発見が常識を覆す、覆った常識が時代を変える、変わった時代が人間と政治を変える

政治は知恵を出せ
政治家よ常識を変える発見をしろ
政治家よ時代と人間を変えろ
政治は誰にでも出来る物ではない

第43話 時の行者 後編

2007年11月02日 | Weblog
イザナギ・イザナミが遠い神話の世界になった。
建国以来5千年、天皇は250代を重ねてきた。
文字が実用化されていた。
さらに、6千年の時代に飛んだ。
何処が変わった?
「フム!世界中の人間が、倭国の言葉を共通語として
話しているようだ。建国以来6千年で世界を統一したわけか。
平和は時間が雄大だね。ゆっくりと流れるみたいだ。」
農業の世界は平和でいいね。
「どれ、次の7千年に行くか」
7千年の世界はどうじゃ?
「千年も時間が過ぎたというに、代わり映えがせんのう
戦いも、争いもない。実に退屈な世界じゃのう」

次の8千年の世界に行くか
「なに~!何事じゃ”人っ子一人見当たらぬ。
何があったのだ。縄文人が消滅した?」・・・・・

卑弥呼はつぶさに世界の国土を観察した。
山には木が生えてない。落ち葉も見当たらない。
海岸は波が静かに寄せては返す。
夕日は赤く、海に沈もうとしている。
稲穂は姿も形も無い。
人間は・・・どこかへいった・・・・・
地球から、植物は枯れ、
動物は消え、
人間は消滅した。
いったい!その理由は何だ?

卑弥呼は、時間を千年巻き戻した・・・・・・



第42話 時の行者 前編

2007年11月02日 | Weblog
中日優勝おめでとう”・・54年ぶり


智恵の実が実り、人口が増えた。
そこで、国造りが始まった。
 稲造りで忙しかったイザナミは、国という概念を
まったく持っていなかったが、オオクニヌシと出会って、
知りえた知識だった。
この知識が役にたった。
畑の開墾、麦・粟・稗・野菜等の栽培を始めた。
農業立国を目指した。
食料の貯蔵庫の建設、住宅・水路の建設、忙しく働いた。
たった一世代でここまで違うものか、天才は凄い!
やがて、卑弥呼は時を遡り始めた。
この平和な国家がなぜ?消滅した?
その光景を探しに”
建国から千年が過ぎた。
「何が変わった?大して変わってはいないようだ。
土器が増えたかな~」
そんな程度だった。
2年過ぎた。何が変わった?
「ウ~ム、何も変わっとらん。人口が少し増えた。ぐらいかな」
3千年過ぎた。
「何が変わった?ほう!貿易が始まっとる。」
土器に種籾・小麦・粟・稗・野菜の種」を入れて海を渡った
朝鮮半島から中国大陸へ!
「なんと、米は大陸から伝わったのではないのか。
倭の国から出て行ったのか。フ~ム」
では、次の千年先はどうだ?
「何が変わった?」
「おや?銅が発見されている。鉄もある。
農機具が木から鉄に変わっておる」
「米はどうだ。さすがに千年も経つと、世界に広がっておる。
コメは地球を一回りしていた。なんと!世界は丸いのか”
実に!不思議なことだ」


第41話 神武東征(陸穂の道)

2007年11月02日 | Weblog

イザナミの子の大事忍男神(オホコトオシヲノカミ)が
父の意志を継いだ。
大事忍(おおごとしのぶ)は九州から旅立っていった。
陸穂の道は父の来たルートを逆にたどった。
北九州を抜け山陰を通り、出雲に着いた。
出雲には母の墓がある。
見たことも無い母、20年の歳月がすぎ
オオクニヌシも代替わりしていた。
歓迎の声が忍を包んだつかの間の平和。
やがて、出雲から山陽道に出て岡山、兵庫を抜けて
父の生まれ故郷の淡路島に戻ってきた。
故郷の淡路では父と母が暮らして洞窟が岩屋と称し称えられていた。
忍はさらに淡路島から海を渡り泉南に着き
和歌山さらに海沿いに進み伊勢に着いた。ここで、忍は妻を娶った。
伊勢から奈良に着いた。奈良で妻は身ごもり子を産んだ。
忍は奈良で居を構えここに故郷と決めた。
近畿には淡路から陸穂の種籾を分けてもらい稲穂の実が実っていた。
人の噂は結構早い。近畿一円ではすでに稲穂が実っていた。
西日本が稲穂の黄金色に染まった。
神武天皇として即位した。
さらに陸穂は関東まで、広がりを見せた。
しかし、東北は気温が低く、稲穂が育たない。
東北以北の統一は千年の先まで残った。
武力を使わずに日本を統一した。
忍ぶには四方を生みに囲まれたこの国が世界そのものだった。
世界の半分を握った男だった。
縄文の世界がやがて地球を回る。
平和は時間がゆっくりと進む。
人間が隊列を組んで動き出した時、歴史は動く。
歴史が激しく動くのはまだ、7千年の先である。
少しずつではあるが、人間が豊かになっていった。
稲はまさに平和の使いだった。



