最近演劇観賞ラッシュになってしまっていることに気づきました。
まあそんなことは気にせずに、今回は青山劇場で『奇跡の人』を観てきましたのでご紹介!
今回は初めての青山劇場での観賞・・・いい感じの所ですね。
古めかしい造りながらもキレイな館内、シートはふっくら系ですが、長時間の観賞にも耐えられる感じでした。でも難点はシートの前後幅が狭目なところくらいですかね。
まあ大劇場なので、後方は2階席はオペラグラス必須といった感じでしょうか。。。

あらすじ
ある夜、ベビーベッドを心配そうに見つめる夫妻の姿から物語は始まる。
ベビーベッドの赤子は高熱から生還したかに見えたが、その後すぐに夫妻は異変に気づいた。。。光も音も奪われていたことを。
5年後、かつてのその赤子:ヘレン・ケラー(石原さとみ)も大きくなったが、障害のせいか甘やかされて育っていた。やりたい放題の状態を見かねた家族は藁をも掴む思いで家庭教師:アニ-・サリヴァン(田畑智子)を雇う決心をする。
アニ-もまた20歳まで盲学校で孤独を味わった身の上であり、その性格と若さからか、最初はケラー一家とも上手くいかないが、ヘレンの母:ケイト(小島聖)だけはアニ-に望みをかけていた。
本格的に始まったアニ-とヘレンの闘いは二人きりで誰にも頼らずに生活すること。
果たしてアニ-は見事ヘレンに『言葉』を教えることができるのか。
感想
満足度:


(星4つ)
いや~はっきり言って地味ながらも地盤がしっかりしてる感じでよかったです。
何と言っても石原さとみさんの新鮮でかわいらしいヘレンが心をくすぐりました。
そしてそれを固める脇役たちが地味ながらもユーモアを交えたしっかりとした演技をしていたおかげで緩みがなく、とてもいい作品に仕上がってしました。
何度もキャストを代えながら上演されている本作品の中でも若さが目立つ本公演ですが、とにかく新鮮さと新しい息吹を感じた不思議な感覚でした。あとは舞台自体の演出や構成がもう一歩といった感じで4星です。
<<以下ネタバレあり>>
意外にも演技派ぶりを魅せてくれたのはジェイムズ・ケラーを演じた山崎裕太さん。
この人ってあの「あっぱれさんま大先生」の生徒だった人ですよね。
こんなにいい演技ができる人だとは思っていませんでした。。。ちょっと発見でした。
父親に蔑ろにされ、反発しながらもヘレンの成長と共に成長する・・・よくできていたと思います。
忘れてはいけないのはケイト・ケラーを演じた小島聖さん。
最初はもっと大御所が演じているのかと思っていましたが、・・・小島さんなんですね。
愛溢れる母・・・でもヘレンへの愛情からか厳しくできない姿がとても良かったです。
それ以外にも脇が良かった。。。これがこの作品の醍醐味。。。
もちろんTVで見るのとは違う田畑智子さんの演技をGOOD!
見事に若いアニ-を演じきっていたと思います。
そして石原さとみさん、こんなかわいいヘレンは想像していませんでした。
幼い暴君を冠するにふさわしい、そしてあどけない仕草が良かったです。
でもラストの見せ場『・・・WATER・・・』はちょっと演出不足な感じ。。。
もっともっと石原ヘレンらしい声が聞きたかった。。。
舞台装置は回転式の立体舞台。
効率のよい造りと照明の明暗を利用した舞台装置ですが、若干明暗が弱い。
こういう明暗の使い方は劇団四季の方が数段上手い。
全編を通してちょっと見習って欲しかった。。。
音響効果・・・ほとんどありません。
でもこれはこれで纏まっています。でももっと効果的には使えたはず。。。
まあ今のままでも良いかな。
こんな感じで観るところはヘレンとアニ-もそうですが、脇役を要チェックです。
甘く観れない『奇跡の人』
新鮮でしっかりした作品でおすすめです
まあそんなことは気にせずに、今回は青山劇場で『奇跡の人』を観てきましたのでご紹介!
今回は初めての青山劇場での観賞・・・いい感じの所ですね。
古めかしい造りながらもキレイな館内、シートはふっくら系ですが、長時間の観賞にも耐えられる感じでした。でも難点はシートの前後幅が狭目なところくらいですかね。
まあ大劇場なので、後方は2階席はオペラグラス必須といった感じでしょうか。。。


