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コンパスの使い方

2018-02-04 20:01:26 | 備忘録 色々
2月3日アウトドアメーカー モンベルさん主催の
山歩き講習会に参加
スノーシューを付けて簡単な山歩き
初心者向けだが
基本的なことを知りたくて参加
で~結果としては大正解

10時に札幌市滝野すずらん自然公園
森の交流館に集合
ここは家から車で20分ほどのすぐ近く
夏場は人気のキャンプスポット

天邪鬼なワシは人気の場所には
近付かない主義なので
一度も行ったことがない(笑)

http://www.takinopark.com/

まずは講義
コンパスの使い方
地図の見方
ウエア(レイヤリング)
ビーコンやゾンデの使い方



ビーコンやゾンデ以外は
なんとなく知っていたが
今回の講習で完全把握!!(のような錯覚)

知った分だけ欲しくなって
向かうところ敵は
不足する福沢諭吉のみ

講習のあとは
スノーシューを履いて
アップダウンのある林間を散策
雪質のチェック


雪が降り積もって層になっているので
密着していない層から崩れ雪崩になる


ビーコンの使用体験
(いつもの写真撮り忘れで1枚のみ)


ビーコンって強力な救助信号を出し
近隣の救助隊むけに信号送信かと思ってたけど
そうではなくトランシーバーのようなものだった

https://www.mammut.jp/

まずチーム(パーティ)全員が所持
通常は送信状態にする
送信は常時ではなくピッ ピッと断続的
(電波なので音が聞こえるわけではない)

誰かが雪崩や滑落などで雪の下になった場合
他の人はすぐ受信に切り替える

受信は指向性があるのでビーコンを水平に保ち
電波(遭難者)の方向を探る(液晶に表示)
近づくと遭難者との距離を表示するので
一番近づいたらゾンデ(棒)を雪に突き差し
遭難者の位置を特定し
すぐ掘り出す
15分以上経過すると致死率が高まる

http://www.montbell.jp/

これは何度も練習しなければ
実際はパニクッって無理・・

ビーコンは段々高機能になってきていて
個別信号も出せるらしいが・・・
それはそれで 複雑な問題・・
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3人が雪に埋まった
幸いそれほど大きな雪崩でなかったため
すぐにビーコン電波を受信

ビーコンの識別信号を見ると
向かって左 普通の友人
真ん中 親友
向かって右 一応友人だが 嫌いな奴

私はスコップを取り出し
真ん中の雪を掘り始めた・・
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と こういう事ことが起きる
まあ ワシは冬山の趣味はないので
こういう経験はしなくてすむが

関係ないけど
ブライトリングでは遭難信号だせるモデルがある
これはパイロットの免許所有者しか
買えないと思うけど

http://www.studiobreitling.com/column/sb/sb-15.html

さて前置きが長すぎたけど
ここからが本題

1 地図に磁北線を引く1

地図上の上は北だが
コンパスが(方位磁針)実際に示す方向は
北海道の場合 西方向に7度~10度ズレている

「偏差」「磁気偏角」「偏角」と呼ぶ
なぜズレるかは各自お調べください
コンパスのベゼル(リング)を回して西側へ7度(1メモリ 2度)ずらす


2 地図に磁北線を引く2

西側へ7度ずらしたコンパスの
導矢と呼ばれる赤の太矢印あるいは
それに平行に引かれているいる線とを
地図の縁に合わせる。赤で囲った部分


言い換えると
地図は普通 上が北になっているので
その方向とコンパスのべセルの北方向を合わせる
(写真や印刷物の上は本来 天地の天というが
ここでは上という表現をします)

コンパスのスケール部分(物差しのメモリのある部分)
に線を引くと 西に7度傾いた線が引けます
赤矢印部分
これが 磁北線というコンパスの示す北方向です
この地図にはあらかじめ引いてあります
青矢印部分

これで地図の準備ができました

3自分の行きたい方向をコンパスにセット

自分の行きたい方向に進行矢(赤〇)を向けて
コンパスをセット
(スタート ゴールにコンパスのサイドを添わせる)


4 方位のセット
そのままの状態でベゼルの北方向を磁北線に合わせる
(平行にする)
青で囲った部分


写真はたまたま地図も北方向に向いて置いてあるので
コンパスの針も北を指していますが
地図上の磁北線に合わせればOKです。

この状態は
実際の北(コンパスの北)にベゼルの北を合わせてやれば
自分の進む方向(目的地は)進行矢の方向にあるということです

言い換えれば
自分の目的地が北を0度としたときに
何度の方向にあるのかをセットした状態です
写真では262度付近です(見ずらいですが)

5実際の使用

行動中 進む方向(ゴール)を確認する際は
水平に保ち ベゼルの北を実際の北方向に合わせ
(ベゼルの北とコンパスの針の向きが一致)
進行矢の方向に進む



時計のコンパスを使っての応用
形状のせいで精度は落ちますが
簡易的に方向を知ることができます


1ゴール方向に12時位置向け平行に置く
(この時計の場合 BARIGOのロゴ位置)


合わせづらい場合鉛筆など添えると良い
(この場合 ステッドラーの鉛筆が望ましい 冗談 笑)


2ベゼルを回して磁北線にN合わせる
写真の写し方が悪いができるだけ平行にする


3実際の使用は
時計をコンパスモードにして
ベゼルのNを北方向に合わせる
(この時計では文字盤のドットが多い場所が北方向)
時計の12時方向が進行方向
進行方向が何度であるか表示している
263度 コンパスの時とほぼ同じ

以上・・・

こうやってマニュアルめいたものを作ると
記憶の確認作業ができるんで
理解が深まって 若いころなら
忘れなかったけど・・
年なんで 忘れるべな~笑