ぴあの

先日、例によって裏メールのやり取りで、私がGacktにひかれたのは何を隠そう、その『見かけ』と白状しちゃった楽母です。

彼の生き方が好き、彼の考えが好き、彼の音楽が好き、っていろいろな理由のファンは多いと思う。　でも、私は何といってもイケメン狂だから。見かけ、よ（笑）
だって、彼を知るきっかけになった堂本兄弟では、GacktはGackt単体で出ていて、面白トークを炸裂させていたものの、自分の歌を歌うでもなく、彼の音楽をあまり知ることはなかったから。それが証拠に、まともに聞いた最初の曲は『君に逢いたくて』だし、最初に買ったCDは『届カナイ・・・』だったぐらい。

ただ、見かけ、と言っても、あの端正（すぎるほど）な見かけだけではない。

どうも私は、ピアノをやってる男に弱いように思う。
今時の若い人は普通にピアノを弾くかも知れない、ひょっとしたらあんな単純なものより手も足も使うエレクトーンなんかの方が人気なのかもしれない。

でも、同じ世代のかたは分かると思うんだけど、われわれの世代って、まだピアノは高級品で、それを習って弾ける、というのはある種、お金持ちの子女、というイメージってなかったですか？　女の子でも、クラスで数人しか弾けない、ましてや男の子でピアノをやってるなんて珍しい、という時代だったはず。

それがねぇ、いたんですよ。私が小学生時代だから、昭和も３０年代後半～４０年にかけて、ぐらいだけど。　冬でも半ズボンにハイソックス穿いてるような（笑）医者の息子で、という絵に描いたようなお金持ちの息子が。

中学に入れば、われわれはビートルズにもベンチャーズにも乗り遅れて、モンキーズだったりで（爆）　エレキギターを弾くのがかっこいい！なんて思ってた事もあるけれど、それでも心の中には『ピアノが弾ける』というのが堂々の１位で居座ったまま。

多分、私はずっと引きずってる。
だから、Gacktが、ピアノの前で、さらさらと弾いた姿に参ってしまったのだと思う。（えなり君には魅力を感じなかったのに）

ギターで作曲するのも素敵だろうけど、私はやっぱりアコースティックなピアノの前で、フフンフン・・・なんて鼻歌まじりに作曲して、譜面台の所で五線紙にオタマジャクシを書いてるような男が好き。
もっとも今じゃそんな風に曲を作ってはいないだろうけどね、惚れてしまえばなんとやらで（苦笑）・・・バイオリンを弾くのもいいけど、やっぱりGacktにはピアノの前にいてほしい、と（も）思う。