ガレージライフ

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オーディオアンプ

2019-12-15 15:38:10 | 道具
実は今でも時々レコードを聴いていて
半世紀近く前のアンプが壊れた
(ネットで見ると1978年発売なんで40年前)
これ デンオンPMA630


そういえば 知らなかったんだけど
今はデンオンじゃなくデノンって言うんですね
まあ 時代についていってない人間なんで 笑

いまさらオーディオに凝るつもりはないので
なんか安いアンプないかなと
探してみると
デンオン(デノン)の実売2万円クラスの
これが良いと評判
なんかの記事で
「ひと頃の中級機種と同等かそれ以上の性能!!」
へえ~ そりゃいいわ という事で購入


ちなみにプレーヤーはオーディオテクニカの
1万円くらいのもの
言い方は悪いけど・・おもちゃ的製品 笑
スピーカーは月刊オーディオだったかの
付録のスピーカーに市販のエンクロージャー(箱)


でアンプの性能はというと
不満のない良い音なんだけど
古いアンプのほうが良い音
中低域のコシが強い音というか
しっかりした音がする
音源がレコードってのもあるかもしれないけど
半導体とか部品って昔より相当安くなってるから
回路的には現行品が優れているような気がするけど
電源部なんかは昔はけっこうコストかけて作ってるから
そういう違いがあるかも
まあオーディオファンからは
そんなおもちゃのプレーヤーと
付録のスピーカーでアンプの性能語るな
とお叱り受けそうだけど
音の入り口と出口が安物だからこそ
アンプの比較がしやすいってこともあろうかと

高校生のころオーディオにハマっていた
うちはわしが中学生のころまでは
けっこう貧乏で
自転車が買ってもらえなくて新聞配達
腕時計も買ってもらえなくて涙ぐむ
あのころは大人になって働いたら
好きなものを思う存分と思ったものだ・・・笑

高校になったころは親父の給料が上がったのか
住宅ローンが楽になったのか
バイク(原付だけど)やオーディオを買ってもらえた
親から許されたオーディオの総予算は20万円
20万ってオーディオにしては中途半端な金額だけど
アンプ10万
カセットデッキ8万
プレーヤー3万
スピーカー2万?
ちょっと予算オーバーだけどまあ許してもらった

非常にアンバランスな組み合わせなんだけど
いずれスピーカーは買い替えようということで
アンプとカセットデッキにコストを集中 笑

当時 死ぬほど欲しかったスピーカー
JBL ランサー101

札幌にあった(移転して今もあるらしい)
ジャマイカというジャズ喫茶にあって
始めて聞いたときはぶっ飛んだ
まあJBLって嫌いな人もいるけど
ワシは好き あの迫力ある低音や
トランペットやサックスのツヤっぽい音
あのお店はアンプも
マッキントッシュの高級品なので
なまら良い音
月2回くらいは行ったような記憶
当時弁当代として300円だったか500円もらってたので
その金でジャマイカ行くんだけど
飯を食う金がなくなる
腹も減るのでホットミルクを頼む
それなりに空腹をみたしてくれる
今から考えるとみすぼらしいというか
貧乏くさいというか 笑
でもあれはあれで し・あ・わ・せ 笑

結局 ランサー101は高額すぎて
買えなかったけど
まあ似た系統の音で同じJBLのLE8Tという
フルレンジスピーカーは買った
これも好みの分かれる音だけど
ワシ好みの音
つい最近まであったけど
CS90様の部品代の足しに
某オークションにて次のご主人様のところへ
今は自作の箱のみ残ってる


もう一つ
押入れの奥から出土したカートリッジ

これも高校生の頃買ったもの
一番手前の テクニクスSC-205CⅡ
たしか当時の価格で2万7千円
レンガ工場でバイトして2万くらいためて
あとの7千円は月々千円づつ払った記憶が
肉体労働には向かないワシが
一生懸命がんばって買ったので
なんか捨てられないけど・・
もういらないしね

ふと考えてみると60歳過ぎて
今使ってるアンプとプレーヤーの合計
このカートリッジ1個分くらいの値段
うーん ワシの人生ってなんなんだ 笑

CS90の発電回路について考える

2019-12-05 17:10:26 | CS90
CS90を手にれる前は6V系のバイクもレギュレータがついていると思っていたが
なんと発電した電圧そのままバッテリーにぶち込んでいるらしい
これじゃバッテリーには過酷な状況だな・・
バッテリー液の管理をちゃんとやってないと
ツーリング途中で アウトってことになりかねない。

