イザナギ王国が世界を統一して2千年の月日が過ぎた。
言語・法律・教育この3つが世界共通となった。
言語はもちろんイザナギが喋っていた倭国語である。
そして、2千年の祝賀が盛大な祭りとして行われた。
おびただしい人間がこの祭りの宴に加わった。
式典は順調に進んでいった。
神は、この祭りを見ていたのか?
祭りが、まさに終わりを告げようと皇帝が式場に上がった。
そのとき、風雲が急を告げた。
空が、急に真っ暗になり、風が起こり、竜巻と成り、天からは
雷鳴がとどろき、激しい豪雨となった。
さらに、雷電は宮殿を直撃して、宮殿は燃え上がった。
さらに、急報が届く
「富士の山が噴火を始めました」
皇帝は、「また、悪いときに・・・絶句した」
豪雨と雷鳴に世界から集まった人々は逃げ惑った。
そして、不吉な予感を抱いて、倭国を去っていった。
「何か、良からぬ事が起きそうだな?」
皇帝はポツリとつぶやいた。
祭りが閉会を待たず終わりを告げた。
祭りの後の寂しさを漂わせ宴の後が散乱した。