『フロム・ミー・トゥ・ユー』
小路幸也 著 集英社文庫 2015年4月25日 第1刷
この東京バンドワゴンシリーズは、出版のたびに登場人物も1歳ずつ歳を重ねていく趣向。
4作目でそれまで順調に歳をとっていた登場人物らがいきなり60年時を遡って終戦直後まで戻った少しばかり趣の違う刊があって、その後また5,6,7といつも通りに戻ったんだけど、この8作目で、また少々いつもとは違う作品となっている。
主な登場人物がこの『東京バンドワゴン』という名の古書店、堀田家と関わりあうようになった過去のエピソードというか裏話?をその人の言葉で綴っていく。
30年前に、いきなりこの堀田家3代目当主、勘一の息子である伝説のロックンローラー、我南人が赤ん坊を連れて帰ってくるところから始まって、次男の嫁、ライター、長男の妻・・・・という具合に各々の自己紹介にもなっているエピソードが披露されていく。
今までの流れで、登場人物のだいたいのキャラクターや、背景にあるものはなんとなくわかっているが、より具体的な内容でこれまたよく考えられた設定があったんだな~と思う。
著者はビートルズの曲名をカタカナに冠したタイトルで、小説の中身をうまく表していると思う。
実は、やっぱり夏は『怪談』でしょうってことで、前から積読になっている京極夏彦の文庫や香月日輪の霊界通信の文庫最新刊も気になっているんだけれど、東京バンドワゴンのこのシリーズもなかなかにあと引く小説で、とりあえず10作品読み終えるまでは他のものがなかなか読めなくて、嬉しい?悲鳴。
小路幸也 著 集英社文庫 2015年4月25日 第1刷
この東京バンドワゴンシリーズは、出版のたびに登場人物も1歳ずつ歳を重ねていく趣向。
4作目でそれまで順調に歳をとっていた登場人物らがいきなり60年時を遡って終戦直後まで戻った少しばかり趣の違う刊があって、その後また5,6,7といつも通りに戻ったんだけど、この8作目で、また少々いつもとは違う作品となっている。
主な登場人物がこの『東京バンドワゴン』という名の古書店、堀田家と関わりあうようになった過去のエピソードというか裏話?をその人の言葉で綴っていく。
30年前に、いきなりこの堀田家3代目当主、勘一の息子である伝説のロックンローラー、我南人が赤ん坊を連れて帰ってくるところから始まって、次男の嫁、ライター、長男の妻・・・・という具合に各々の自己紹介にもなっているエピソードが披露されていく。
今までの流れで、登場人物のだいたいのキャラクターや、背景にあるものはなんとなくわかっているが、より具体的な内容でこれまたよく考えられた設定があったんだな~と思う。
著者はビートルズの曲名をカタカナに冠したタイトルで、小説の中身をうまく表していると思う。
実は、やっぱり夏は『怪談』でしょうってことで、前から積読になっている京極夏彦の文庫や香月日輪の霊界通信の文庫最新刊も気になっているんだけれど、東京バンドワゴンのこのシリーズもなかなかにあと引く小説で、とりあえず10作品読み終えるまでは他のものがなかなか読めなくて、嬉しい?悲鳴。
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