第40話 イザナギの最後

2007年11月02日 | Weblog
22:02イザナギは立ち直った。
再び、稲穂を持って、巡業を始めた。
山陰から、九州へ、小倉から福岡
福岡から筑紫へ、
筑紫から熊本へ
熊本から大分へ
大分から宮崎へ
この宮崎で寿命が尽きた。
「心残りだ、鹿児島と熊本では稲穂が実らなかった」
当然だ、この地方には、豊富な火山灰が降り積もっている。
この砂は、栄養分がなったくない。
最後の最後まで統一できなかった場所だった。
熊本地方を熊襲(くまそ)といい
鹿児島を隼人(はやと)族と呼んだ。
イザナギの亡骸は、九州を一望できるようにと、
高千穂の峰に祭られた。
後に高天原族と呼ばれた。
子供達が相談した。この後をどうするかと。
二人の兄は年を取りすぎたと、
「九州に残る」と
したがって、父の後を末っ子が継いだ。
そして、神武東征が始まった。
稲穂の道だ。


編集するコメント
この取りこぼしは日本武尊に持ち越される訳ですか!?

2年前に高千穂の天岩戸神社へ行ってきました。
不思議な光景がたくさんありました。


ronさん、訪問ありがとう!いい質問です。
縄文時代・・・陸穂
弥生時代・・・水穂
日本を統一した根本は米の栽培技術を握った人物・・天皇
弥生時代の創始者はニニギの尊=神武天皇
米ですから取りこぼしはまったく同じ
大和武尊(ヤマトタケル)は弥生時代の話ですね。
歴史の違いの根本がここにあるのです。
大和武尊は女に化けて熊襲の主を殺しました。
これが暴力・殺人・戦い・戦争と繋がります。
だから2000年で現在の科学技術が発達しました。
縄文では7000年かかっているのです。
この時間の違いが、平和と戦争の違いなのです。
歴史はすべて正しいのです。
おくが深いです。指導者は常に神を感じてる(心正しき者)でしょうね



神武と言うのは神様の武器=米=智恵の実のことです


茶の湯の本に縄文時代の日本の土器は世界中の中でも特筆すべきものとありました 話は飛びますが 上古の日本はかたかむなの文化があり 世界の中心だったと 楢崎 博士の本にもありました それから類推すると1万年前日本にはすばらしい文化が栄えていたのではないかと お考えを聴かせてください

それが、今回の小説のテーマの一つです。
未来の映像を見ることが出来る能力を持っていたと仮定すれば、
当然、過去も知ることが出来るでしょう。
その能力を持っていた人物が「邪馬台国の女王・卑弥呼」だと
思い、今回”「卑弥呼の書古事記」の内容を噛み砕いて筆記してる最中です。
そう少し先に、いや、これから縄文の世界を書くつもりです。
最後まで読んでくれれば、理解できると思います。

第39話 オオクニヌシ

2007年11月02日 | Weblog
石器時代から縄文時代に時代が変わる。
何が変わる?
衣食住と医だ。
格段と人間が豊かになる。
人間が赤の他人と協力しあえる。
怪我、病気で助け合える。
自分と家族だけが食べるだけがせい一杯の時代に、
生きていく余裕が生まれる。
この、余裕が人口の増加を招く。
人口が増えて、やっと、国が出来る。
イザナギが衣食の担当として、
オオクニヌシが医と住だ。

