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FuYuKaiな感じ

映画/舞台大好きな♂の日々を綴った不定期更新な日記。。。

【演劇集団キャラメルボックス『少年ラジオ』】2006/12/09 in 池袋サンシャイン劇場

2006-12-12 00:29:51 | ■演劇-キャラメルボックス
今日は予定通り先週末に鑑賞した演劇集団キャラメルボックス『少年ラジオ』をご紹介!

前回の『雨と夢のあとに』以来のキャラメルボックス&サンシャイン劇場鑑賞ということで、ちょっとはりきって行ってきましたよ

今回の鑑賞は2階席・・・これが今までに観たどの劇場よりも狭い
シート幅は狭いながらも耐えられるのですが、シート間隔が狭すぎる
完全にひざが前シートに当たってしまい、少しも体勢を崩せない・・・なんとかしてくださいサンシャイン劇場さん。。。ゆったり観たいです。

ということで2階席はおすすめできません。

少年ラジオ1
あらすじ
 時代は大正、震災後の東京。
 ある屋敷に住む令嬢:美汐(岡内美喜子)は体が弱いことを理由に、ここ何年か屋敷から外へ出たことが無い。ある人と会う約束のため内緒で外に出た美汐は、連れ戻そうとしてついて来た筑紫野(菅野良一)と共にスリに遭ってしまう。
 スリを追いかけているうちに、スられた財布を持った男:明智(大内厚雄)に出会う。
 明智こそが美汐の約束の相手であり、美汐は明智に会ったことがあるらしいが震災以前の記憶が無い。明智が財布を取り戻してくれた男として紹介したのがラジオ(畑中智行)であった。しかし実際は取り戻したのではなくスリ返したのだが・・・。

 財布を取り戻してもらったお礼に食事に誘った筑紫野と美汐。
 ラジオの行き着けのカフェに行き、ライスカレーを食べ、仲良くなった4人。
 そんなカフェに誰かの密告で場所を知った大牟田(三浦剛)が現れる。

 ・・・。

 明智の話に興味を持った美汐は明智のアパートへ行くと行って姿を消す。
 美汐の屋敷には脅迫電話があり、身代金の要求が。。。

 ラジオは500円の報酬と引換えに美汐を探すことになる。
 果たして美汐は無事なのか?明智の正体とは?その目的は何なのか?


感想
 満足度(星3つ)
  相変わらず安定した実力を感じさせてくれました
  ストーリーは今回新作ですが、時代背景、演出、音楽・・・全てレベルが高いです。
  ただ今回は若手がメイン。そのためのダブルキャストなのか良く分かりませんが、私の観た回【Red】はコテツがあまり良く感じられなかった。
  舞台という役者の体全体での表現が大事な中、表現力が一番乏しかったのがこの役。  それに比べ、林太、田川は良くできてましたよ!
  全体的のには感動の場面の伝わり方、ストーリーの表現が少し足りなかったのか、ただ観てしまったという感じがちょっとありました。前半で長かった分、後半が早かった気がしました。
  若手起用であればストーリーをもっと前半をコンパクトにした方が良かったかも・・・ということで3星です。

少年ラジオ2  <<以下ネタバレあり>>

  いつものように歩行者行き交うオープニング。
  今回は2階建てのセットで題材がスリってこともあって面白かったです。
  
  ラジオとその弟コテツのシーンから始まり、コテツを救う物語なのかと思いきやメインは美汐と明智の兄妹愛がテーマになっています。
  このラジオの設定がになっている気がしました。

  確かにこの設定が無ければラジオはがんばれなかったかもしれない。
  でも震災後の荒れ果てた東京が舞台なら、スリをやっていることも普通にあるかもしれないし、大金が貰えるならやるかもしれない。兄妹愛がテーマだから主人公も兄弟というのはナンセンスだと思いました。
  この設定でやるのであれば、ラジオがコテツの立場と美汐をダブらせるような演出が必要。・・・詰め込みすぎている感がありながら足りないという感じがしたのはたぶんこの性です。

  ストーリーとしては美汐を取り巻く人たちの目論見が見え隠れするのですが、屋敷側での情報と明智側での情報が交錯し、何が正しい展開なのか混乱します。

  実際には美汐を引き取った屋敷の夫婦は、美汐の兄:一郎の開発したジェットエンジンの設計図を大手メーカーに売ることで一族の安定を目論んでいたこと、明智はその設計図が戦争の道具として使われることを危惧して取り返そうと美汐の協力を得ようとしていたことが筋です。