知ってる人はこの先は読んでも意味ないので
知りたいと思う人のみお読みください 笑
まず用語の説明から

〇発電機
CS90の回路図をみると発電機はACジェネレーターとの記載
普通 オルタネーターかダイナモっていうんじゃないかとネットで調べたら
ジェネレーターは発電機の総称
なので AC(交流)DC(直流)両方あるが
CS90は 交流式の発電機という事になる
ただ一般的な使われかたは
オルタネーター 交流発電機
ダイナモ 直流発電機 が一般的

バイクや車は ほぼ100%オルタネーター
さらに調べると ダイナモと言う言葉も
発電機の総称らしいけど・・・
まあ 普通はオルタネーターで良いでしょう

〇レクチファイア(ブリッジダイオード)
ダイオード(半導体)を4個接続し
交流を直流に変換する部品

〇レギュレーター
発電機から出てくる電気の電圧を一定にする部品

〇ダイオード
一方向からのみ電気を流す半導体


〇直流と交流
直流 +と-がいつも一定 乾電池とかスマホの電池 バッテリーなど
交流 一定の周期で+と-が入れ替わる 家庭の100V

さて以上を踏まえたうえでCS90の発電から電装品までの流れを

回路図 CS90のサービスマニュアルから


発電機からきた交流電流がレクチファイアに入るが
レクチファイアのダイオードで電流の向きを制限されて
プラスマイナスが一定の直流(厳密には脈流)になる。
桃線と黄線がオルタネーターからの線
これは交流なので+-が一定周期で入れ替わる

もちょっとわかりやすくこの図で
ここからは 電子の流れとかは忘れて 
普通に電流はプラスから出てマイナスに戻ると考える


一番左の〇の中に~みたいな印は交流電源を表す
この部分をオルタネーターとする
今オルタネーターの上側の線が+とすると
ブリッジダイオード(レクチファイア)に入ると右のダイオードのみに電気が流れる
(左に流れようとしてもダイオードは反対からの電気は流さない)
その後下のダイオードも反対向きなので流れず電装品に電流が流れる(赤線)
電装品を通過した電流はボディアースを伝ってレクチファイアに入り
オルタネーターのマイナスへ戻る(青線)
この時ダイオードの向きで考えると+側にも流れそうに見えるが
電流は+から出て-に戻るため+側には流れない

今度は逆でオルタネーターの下側の線が+の場合

さっきと逆ではあるがダイオードの向きによって
電装品には常に同じ方向の電流が流れる
(交流が直流になっている)

次にレギュレーターだが
ブリッジダイオード(レクチファイア)は交流を直流に直すだけで
電圧は制御できない
オルタネーターは回転数にあわせて電圧が上がっていくので
このままでは走り出すと電圧が上がって電装品が壊れる
そこで普通はレギュレーターを入れて電圧を一定にするが
CS90はそれがなく
その役目をバッテリーが担っている。
(6Vバイクでもレギュレーターが付いているものもある)


バッテリーで電圧を制御しているイメージ図


箱の中に水をためるイメージ
ブリッジダイオード(レクチファイア)側から来た水は電装品にちょうど良い水位(電圧)で流れる
エンジンの回転が上がって水位(電圧)が上がってくると
余分な水(電圧)はオーバーフローパイプから排出されるので
電装品には常に一定(6~7V)の電圧がかかる

実際は余分な電圧はバッテリー液の蒸発でエネルギーを消費し
一定の電圧を保っている。
だからバッテリー液が無いとかバッテリー自体が弱ってくると
電圧制御ができなくなってライトの球切れとか
夜間にウインカー付けたらエンジン止まるとか危険な目に合う
またバッテリー液の蒸発が多いので密閉型のバッテリーは使えない
たまに使ってる人もいるようだけど
たまたま使えてるだけで破裂する危険性が大

