最後の一葉

あの壁、最後の一枚の蔦の葉を見て。ああジョンジー、あれがベーアマンさんの傑作なのよ。

習作№20「フェルメール 模写」 (25日目)

2009年02月14日 17時33分52秒 | 油彩画(人物)
 たぶん、3回目の全面描き換えです。自分でも何回目の描き換えなのか分からなくなっていますが・・・。
 今日は、牛骨ならぬ猪骨を描いたのを参考に頭蓋骨をイメージして描いたのと、顔の色の下地塗りのつもりで描きました。色は、ビリジャン系・バイオレット系、ブルー系・ネイプルスイエロー・ホワイトなど。
 今までやっていたことは、ダイレクトにその色を塗ろうとしたこと。肌の色は肌色ではなく、影の色はグレーやこげ茶ではなく、青や緑など様々な色が重なり合っている上に肌色が乗っかっている、またはその逆。そういう厚みのある顔であり、色ではないだろうか。顔の小さな部分の構成(色々なパーツの位置)が微妙に違っていて「似ていない」ということになっているが、そういうことだけでなく、色の出し方に根本的な過ちがあったように思う。実践するのはとても難しいが、考えてもみれば、フェルメールもこの絵を描くのに10日や20日で描いたものではないだろう。そういう絵を模写する時、模写する方も相当な日数を要するのだと思えば、それほど悩まなくてもいいのではないだろうか。と自分を慰めています。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 藤田嗣治のデッサン | トップ | 習作№25「ピエロ」(10日目) »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

油彩画(人物)」カテゴリの最新記事