イザナギが出雲に到着したとき、ここには小さな国が出来ていた。
イザナギには国という概念はまったく持っていなかった。
国というものをここで、初めて知った。

オオクニヌシは異母兄弟のいじめに苦しんだ。
国の継承問題で、賢い彼がいつも注目されていたからだ。
誰も遊んでくれず、いつも、虫や鳥や動物を友に、成長した。
観察力は鋭くなり、動物の食べる草に形骸が深くなり、
薬草になる草草を発見した。
建築の知識は、鳥の巣の作り方にヒントを得ていた。
木の組み合わせで、つなぐ方法を考え付いた。
そして、成長すると彼の能力に嫉妬した兄達は彼を
他の国へ追い出した。
しかし、彼の能力は他国で成長した。
彼の支持者が増えてきた。
そして、出雲の国を取り返した
出雲に部族を構成していた。
そして、他国への和を広げようと考えていた。

編集するコメント

いつの世も同じ事を繰り返しているんですね。

これは、地球の生体リズムです。
地球も一定の間隔をおいて、
氷河期から温暖化つまり、気温の上昇。
そのつかの間の繁栄
恐竜が滅んだ、
原人が消えた。
縄文人が消滅した。
白亜紀・ジュラ紀・・・・
これが時代の断層が地球の生体リズム。
これから、人類と地球の戦いが始まります。
人類は負けはしたが、もう少しで大勝利を納めるとこだった。
「滅びの笛」
最大のクライマックスです
乞う期待””

第38話 イザナギの黄泉還り

2007年11月02日 | Weblog
 
男は子供より妻を、
女は夫より子供のほうが愛は深い。
子供を失ったとしても、悲しみは妻の方が深い。
イザナギはもう仕事が手に付かない。
「なぜ?死んだ、神を恨む」
ぼ~と中空をにらむ日々をすごした。
遺体はすでに埋葬され、すでに1月過ぎた。
それでも、仕事が手に付かない。
子供達の方が立ち直りが早い。
「父さん”しっかりして、いくら、悲しんでも母は喜ばないよ”」
いくら、息子に激励されても仕事が手に付かない。
ある日、イザナギは、妻の墓に来た。
突如、妻の墓を暴きだした。
「妻に会いたい、もう一目会いたい」
一心に掘り出した。
ついに、妻の顔を見た。
「げ~~」
湧き上がる、死臭と、白骨化した骸骨と、肉片の残った部分に
絡みつく蛆虫が目に飛び込んできた。
あわてて、墓を埋め戻した。
イザナギは孤児で育ってきた、父と母との死を見てきた事で
心は鍛えられ、強くなっていた。
ゾンビのような死体を見ても怖れはしなかった。
「あ~~妻は死んだのだ。やっと死を受け入れた」
「見てはならぬものを見たな~」
妻の声が聞こえてきた。
「もう!お前は死んだのだ、化けて出ても恐れはしない」
「ふふふ~」
妻の笑い声が聞こえた。
「何がおかしい」
「そうよ!私は、貴方の妻よ、たとえ、死んだとしても
愛してるわ、貴方はまだ、旅の途中よ、寿命が尽きたら
また、会いましょう。」
妻がいつも傍にいる、そんな気がしてきた。
「二度と埋葬した者を、暴いてはならぬ、戒めとして大きな岩をおく」
村人を集イザナギはこう宣言して、、妻の埋葬した土の上に、
大きな岩を置いた。
そして、自分だけの文字で
「イザナミここに眠る」と書き込んだ

これが墓石の始めだった



第37話 イザナミ(妻)の死

2007年11月02日 | Weblog
よもつひらさか

 
イザナギ・イザナミの夫婦には、淡路島で一人、四国で一人、
すでに、二人の子持ちだった。この出雲の地でまた、一人身ごもった。
「あなた!子供が出来たの!」
「そうか~、今度は女の子がいいな~」
幸せな会話を繰り返した。
3人目の子供ゆえに、夫婦共に安心していた。
お腹がだんだん大きくなって、やがて、臨月を迎えた。
イザナギは、産屋に入り、出産の準備をした。
「あなた、行ってくるね」
「おう!しっかりな!」
妻を激励した。
やがて、産みの苦しみの妻の声が聞こえてきた。
やがて、声が途切れ、
「おぎゃ~、おぎゃ~」
赤ん坊の泣き声が聞こえた。
ばた、ばた、急を告げる足音が迫ってきた
「大変です」
産婆の声が
「どうした」
「赤ん坊は無事に生まれましたが、奥様の出血が止まりません。
至急来て下さい」
「なに~」
驚いてイザナギは妻の元へ走った。
「しっかりせい」
妻を激励したが
「あなた、すみません。私はもうだめです」
「何をいう、死んではならん」
「この子を、頼みます。もっともっと貴方と生きて生きたかった」
イザナミは、産屋を血に染めて、黄泉の国へ旅立った。

