発見が常識を覆す、覆った常識が時代を変える、変わった時代が人間と政治を変える

政治は知恵を出せ
政治家よ常識を変える発見をしろ
政治家よ時代と人間を変えろ
政治は誰にでも出来る物ではない

第102話 金印の道しるべ 

2007年11月23日 | Weblog
金印の島・・志賀島・・
博多湾に突き出た島
ここに金印は埋められた


難斗米は懐に金印を抱いていた・・
姉の卑弥呼に重要な密命を負っていた。
改めて、卑弥呼の言葉を思い出していた

「金印を人知れず、志賀島に埋めろ」と・・・・
「姉さんなぜ?せっかく頂いた金印を埋めるの?」
姉の真意を汲み取れず、思わず聞き返した
卑弥呼「それは、謎を作るためだ」
「なぞ?何のために?
「この謎を解いたものが、世界を握る。ほほほほ~~」
卑弥呼は楽しそうに笑った・・・
卑弥呼には、だれが、この謎を解くか・・既に知っていた
卑弥呼「実を申せば・・・これは、道しるべなのだよ」
難斗米「道しるべ?どこを示すの?」
卑弥呼「魏の都は、洛陽・・そして、邪馬台国を結ぶ直線
    なのだ」
難斗米「邪馬台国・・なるほど」
卑弥呼「具体的に申せば・・洛陽と私の墓だよ
    洛陽から金印を結び、さらに、直線を延ばすと
    私の墓だ」
難斗米「墓だって、まだ、墓なんぞ無いではないか」
卑弥呼「墓は無くとも、場所は決まっている。
    夫と娘が眠る傍らに決まってるでしょう」
難斗米「そうか!そうだよね~、だけど、姉さん、
    その、洛陽が見えるの?」
卑弥呼「ああ~”良く見えるよ”お前にはわからんだろうが、
    空から、丸い大地が見えるのじゃよ”」
難斗米「丸い大地?また解らん”」
卑弥呼「よいよい”解らん”それで良いのじゃよ」
   「とにかく、山の裾野に深く、浅く埋めるのじゃよ
    千年先に発見される場所にだ”」
難斗米「千里眼とアマテラス眼”不思議な能力だ、神がかりだ」
改めて、姉の持つ、能力に慄いた・・

第101話 魏志倭人伝 後編 使者の回想

2007年11月23日 | Weblog

魏の使者は旅立った”一路故郷へ”足は快調だった。
実は、昨夜、卑弥呼にヒーリングを受けた。
重かった体が、爽快になっていた
「信じられない”手で撫でられただけで、
あれほど、苦しんでいた
持病が、一夜にして、快方してるではないか”
やはり只者ではない”
しかい、だからといって、とても、
王に告げられるものではない。信じたら信じたで、
その者をつれて来いと言うに違いない。
信じなけば、信じないで、私が疑われる・・・・困った」
魏は使者は考え込んだ・・どうしたものか?・・・
そっとしとこう” 「触らぬ神にたたりなしだ」
邪馬台国は卑弥呼だけの国だ”組織は出来上がってない
彼女の死で、あの国は消えるだろう”
戦いもない平和の国・・・倭の国か・・なるほど・・・
魏の国に続いている空を眺めてため息をついた・・・
「真実を語れぬとは・・・・・歴史とはこんなものか”」

魏の一行はたちまち志賀島に着いた・・・
「なんと”ここから、行きは、邪馬台国まで1ヶ月は掛かった
が、帰りはたった5日だ・・・
老婆にはかられた・・・・わっはっはは~~~~
回り道をさせられ、酒と女と温泉とで失った時間は
取り戻せぬ”しかも儀王に正直には報告できぬわ・・・
仕方がない、距離を伸ばして時間のつじつまを会わせよう”
それにしても、やはり、すごい老婆だ。彼女が魏王ならば
とっくに統一してたであろう”
優しい老婆の顔を、思い浮かべて・・母を思った」