発見が常識を覆す、覆った常識が時代を変える、変わった時代が人間と政治を変える

政治は知恵を出せ
政治家よ常識を変える発見をしろ
政治家よ時代と人間を変えろ
政治は誰にでも出来る物ではない

第58話 滅びの笛 止まらぬ温暖化

2007年11月07日 | Weblog
皇帝は世界の学者を集めた。
「諸君”砂漠の緑化が思ったより早く達成できた。
しかし、炭酸ガスが減ってきたのに、一向に温暖化が
止まらない”その理由はいったいなぜだ?」
皇帝の質問に誰も答える者はいなかった。
実際に緑化を始めた当時と20年後の気温の差が、
もうすでに2℃を超えた。
温暖化のスピードに加速がついている。
エルニーニョは治まる気配は無く、気象は狂い、
自然の災害は増え続け、倭国は毎日地震が発生し、
群発地震がだんだん強くなっている。
地震と火山が交代で災害を広げ、毎年家を失う者が
増え続けた。米も不作が立て続けに続いてた。
砂漠の緑化が無ければ、大変なことになっていた。
「いったい、本当の理由は何だ?」
悲壮な、人類を代表した叫びだった。
”学者達は沈黙を守った”
いらただしさを表情に漂わせ
「心当たりは、誰もいないのか?理由がわからなければ
手の打ちようが無いではないか!
誰か”知ってる者はいないか?大和武”そなた!何か知ってるだろう、申せ”」
名だしされて、大和武が立ち上がった。
「実は、温暖化の真の原因は万有引力でないかと思ってます」
「万有引力?重力の事か?」
「そうです。重力が原因です」
大和武は重力の説明を始めた


第56話 滅びの笛 3種の神器 後篇

2007年11月07日 | Weblog
顕微鏡で見た火山灰・・・
水は表面張力が強く、この微細な穴には潜り込めない・・
しかし、油は入り込む・・入れば油の特性で引っ付く・・取れない
とるには 1揮発性の高い油で洗う
     2高圧で搾り出す
     3高熱で燃やす
これしかない・・・・


大和武(やまとたける)は熱意を込めて説明を始めた
「砂漠を征服するキーワードは三種の神器です」
皇帝が痺れを切らし
「三種の神器だと?早く説明せい!」
と、先を急がした。
「三種と言うのは、砂の器・水の器・人の器です。
 文字の通り、神の器(うつわ)はスケールがでかく、
寿命が長く永遠であり、この器に命が宿る。
この3種を持って神の器と称します」
「なるほど!”もっともだ、して、物理学で説明しろ」
「はい、では”防水材は火山灰と廃油を使用します。
火山灰というのは、軽石を300μに縮小した物です。
余りにも小さい為水はこの孔には入れません。しかし
油は表面張力が有りませんので油は毛管現象で吸い込まれます
吸い込んだら、油の特性でくっつきます。これを転圧して、
防水層を造ります。やがて、地層に変わります」
「お~~なるほど、不要なもの同士を組み合わせて、
有効利用か素晴らしい、これなら大量に作れるな~」
「さらに、もう一工夫しております。」
「工夫とは何じゃ?」
「実は防水だけでは、熱交換を水と直接するため水温が上がります。
そこで、断熱性の良い土を組み合わせると、波が起こり、
水温が上がりません。だから魚が飼育できます。」
「ふ~む”熱を力に変えると言うわけか、
そこまで、深く考えていたわけか。それで、水の器は?」
「はい”水の器は、風と雨を呼びます」
「雨と風か・・・原理は?」
「まず、雨ですが、これは湖面の水蒸気が上空に達します。
達した水蒸気が上空の冷気と熱交換を行います。」
「なるほど、」
「これが、繰り返し繰り返し起こります。
すると、空が飽和状態になります。水分が飽和状態、若しくは
滅エネルギーが飽和状態、どちらが先に来ても雨が降ります」
「ふ~~む、そうか、人の器の説明はいらん、わしでも解る」
皇帝は他の学者の意見を聞いたが、反対する者は誰もいなかった。
会議は終結し、砂漠プロジェクトが動き出した。
砂漠の国・砂漠を利用したい国・資材を持つ国
三つの国が同意した。


第55話 滅びの笛 3種の神器

2007年11月07日 | Weblog
倭国で世界の学者を集め温暖化対策世界会議が始まった
頭を抱え打つ手なしの学者を尻目に無名の学者が登場した
「名案がございます」
司会の倭国の天皇とやり取りが始まった。同じ言葉ゆえ会話が弾んだ。
他の学者は話を黙って聞いた。
「まず、そなたの名は」
「大和武と申します」
「うむ、そなたの名案を聞こう、申せ」
「炭酸ガスの濃度を下げるには、砂漠を緑化しましょう」
「それは、もう世界中で実行しておる」
「はい”それは私も知っております。しかし、従来の方法では
緑化のスピードが遅く、砂漠化のスピードの方が早く、
砂漠が広がっております」
「その通りだ!ではどうするのだ?」
「従来の方法と発想を変えます。まず、砂漠で貝と魚を
養殖するのです」
「あははは~!魚介類を養殖する?それは面白い、次を申せ」
天皇の笑い声につられて他の学者達も一斉に笑った。
「砂漠に琵琶湖程度の塩水湖を造ります」
「それは、どうやって造るのだ」
「砂漠を防水するのです」
ここまで聞くと学者達の間で笑い声が起きた
「どれだけ費用が掛かると思ってるんだ」
代表格の学者の質問が飛んだ
「それは、安価で大量にあり、施工が簡単であれば可能でしょう。」
司会の天皇は納得した
「それで、どうすれば良いのだ」
わが意を得たりと大和は勢い込んだ。