ある夜、ベビーベッドを心配そうに見つめる夫妻の姿から物語は始まる。
ベビーベッドの赤子は高熱から生還したかに見えたが、その後すぐに夫妻は異変に気づいた。。。光も音も奪われていたことを。
5年後、かつてのその赤子:ヘレン・ケラー(石原さとみ)も大きくなったが、障害のせいか甘やかされて育っていた。やりたい放題の状態を見かねた家族は藁をも掴む思いで家庭教師:アニ-・サリヴァン(田畑智子)を雇う決心をする。
アニ-もまた20歳まで盲学校で孤独を味わった身の上であり、その性格と若さからか、最初はケラー一家とも上手くいかないが、ヘレンの母:ケイト(小島聖)だけはアニ-に望みをかけていた。
本格的に始まったアニ-とヘレンの闘いは二人きりで誰にも頼らずに生活すること。
果たしてアニ-は見事ヘレンに『言葉』を教えることができるのか。

満足度:




いや~はっきり言って地味ながらも地盤がしっかりしてる感じでよかったです。
何と言っても石原さとみさんの新鮮でかわいらしいヘレンが心をくすぐりました。
そしてそれを固める脇役たちが地味ながらもユーモアを交えたしっかりとした演技をしていたおかげで緩みがなく、とてもいい作品に仕上がってしました。
何度もキャストを代えながら上演されている本作品の中でも若さが目立つ本公演ですが、とにかく新鮮さと新しい息吹を感じた不思議な感覚でした。あとは舞台自体の演出や構成がもう一歩といった感じで4星です。
<<以下ネタバレあり>>
意外にも演技派ぶりを魅せてくれたのはジェイムズ・ケラーを演じた山崎裕太さん。
この人ってあの「あっぱれさんま大先生」の生徒だった人ですよね。
こんなにいい演技ができる人だとは思っていませんでした。。。ちょっと発見でした。
父親に蔑ろにされ、反発しながらもヘレンの成長と共に成長する・・・よくできていたと思います。
忘れてはいけないのはケイト・ケラーを演じた小島聖さん。
最初はもっと大御所が演じているのかと思っていましたが、・・・小島さんなんですね。
愛溢れる母・・・でもヘレンへの愛情からか厳しくできない姿がとても良かったです。
それ以外にも脇が良かった。。。これがこの作品の醍醐味。。。
もちろんTVで見るのとは違う田畑智子さんの演技をGOOD!
見事に若いアニ-を演じきっていたと思います。
そして石原さとみさん、こんなかわいいヘレンは想像していませんでした。
幼い暴君を冠するにふさわしい、そしてあどけない仕草が良かったです。
でもラストの見せ場『・・・WATER・・・』はちょっと演出不足な感じ。。。
もっともっと石原ヘレンらしい声が聞きたかった。。。
舞台装置は回転式の立体舞台。
効率のよい造りと照明の明暗を利用した舞台装置ですが、若干明暗が弱い。
こういう明暗の使い方は劇団四季の方が数段上手い。
全編を通してちょっと見習って欲しかった。。。
音響効果・・・ほとんどありません。
でもこれはこれで纏まっています。でももっと効果的には使えたはず。。。
まあ今のままでも良いかな。
こんな感じで観るところはヘレンとアニ-もそうですが、脇役を要チェックです。
甘く観れない『奇跡の人』
新鮮でしっかりした作品でおすすめです