第36話 運命の出会い

2007年11月02日 | Weblog
縄文の壷


陸穂が実ると、食事の器、貯蔵する器が必要になり、
土器の生産が急増する。
中には、縄で文様を付け、デザインをする者も現れた。
そのうち、熱いご飯を食べるのに、細いん二本の木の枝を器用に操り食べる者の現れた。
藁の利用も多様化する。
燃えやすく、保温、防水等にも使った。
人が集まり、人口が増えていった。
イザナギ・イザナミは米の、うまさを教えに巡業を始めた。
淡路島から四国に渡り、四国で陸穂が実り始めた。
やがて、四国から岡山に渡り、稲の栽培を指導した。
さらに、山を越えて、山陰に出た。
この時には、米を発酵させて、酒が出来る事をも知っていた。
山陰は出雲と呼ばれていた。
この地で、大物主とであった。
大物主も天才だった。
神殿の建設を手がけ、建築の技術を持っていた。
さらに、薬草の知識も豊富だった。
この、二人が出会ったのだ。
意気投合し語り合った。
「友、遠方より来る、嬉しからずや」
この地で、縄文の時代の花が咲いた。
衣・食・住・医が出そろった。
しかし、主導権を握ったのは衣食を握ったほうだ。
イザナギは大物主に酒を注いだ。
「米もうまいが、これも、うまい」
陸穂の栽培技術の伝授して、稲が実り始めた。
イザナギも医術と建築を教えてもらった
幸せな日々がしばらく続いたが・・・・・


第35話 賢い妻

2007年11月02日 | Weblog

男と女が結ばれて、夫婦になる。
女の幸せは男次第、男の出世は女次第。
賢い妻は夫を世に送り出せる。
男ががんばって、社長になれば、
妻はいつの間にか社長婦人になっている。
大統領になったら、トップレディになっている。
亭主がアホなら、女房は馬鹿になっている。
運の良い亭主を持つと、女は、その運を大きくする。
それが女の能力だ。
運を大きくされた男は、それが、実力へと変わっていく。
米はまさに「智恵の実」だった。

米を食べたイザナギが、ポツリと語った
「これなら、毎日食べても、飽きないね、おいしいもん
 何処で、見つけたの、もっと、取ってきて」
「お前も来い、二人で取りに行こう。」
イザナギは妻を連れて、野生の稲の密生地に案内した。
「わ~綺麗だ、ね~貴方、これを、もっと増やしましょうよ」
賢い妻だ、すべて、食べつくせば、
もう二度と食べられないことを知っていたのか。

早速、次の日から二人の研究が始まった。
稲を刈り、稲穂をすべて集めた。
種籾を取った残りの部分は、縄を編んだり
色々使い道を考え出した。
次々とアイディアが浮かんでくる。
夫婦は種を植える時期を考え始めた。
その為の工夫を始めた。
カレンダーを作り始めた。
真ん中にしるしを付け、日の出の方向に棒を立て、
日の入る方向に、また、棒を立てた。
やがて、半年経ったら、円になった。
現在に残る遺産だ。木で出来たサークルは朽ち果てたが、
石で作ったサークルは現在まで、残っている。
さらに、忘れない為の工夫もした。
自分だけの文字も考えた。
研究は数年で完成した。稲は、野生だったから、思ったより丈夫だった。
やがて、淡路島は黄金の島となった。




第34話 縄文の時代を起こした天才達

2007年11月02日 | Weblog
写真は天才 アインシュタイン博士(相対性理論)