  たぶん・・・観ている間は屋敷側の意見に惑わされますね

  ひょんな事からスリ一味に仲間入りし、明智の作戦で設計図と美汐を取り返すことになり、ラジオはいねからスリの特訓を受けます。
  これが良く出来た演出でした。
  通行人がすれ違うタイミングでスローモーションでスリを見せ、元に戻る・・・面白かったです。

  そしてそれぞれ2班に別れ作戦決行。。。
  拳銃まで飛び出し、瞬く間に怒涛の展開でした。
  ラジオは指を折る展開でしたが、・・・この要素も不要でしたね。
  

  潔の本性を現したって感じの展開・・・見所十分でした。
  でも意外にも純粋さを最後まで現した大牟田が良かったです。
  兄妹だと思い出し、定番のドラマのようになっていたのですが、それでも楽しめたのはキャラメルボックスならではなのかもしれませんね。

  舞台装置は手前の通路と奥の2階建て住居セットからなっていました。
  ライトの使い方でうまく表現するのは前回鑑賞時も感じましたが、そのままのクオリティでしたね。

  音楽はやはりオリジナルを含めた構成。
  効果音みたいなものはあまりありませんが、ドラマを見ているような展開にさせてくれました。
  今回音で重要だったのは勿論ラジオの音。でももっとポイントをついて使って欲しかった。

  演出は上述の通り見事なもの。
  笑いも忘れず、感動も呼ぶ・・・まあ安定しているのはやはりココですかね。

  脚本・・・新作・若手メインということもあり苦労されたと思います。
  でもその出来は観客数が物語ってるのではないでしょうか?

  決して悪いわけではないのですが、やはり前回のような感動が来ない。
  残念なことに、土曜だったのに空席も目立つ・・・宣伝費の使い方が間違ってるかもしれませんね。



  サンシャインシティ入口のフライヤーとか、少年ラジオの特設サイト、その他他の劇団に比べて金のかけ方が違いますね。こんなに広告費かけてこの客入りでは・・・。

  広報の方、もっとがんばりましょう!
  もっと多くの方に観ていただきたい劇団です






やはりこうなったか。。。

2006-12-08 08:05:43 | 話題
「代々木アニメ学院」、民事再生法を申請(朝日新聞) - goo ニュース

まあこの前の学費の不当表示の頃から怪しさ爆発でしたが、ある意味それがキーポイントで経営悪化したみたいですね。

ニュースを見る限り、創業者の大矢敏行・前社長による学費の私物化などが経営悪化の理由としていますが、本当にそれだけのような気がしないですね。


それにしても生徒は全国で5000人もいるんですね。
このうちココを出てどのくらいが定職になっているのやら。。。

ちょっと大きくなりすぎたのも原因の一つかもしれませんね。

民事再生法の適用で、本当に生徒のためになる学院に生まれ変わって欲しいですね




【六義園】夜のライトアップに行って来ました

2006-12-08 01:10:21 | 日記
六義園_ライトアップ1六義園_ライトアップ2
今日は先週末に久々に行って来た六義園をご紹介!

通常は17:00までの開園時間ですが、この時期は夜間のライトアップで開放されるんですねぇ。

ということで今回は夜間の六義園を散策してきました


最初の写真[写真:左]はライトアップの開始時間直後。
まだちょっと明るいですが、ライトアップされた紅葉はキレイですね。


写真:右は日が完全に落ちた後の園内。。。
松のライトアップってのも悪くないですよね。


夜の開放では、園内の通行も規制されていました。
さすがに普段夜間はないので、足元がものすごく暗いんです。
たぶん細い路地や見通しの悪いところは通行止めだったんでしょうね。

六義園_ライトアップ3六義園_ライトアップ4

続いての写真:左はライトアップされた紅葉が水面にも映ってる写真です。
こういうのを逆さ紅葉とでも言うのでしょうか


そして一際目立っていた木[写真:右]をパシャッ!
こちらはちょっと怖い感じですね。
何か年季を感じました。。。


それにしても凄い人の多さ・・・みんなデジカメやら本格的な一眼レフやらとさまざまなカメラで撮ってました。
そして通路も人だらけで立ち止まると迷惑だけどみんな止まっちゃいますよね