しかしこの方式はバッテリーをもっとも傷める使い方
このタイプのバッテリーは液管理を普通以上にチェックする必要がある

おそらく発電量をあまり大きくせず(大きいとバッテリーの負担が大きい)
ギリギリの発電量で設計してるような気がする
確証はないけど
だから夜 右折なんかで止まってるときは
リアブレーキは使わず ちょっと回転上げ気味にするとか
した方が無難なのかもね
プラグも点火しなくなるから 交差点のど真ん中で
エンストしたら・・・いや~ なまら焦るべ 笑

アーシングとは

2019-12-01 13:51:37 | 日記
電気のことわかってる人は当たり前の事しか
書いてないんで 読む時間無駄です 笑

先日の記事「細かいところを自分好みにしてみるパート3」で
アーシングについてちょっと書いたのだけど
自分なりに理屈をおさらいしてみた
今は本当に便利な時代でネットで検索すると必要なことが
すぐ調べることができる
昔は大きな本屋に行って色々探して
買ったけど外れだったりとかけっこう苦労した

5年生くらいのころアマチュア無線の資格を取りたくて
本を買ってきて一生懸命勉強した。
今思えば 「アホ」なんだけど
本に書いてあることを全部理解しないとだめだと思った

あんなの全部理解なんて 不可能(少なくともワシは)
多分アマチュア無線の資格もってる人で
ああいう本の内容を熟知してる人って何パーセントいるか

中学生のころ今度はラジオやアンプを作りたくて
初歩のラジオとかラジオの政策・・ちがった製作とか
CQ誌とか・・・
でもちゃんとした理屈が知りたくて知りたくて笑
そういう雑誌にラジオ通信教育広告があって
「ラジオ教育研究所」と「東京電波学会」などなど
大げさな名前の会社?があった
大人になって考えれば法人名もないんで
単なる任意団体 笑

ラジオ教育研究所は4500円
東京電波学会は1900円
当時のこづかい500円

うーん どうすべきか
まずは親に無断で新聞配達
たしかひと月 1500円くらいだったかと
で東京電波学会に送金!!
ここは 実物大模型がついてくる

忘れもしないうたい文句は
「厚マニラボール製 5球スーパーの実物大模型」
(5球スーパーって真空管ラジオの名称)

杉並区のI君は当講座終了後
近所のラジオやテレビを修理して
お小遣いももらえ近所からも感謝されています
的なことも書いてあった。

完全にワシの妄想は膨らんで
よしこれで勉強して近所のテレビやラジオ修理して
欲しかった15段変速のキャンピング自転車や
ステレオやとワクワクしたもんだけど
やっぱり「アホ」だよな~

たとえば
ハイスピードコーナリングの基礎と実践
ショートコースにおけるグリップ走行とスライド走行
1週間で学べるレースの基本と応用
(こんな本あるかどうかわからんけど)
これを読めばレーサーになれますって言ってるようなもの 笑

学科と実技の違いを理解してない
アホな中学生

数日たって教材(と呼べるか不明)が届いた
ダンボール箱か何かでくるかと思いきや
来たのは直径5cm長さ40cm程度の筒
ええ これって何 当時の感想

開いてでてきた教材はこれ
(4冊あったのだけど なぜか2冊不明 大切にしてたのに)


この薄さ・・


少年のワシが勉強した形跡 笑


そして
厚マニラボール製 5球スーパーの実物大模型
どんなものかといえば 大学ノートの表紙の紙
なんかホコリのような模様が印刷されてるこんなの


この紙に抵抗やらコンデンサーやら真空管が印刷されていて
それをハサミで切って台紙に貼りつけるというシロモノ
昔よくあった本の付録的なアレ・・
コードは色分けされた細いビニールチューブ
これがまたくせ者で巻いてあるんで
湾曲した癖がついていて
各部品にくっ付けてもすぐはがれてくる
さすがに捨てた 笑
(厚マニラボールって紙の名前らしい)

ただこの本で 抵抗やコンデンサー
あるいは電流とか基本は覚えられたんで
まあ良しとしよう

バイクのアーシングで前置きが長すぎるけど・・・
中学生のころから疑問だったことが
今回のアーシングをちと深堀したんでやっと理解したことがある
半世紀ぶりに疑問解決!!
それは電流は電子の流れなのになぜプラスからマイナスに
流れるといわれるのか
中学校の理科の先生に聞いてもよくわからんかった
それは一番最後に

