれたピンクのパジャマを買ってもらって、嬉しくてそればっかり着ていたことを覚えています
鉄腕アトム、ブラックジャック、リボンの騎士、メルモちゃん、ブッダ、火の鳥、アドルフに告ぐ、マグマ大使、三つ目がとおる、のらくろ、、、
たくさんありすぎます
1996年に書かれた文庫本「ガラスの地球を救え〜21世紀の君たちへ〜」を本棚から取り出してみました
太陽の下でベランダ読書タイム
なんと贅沢
私が何才のころ、どんなタイミングでこの本と出会ったのか覚えていませんが、その頃の感覚でところどころにマーキングをしていたようです
〜46億年というとてつもないはるかな時間が、ぼくらの地球の年齢です
しかし、地球上に最初の人類が誕生してからは三百万年しかまだ経っていない
つまり、人間なんて、地球の歴史上では新参者もいいところということです
それがどういうわけか、いまやわが物顔で、万物の霊長と自賛しつつ、欲望のおもむくままに自然を破壊し、動物たちを殺戮しつづけています
ぼくがいうまでもなく、それはとっくに大問題になっていることです
しかし、大問題として叫ばれながら、どうにもならない事態が着々と進行してしまっているのはどういうわけなのでしょうか〜
〜科学の進歩は、本来人類に幸福をもたらすはずだったものです
ところが、いまでは地球を痛めつける悪い奴になってしまった
かつて荒唐無稽だと笑われたことのあるぼくのマンガどころの騒ぎではおさまらない、危機的状況といわざるをえません〜
〜自然への畏怖をなくし、傲慢になった人類には必ずしっぺ返しがくると思います
いまこそ、全地球的レベルで、超長期的、何百年何千年という視点から、地球を考える必要があるのです〜
〜ひょっとすると、今の人類は、進化の方向を間違えてしまったのではないか、もとのままの下等な動物でいた方が、もっと楽に生きられ、楽に死ねたかもしれない
地球をここまで追いつめることもなかったでしょう
残忍で嘘つきで、嫉妬深く、他人を信用せず、浮気者で派手好きで、同じ仲間なのに虐殺しあう、、醜い動物です
しかし、それでもなお、やはり、ぼくは人間がいとおしい
生きる物すべてがいとおしい
ぼくたちは間違った道に踏みこんできたのかもしれないが、あの罪のないたくさんの子どもたちを思うとき、とても人類の未来をあきらめて放棄することはできません〜
〜なんとしてでも、地球を死の惑星にしたくない
未来に向かって、地球上のすべての生物との共存をめざし、むしろこれからが、人類のほんとうの"あけぼの"なのかもしれないとも思うのです〜
今日はアースデイ