がぶろぐ

非運動系のボーダーコリー「がぶ」。
小柄で巻き毛でビビリだけど、リッパな家庭犬目指して頑張ります!

自分にできることって?

2013-11-17 23:54:29 | がぶつかいろぐ
ある日の夜、ヒトリで歩いて帰宅途中、(この時がぶもいませんでした)
幹線道路を横断しようと車が途切れるのを待っていると、
数メートル先の道路上に黒いモノが見えました。



はじめは暗くてはっきりは分からなかったけれど、
往来する車のヘッドライトに何度か照らされるうちに、
それが車にはねられた黒い猫だとわかりました。



車が途切れるまでの数十秒の間、
ほとんどの車がよけて走り去る中、
1台の車がよけきれずに再びはねてしまいました。



やがて少し先の信号が赤になり、車が途切れましたが、
僕はそのネコに近づくことができずに、中央分離帯まで歩きました。

どうしたものかと考えながらも、その時の僕にはどうしようもないと思ったのです。
今僕が何もしなくても、朝になって明るくなれば誰かが何とかするだろう、
とも思いました。



反対車線を走る車が途切れるまでの間、
振り返ると車はなく、
ほんの数歩のところに横たわったままのネコ。
ハンカチはおろか、ティッシュ一枚すら持っていない僕。

正直に言うと、
おそらくはすでに何度もはねられているであろうそのコのことを、
素手で抱きかかえる勇気も行動力も持ちあわせていませんでした。



中央分離帯での、ほんの数秒間。
2度振り返ったその間、車はまだ一台も通っていません。
3度目、車が来る方向を見ると、まだだいぶ距離があります。

悩んだ末、僕はそのネコの元へと駆け寄りました。
抱きかかえることはできなかったけれど、しっかりと両手でつかみ、拾い上げ、
歩道脇へと連れていきました。



夜だったこともあり、僕にできることはそこまででした。

車からは逃れられても、カラスにやられるかもしれない。
どうすることが一番かはわからなかったけど、
それほど大きな損傷もなく、なによりそのカラダがまだとても温かったのを感じたとき、
少なくともあのままはねられ続けるよりはよかっただろうと思いました。



先ほどはテレビで、
殺処分された動物の骨を肥料にして花を咲かせるという取り組みが取り上げられていました。

自分には何ができだろうか。



まずは「駆け寄っていく一歩」を踏み出す勇気とココロの余裕、
そして、いざというときに素早く行動できる正しい知識と信念が必要だと、
改めて感じました。



#9910(道路緊急ダイヤル)というところが一応24時間対応となっているようですが、
もうちょっときちんと調べておかなくてはいけませんね。

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