秀才は時代を引っ張る
天才は時代を創る
凡人は時代を風靡する
三者3様である。
天才は1%のひらめきと99%の努力だとエジソンはいう。
しかし、1%のひらめきがすべてだ、このひらめきは、
この発明後の未来の映像が見えるのだ。使用後の人々の
賞賛の声と喜びの笑顔が・・・
99%の努力が決して無駄になることは無いと確信を持つ、
だから、99%の努力が出来るのだ。
いま、ここに時代を起こそうとする人物を見つけた。
海岸をやせた背の低い男がとぼとぼと歩いている。
やがて、方向を変え、山に向かって歩き出した。
山すそまでたどり着くと、山に登る様子は無くて、
山すそを回った。すると、小さな洞窟が見えてきた。
洞窟の中に入ると、女が一人横たわっていた。
どうも、夫婦のようだ。
夫婦の名はイザナギとイザナミという。
時代は石器
「貴方!おなかがすいたわ!食べ物見つかった?」
「だめだ!獣は居ないし、貝も海が荒れて取れない」
「どうするの?明日の食料が何もないのよ」
妻は明日を考えると、不安に胸が詰まった。
「明日は明日の風が吹くさ!」
のんきな夫に、「この人の妻になって、良かったのかしら?」
少し疑問が湧いてきた。
そして、朝が来た。イザナギは食料を探しに山に分け入った。
昼過ぎになった、野生の稲を持ち帰った。
「木の実も、ウサギも取れなかった。これは食えないか」
稲穂を握って妻に差し出した。
イザナギは籾の殻をむいて、米を見た。
イザナミは「ピ~ン」とくるものを感じた。
水につけ、しばらく置いてかじってみた。
「まだ硬い。どうしよう。」
焼いてみたやはり硬い。
湧いた湯の中に漬けてみた。すると、やわらかくなった。
大発見である。
「貴方!これ”食べれそうよ”」
イザナギの声に飛んできた。
「どうした?」
「湯に入れると柔らかくなった。だから、煮て見ましょう」
土の器に野生の米を入れて、ぐらぐら煮始めた。
空腹の身に実にうまそうな匂いが立ち込めた。
熱さが通りすぎるまで待って、イザナギが毒見をした。
「うま~い」嬉しい悲鳴を上げた。
「私にも食べさせて!おいしい”」
世界で一番最初に米を食った夫婦だった

第33話 ツクヨミ(過去)の世界 遥かなる時の彼方

2007年11月02日 | Weblog
世界史の歴史教育は、
黄河文明・インダス文明・オリエント文明・エジプト文明
この4っの文明から始まっている。BC3000年頃だ
しかし、日本にはこの文明より1万年前に古代王国が
栄えていたのである。
その古代国家の名は縄文国家。
この国は、平和で、戦争も無く、みんな幸せに暮らしていた。
この文明の名残が、世界の各地にわずかではあるが、残っている。
縄文のツボが唯一の遺産である。
そして、太平洋に栄えた、ムー大陸の伝説を残して、消えた。
7千年王国が忽然と消えた。60億の人類と人間の文明の利器も
言葉も、財産も、すべて消えた。
なぜ?
消えた古代王国の興亡の一部始終を見ていた人物が居た。
それが、邪馬台国の女王・卑弥呼だった。
ツクヨミの能力の凄さが見えてくる。
ツクヨミの世界からアマテラスの世界に変わり
やがて、スサノウ王の世界へと戻っていく。
この過去と未来を見た記録が
人類の歴史の重要な遺産である。
この古代国家が滅んだ理由が、
また、再び!西暦2000年の現在に蘇ってきた

第32話 卑弥呼学校を創る 後編

2007年11月02日 | Weblog
卑弥呼「難斗米よ!特に、孤児を優先して集めよ」
難斗米「孤児院でも造るつもりですか?」
卑弥呼「馬鹿を言うな!孤児というには、黄泉の国を
    経験した人間じゃ、私と同じ体験をしておる」
難斗米「黄泉の国?何んです黄泉国とは」
卑弥呼「孤児というのは、愛する者を失った人間じゃ!
    神はな、憂いする者を失った代償に、
    何か一つ才能を授けてくれるのじゃ」
難斗米「どんな才能をくれるのですか?」
卑弥呼「それは、本人が望むものだ」
難斗米「本当に神はくれるのですか」
卑弥呼「間違いない」
難斗米「わかる気もしますが、・・・・」
卑弥呼「やってみよう。どうせ、金持ちのボンボンは
    集まらんでしょうからね」
卑弥呼「難斗米よ!お前が校長先生だ!何をさせるか、
    カリキュラムを組みなさい。子供達は穢れては
    居ない。だから、禊ぎは必要ないぞ」
難斗米は子供達を集め始めた。
子供達は、もう腹をすかすことは亡くなった。
この子達は、きっと素晴らしし人間となるでしょう。

編集するコメント
とてもよく分かります!
透視とかも訓練するのかな?