さてやっとアーシング(本題)に入るまえに
電気とは何か あるいは車バイクの電装はという説明から

1原子
物体はすべて(宇宙空間はちがうかも)原子から成り立っている
原子は原子核の中にある
+の電荷(電気)を帯びた「陽子」と
その外側をまわっている
-の電荷(電気)を帯びた「電子」
がつりあって成り立つ
こんな感じ(デジタル時代に手書きってのが・・笑)


2導体 絶縁体 半導体
導体は
電気のコードなど電気を良く通すもの
銅 アルミ 鉄 などなど
これはその原子の中にに自由電子と呼ばれる
その原子から外に出やすい電子をもっている
(他の原子に移動できる)

絶縁体は
自由電子がなく物質自体安定している
ガラス ゴム プラスチック コードのビニール被膜

半導体
導体と絶縁体との中間的な性質
温度によって電気を通したり通さなかった
あるいは1方向からのみ電気を通すとかいろいろ

(半導体は勉強不足で図解なし)

3電池 電流
バッテリーなら充電で電子を分離する
相当アバウトに書いてるので実際は
もっと複雑なんだけど原理としてはこんな感じ
以下の図
右は電子を取られているので+になってる
左は電子だけなので-になっている

そこに先ほどの導体(自由電子をもっている物質)をつなぐと
左 +側は -の電子を欲しがっているので
導体から自由電子を引き込む 
さらに-側の電子もそれにつられて導体の中入る
それが連鎖的に起きる(電子が+側に流れ込む)
これが電流となる

電子が全部移動し終えたら終了
使い終えた乾電池 とか充電不良で あがったバッテリー

この図はコードの中になかに何もないので
ショートした状態 これでは一気に電流が流れて
コードが焼ける
実際の電装はコードの中に電装品(ライト テール プラグ コイル)
などなど電気を使うものが入る


実際に近い回路
左側の図は電球を付けたもの
+側は -の電子を欲しがっているので
電子はプラス側に流れ 電球のフィラメント(光る部分)
を「無理やり通過」し+側に流れる。
無理やり通過というのはフィラメントは抵抗(電気がながれにくい性質)
を持っているので電子の通過するエネルギーの一部が光エネルギーに変わる

今度はバイクの配線(ひどい絵だけど 笑)
右の図
電球までの-側の線を一部バイクのボディ(フレーム)で代用している
いわゆるボディアースとかマイナスアース
メリットは配線が簡単 コストダウンや整備性が良い
デメリットは1本の線でつなぐより接点が増えるので
接触不良を起こす可能性がある。


抵抗
抵抗(電気が流れにくい性質)の大きさは
断面積に反比例し長さに比例する
以下の図

太い線と細い線では太いほうが良く電気を流す(抵抗値が少ない)
同じ線でも短いほうが良く電気を流す(抵抗値が少ない)


でやっと本題のアーシング
抵抗を考えるとボディを経由するより
バッテリーのマイナスから電装品近くに配線するほうが
本来の電流が流れる
(太い線で短く配線)
特に古い車 バイク ならアース線が弱っていたり
ボディとの接点が錆びていたりとか
不確定要素が大きいのでそういう状態なら効果はある
が・・しかし 本来の電流が流れるだけで
それ以上の電流が流れることはない

しかし 古い車は良いけど
最近の電子制御の車は どこでどうなってるやら
さっぱりわからないので やらないほうが無難かと思う
確証はないけどね

最後に
電流は 電子の流れで-から+へ流れてるのに
どーして 普通は+から-へ流れるって言うんだろう
という疑問
ワシは50年間そう思ってた まあどっかの時点で調べたら
ネットに出てたのだろうけどネ
以下の文(ネットで拾いっぱなしだけど)

電線などの金属導体内を流れる電流のように、多くの場合で電流を構成している荷電粒子は電子であるが、電子の流れは電流と逆向きであり、直感に反するものとなっている。電流の向きは正の電荷が流れる向きとして定義されており、負の電荷を帯びる電子の流れる向きは電流の向きと逆になる。これは電子の詳細が知られるようになったのが19世紀の末から20世紀初頭にかけての出来事であり、導電現象の研究は18世紀の末から進んでいたためで、電流の向きの定義を逆転させることに伴う混乱を避けるために現在でも直感に反する定義が使われ続けている。電線など金属導体内を流れる電流の実体は電子の移動であり、電流は架空のものである。