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哲学的な何か、あと心の病とか

『人生とは何か、考えるほどにわからない。というのは実は正確ではない。わからないということが、わかるのである。』池田晶子

人間は時間の逆転を観測できない!

2013年11月10日 | 哲学・心の病
スティーヴン・ホーキングは、宇宙の時間が逆転する可能性を述べた上で、そのような現象を人間は観測できないとした。

人間が宇宙を観測する時、それは人間の脳に記憶として蓄積されるが、時間が逆転すれば記憶は失われていくので、観測は不可能になる。

よって、時間が過去から未来へと進むのは、人間がそのような時間の流れる宇宙しか観測できないからとした。


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私たちは何かしらの麻薬の常習者か?

2013年11月10日 | 哲学・心の病
たしかに宗教は麻薬である。
だが、もし人がその麻薬を拒否し、軽蔑できるとすれば、それはその人がすでに別の麻薬の安定した常習者、であるからにすぎないのである。

by 永井均「ルサンチマンの哲学」


仮に、永井均氏が何かしらの宗教の信者としたら、彼は麻薬の常習者となる。
また、仮に、無宗教の信者だとしても、彼は何かしらの麻薬の常習者となる。

ということは、彼が言っている上記の「宗教、うんぬん」は、何かしらの麻薬の常習者が言っていることとなり、「何かしらの麻薬の常習者」とは、何の疑いもない「何かしらの信者」ということになる。
(ただし、彼のご意見を正しいとするならば、だが。)

と、彼は言っているのだ。

つまり私たちは、何の洗脳も受けずに客観的に考えることができず、何の洗脳も受けずに客観的に正しいと言うことができないことになる。

と、彼は言っているのだ。


と、ここまでこの記事を読んで下さったあなたは、彼の主観的ご意見の信者ですか?


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池田晶子「子供を産もうとしたことがない」

2013年11月10日 | 哲学・心の病
私は、子供を産もうとしたことがない。
ところがこれが、世に言う「ノー・キッズ」の思想とは根本的に違うものらしいということにも次第に気づいた。
私には、産む産まないについての選択肢というものが、はじめから、ない。
念頭をかすめたことさえも、ない。
つまり、あれとこれとをハカリにかけて勘案したうえに手にした決意ではなくて、私の思考のストックには、「自分の子供」という観念がそもそも存在していなかったのだ。

産んで産んで、また産んで、と続いてゆく人類の生の連鎖の無自覚さを、どこかで厭わしく思っているのだろう。
産む産まないは自ら意思したつもりでも、自らが存在したことは自ら意思したわけではない。
自ら意思して存在したわけではない生命に「価値」などない。
創生の意図を知ることができるのでなければ!

by 池田晶子「無自覚のまま生きられない私」


子供を産むということに対しては、実は私も池田晶子さんと同じ感覚を持っている。

但し、彼女が言っている『自ら意思して存在したわけではない生命に「価値」などない。創生の意図を知ることができるのでなければ!』には、私は同意できないし、そう言い切っている彼女に怒りさえも感じる。

が、その一方で、彼女がときおり行っている「問題提起」なのかもしれないと私は思っているが、その真意は私にはわからない。


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曽野綾子『人間にとって成熟とは何か』

2013年11月09日 | 哲学・心の病
曽野綾子さんの『人間にとって成熟とは何か』が売れていると、ある番組で紹介していたが、なぜ売れているのかその理由は私にはわからないが、彼女が言っていることに、私は共感するところがある。
その一部を紹介すると、「正しいことだけをして生きることはできない」「全てのことに善と悪の両面がある」「いいばかりの人もいなければ……」である。

理想も大事ではあるが、常識のある大人であれば現実の世界では、密かに悪いことが行われていることはわかっていて当然だ。
今、ちまたで騒がれている「食材の偽装」もしかりであり、私に言わせれば、何をいまさらだ。
「脱税をしていない会社はない」は、私が大学生のときに聞いた叔父の言葉である。

そして、売春も悪とされているが、現実には「必要悪」として密かに行われている。
例えば、〇ープランドでは法的に認められている性的なサービスを提供しているが、現実には売春(本番)が行われており、警察は見て見ぬふりをしている。
その一例として警察は、売春が行われていないかどうか調査する前に、いつ調べに入るか事前に店側に知らせ、店側は事前に売春の証拠となるものを他の場所に隠すと、吉原で働いていた女性から聞いたことがある。

また、〇風俗で働いているある女性は、私たちは婦女暴行を未然に防ぐことに貢献していると私に言ったが、「必要悪」とされている売春が、本当に彼女の言っている通りなのか私は調べてみた。
韓国の2011年の「犯罪白書」によれば、過去10年間の強姦および性暴力(強制わいせつ)の件数は、
2001年 10,446
2002年 9,435
2003年 10,365
2004年 11,105
2005年 11,757
2006年 13,573
2007年 13,634
2008年 15,094
2009年 16,156
2010年 19,939
で、2005年までは9千~1万1千件前後だったが、2006年以降は急増し、2010年は2万件近くになっている。

日本の2011年の「犯罪白書」によれば、
2001年 11,554
2002年 11,833
2003年 12,501
2004年 11,360
2005年 10,827
2006年 10,274
2007年 9,034
2008年 8,593
2009年 8,090
2010年 8,316
で、2003年が1万2千5百件で最も多く、それ以降は減少しているが、2007年に大きく減少している。

そして、韓国で強姦および性暴力が増えた原因は、2004年、韓国政府が売春特別法を制定し、売春一掃作戦に乗り出したからではないかと、私は思う。
ソウル在住のある韓国人男性によると、「ミアリやチヨンヤンニといった有名売春街は摘発され、今や壊滅状態」だそうで、韓国で売春ができなくなった女性たちは日本やアメリカなどの外国で、売春を行っている。

その一方で、日本で強姦および性暴力が減少した原因は、手軽に〇風俗のサービスを提供してもらえる〇リヘル(地域や女性によっては売春(本番)あり)が十数年前から徐々に増えたことと、韓国からの売春婦の流入が増えたからではないかと、私は思う。


と、私はここまでこの記事を書いて、開高健氏の「何かを手に入れたら、何かを失う」という言葉を思い出し、あることを思った。

それは、現実を見すぎた私は、大事な何かを失ったのではないかと……。


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