まずは、病院での治療が第一
透視の訓練は無理でしょう。
あんまり社会の役に立たない。
「ヒーリングに技術の習得」が出来なければ、
一般技術、つまり、「骨接ぎ」今の「接骨医」ですね。
当時の医術でも、接骨医が出来るだけでも
たいした者ですよ。

忘れてた。
追加
産婆の技術。
子を産む、大切な技術ですよね!


なるほど!

第31話 卑弥呼学校を創る 前編

2007年11月02日 | Weblog

 卑弥呼は頻繁に夢を見るようになった。
夜に見る間は、まだ良いが白実夢に変わってからは、
いつも、いつも、ボ~~として、傍に居る人にはからは
人間が変わったように見える。
難斗米も心配して問うた。
「姉さん!このごろどうしたの
気が抜けたような表情をいつもしてるよ。」

卑弥呼「夢だよ!いろんな映像が、頭の中を駆け巡る。
    仕事が手につかないんだよ。」

卑弥呼が手を動かすと、映像が浮かんでくるようになった、

難斗米「困ったな~」
卑弥呼「そうだ!お前、女を集めておくれ。」
難斗米「女を”なぜ?」
卑弥呼「学校を創るんだよ!」
難斗米「何を教えるんだよ!」
卑弥呼「我が家は病院だよ。私の持ってる技術を伝えたい。
    誰でも良い。才能のあるものに」
難斗米「神より与えられた力が訓練で出来るものか!」
卑弥呼「それは、わからん!心に傷を負った女、もしくは
    綺麗な心の持ち主、たとえば、少女」
難斗米「少女ならばわからんでもないが」
卑弥呼「とにかく、お前が、面接して集めろ!」
難斗米「姉に似た、女を集めだした」

やがて、が千人も集まって来た

第30話 千夜一夜物語 夢の2幕 結婚式

2007年11月02日 | Weblog
「祝言だ~」「祝言だ~」
「食い物をみんなもってこいよ~~」
村人の声がこだまする。
おや!結婚式か!誰の??
花嫁衣裳を着た娘が振り返った。
嬉しそうな顔してた。
「あっ!私だ”恥ずかしい!」
懐かしい、父と母と夫の顔も良く見える。

父「手塩で育てた可愛い娘を、何で、あんな男にやらなければ
  ならんのだ!悔しいのう!」
母「何を言ってるの”貴方も、私を父から奪ったでしょう。
  ほほほほほ~」

笑ってた母と涙してた父とこんなこと話してなんだ。
いよいよ祝言だ。おじの助言は心に染みた。今でもはっきり覚えている。

叔父「男と女が出会い、恋が芽生える。恋が愛に変わり
   結ばれた。君達の愛は正しかったと、
   今ここに神とみんなで祝福を受けている。」

一呼吸おいて、続けた

  「君達の姿を見て、自分の若い頃を思い出す。
   思い出をたどれば、失った時間が蘇る。
   失った30年が君達の先輩として存在している。
   だから、先輩として、3つ4つ助言をしておく
   忘れないで」」

一つ「卑弥呼よ! 女はね、かかあ天下に成れなけれ
   本当に幸せになったとは言えないんだよ。
   努力を怠るなよ」

二つ「ヒロキ君!この女に惚れて妻にしたんだ。
   後は覚悟を決めて死ぬまで惚れてやる。
   この心を忘れない限り、
   どんな困難が襲ってきても夫婦の間に危機は無いからね!」

三つ「嫁にいった娘は半分が他人、半分だ娘。もらった方は
   半分が嫁、半分が娘だよ。主人が居るときは嫁で居ない
   ときは娘だよ」
四つ「何処に行くにもお母さんと一緒、それが子供の心だよ。
   子供の心を失った娘が幸せになることは絶対無いからね
   忘れちゃだめだよ」

叔父さんのこの言葉は今でも、思い出す。
 
   しかし、今はもう誰も居ない。
   父も母も、叔父さんも、みんな死んだ。
   残ったのは私と弟だけになった。
   また、涙があふれて・・・・・
   止まらなくなった。