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長年の謎とき(1)

2005年05月23日 23時18分45秒 | トラウマ(心の傷)
いつもそうだった。居心地のよい場所なのに
2年目になると猜疑心が芽生えてくる。
人が信じられなくなってくる。
仲良くなればなるほど・・・・・。

障碍児の親になって、自分から飛び込んだ親の会
「情報が欲しい・仲間が欲しい」だけどいつの間にか
出来ないことでも「NO!」と言えなくなって
許容量を越えた行動をしてしまう・・・・なぜ?

眠れない日、ブログに書き込めなくてノートに書きなぐった
そのことをカウンセリングの先生とお話した。
そして「謎がとけたじゃありませんか」と先生が言った。

これからはがーこの昔物語の始まりです。

私の両親は共稼ぎ私は母の実家で育てられた。
未だ結婚していなかった伯父は私を我が子のように可愛がり
勤め先にも抱っこして連れて行くほどだったらしい。
だから未だに私が伯父の子どもだと思い込んでいる人は多い
はしの使い方を教えてくれたのも伯父だった。
母が伯父を「あんちゃん」と呼んでいたので私もそう呼んでいた
記憶がある。

だが、伯父が結婚すると状況は一変した。
突然「あんちゃん」が「おじさん」になり
そう呼ぶのに抵抗があったし恥ずかしかった。

孫が出来ると更に状況は最悪となり口を利くことも無くなり
産まれたいとこをみんなのように呼び捨てにすると
伯母(伯父さんの奥さん)は「ちゃんをつけて呼びなさい」と言った。
みんなの関心がいとこに集中すると悔しくていとこをつねったりもした。
触ることさえ伯母は許さなかった。

祖父と歩いていた時「かわいいね、お孫さんかね」と聞かれて
祖父は驚くことを言った「こんなの外だ」と・・・・。
孫に内と外があることを知った。とてもショックだったのを覚えている。

それでも曾祖母が生きていた頃は、居場所も逃げ場もがあった。
とてもかわいがってくれて、確か七五三の写真を撮りに写真館に連れて行かれた。
曾祖母の姉妹に着物を着せられ薄毛の髪にお花をつけてもらって。
曾祖母と一緒に姉妹の家に茶のみに行ったり、
駄菓子屋さんでお菓子を買ってもらったり
この頃には心の居場所もちゃんとあった、確かにあった。

曾祖母が亡くなると居場所は無くなった。
曾祖母の姉妹の家に一人で行けるわけも無く、
保育園時代友達は男の子だけ、やさしい男の子。

そんな時近くに住む同い年の女の子と知り合い友達になった。
今思えば友達なのかどうかは分からないただその子しか近くにいなかっただけ。

私はお友達が出来て好きになるとなんでもしてあげたくなるし
お誕生日にはその子の欲しい物をプレゼントするのが嬉しかった。
大盤振る舞いになちゃう。曾祖母たちに可愛がって貰ったからかもしれない。

今思うとどの子も私を同等のものとして見ていたのではなかった。
常に自分より劣る存在でなければならなかったらしい。
小学校時代は、先生に好かれるタイプでもなかったし
運動神経が特によい訳でもなく、お勉強も出来る方ではなかった。
一緒の書道塾に通っていたが比べ物にならない差があった。

ところが中学校になるとなぜか私は成績が良かった。
相変わらず運動音痴、同じクラブに入って実力は彼女に劣る。
同じクラスでなかったのが良かったのかもしれない。

だけど二年生から同じクラスになり、三年も持ち上がりクラス。
でも担任の先生が指導力のある人だったから特に問題は起こらなかった。
だが、新春書初め大会で彼女より劣っていなければならない私が
彼女と同じ準特選をとってしまった。
書道教室では私が未だ級のころ彼女は段位で名前も貰っていた。

三年になってクラス担任はよそから来た頼りなさそげの先生
しばらくして、いじめが始まった。
給食の時間いつも一緒に食べていた彼女達私を入れないようにした。
突然のことだった。昨日まで四時間目まで何の予兆も無く。
自分の席が教室の真ん中にあった涙こらえてお弁当食べ始めた。
のどが通らなかった。苦しかった、悲しかった、逃げ出したかった、
でも私はそこにいた。
学校が終わるまでそこにいた。

次の日、一人で食べようと決めて休むことなく学校へ行った。
給食の時間になると別のグループが誘ってくれた。
でも、これは条件付下心のある親切だった。
それは、席替えのたび一番前と変わるとか、
自分のグループに都合の良い席順にするための、
将棋のこまみたいなものが条件のグループだった。

ある日教室の左の後ろの端が当たった。
例のごとく変わってくれと言われたが、変わらなかった。
一人で食べる方が気が楽、それにこんないい席だもん。
その日から卒業までずーと一人でお弁当食べた。




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