でもさすが年齢層は高いっすね。
でもちゃんと若いカップルもいましたよ。


六義園_ライトアップ5
次の写真:右は、ちょっとだけ遊び心落ち葉が敷き詰められた通路を撮ってみました

こういうのも絵になりますよね

実はこの写真撮ったときに奥に人がいたのですが、・・・見えてませんね。


六義園_ライトアップ6
まだ紅葉しはじめということもあり、色づいていない葉もちらほら・・・。
ちょうどいいので接写してみました

ほんとに今年の紅葉は遅いですよね。
最近はめっきり寒くなりましたが、ちょっと前まで暑かったんですから。。。
最近はあまりを感じられなくなってしまいましたね。
日本固有の季節感覚も地球環境の変化で薄れてきているのでしょうか。。。


偶然ですが、奥の葉の映り方が絶妙です
ちょうどライトが当たっていた葉だったので適当なのですが・・・。

六義園_屋台
園内中間地点には屋台が出ていました。
写真は串だんご屋さん。1本300円で味噌醤油が選べました。


炭焼きだったのですが、混みすぎていて焼きが足りません。。。
ちょっと残念。

でもちゃっかり日本酒の試飲はしちゃいました


混雑してますが、夜間見れるのはこういうときだけ。
それを考えればお徳ですね







火星に水はあるのか?

2006-12-07 22:54:42 | 話題
火星で数年前の水の痕跡? クレーターに流れた模様(共同通信) - goo ニュース

数年前になかったが写真照合で発見されたみたいですが・・・ホントになんでしょうか?

火星の気温は最高27度前後、最低-130度前後、熱容量の大きい海が無いので熱くなったとしてもすぐに冷めてしまう惑星です。
それを考えると、もし水があるなら液体でいられる時間は少ない。
ニュースでの情報のようにゆっくりと流れて溝ができたと考えるのが妥当と言える。

仮に水だとして、生命は存在するのでしょうか?
すぐ凍ってしまう水と草木のない大地、海も無い・・・微生物系なら生きられそうではあるが、過去にどんな状態であったか次第かな。

地球に一番近い惑星・・・隣人のことを知れる日も遠くないかもしれませんね





『薩摩牛もつ もつ蔵』に行ってきました☆

2006-12-07 00:04:47 | グルメ
先日もつ鍋を食べに『薩摩牛もつ もつ蔵』浅草橋店に行って来ましたのでご紹介!

JR総武線浅草橋駅東口から出て正面の道路を渡るとすぐにあるこのお店。
あんまり人が少ないところなのでちょっと空いてて心配でしたが、美味しかったですよ!

牛もつ溶岩鍋1
 ここは店名の通り牛もつ全般のお店。
 もつ鍋をはじめとしてもつ焼き、もつ串煮込みといった感じで、もつを堪能できます。

 今回はここのもつ鍋・・・『牛もつ溶岩鍋』をいただきました
 味は醤油味噌の3種類から選べ、今回は醤油に挑戦!

 鍋を持ってこられたときに驚きましたが、なんとここは石鍋を使うんです
牛もつ溶岩鍋2
 またそのもつの大きさがデカい

 グツグツと煮込んでパクリっ・・・何とも言えないもつの甘みやわらかさがたまりません。。。。

 醤油ベースのスープもちょっとピリっと辛さがありますが、もつや野菜との相性もよく美味しかったです。

 もつ鍋の野菜ですが・・・もやしが入っているのがココの特徴。
 しかも結構多い。。。

 でもこれも醤油ペースのスープと良く合っていました。

 最後のシメでうどんを注文・・・これがスープに入った形で登場。・・・ちょっと不思議
 あと鍋の時にはなかった長ねぎが入ってました。

 スープも確かに醤油なのですが、うどん用に甘めになっていて、ほんとにうどんでした。
 これは別にスープの味変えなくてもって思いましたが、まあいいですいねぇ。
 

 とにかくここのもつはやわらかくて大きくてボリュームたっぷり。
 他の店だと追加もつしちゃうんですが、ここでは満足でした。

 今度は味噌に挑戦したい店でした





演劇カテゴリーを変更しました★

2006-12-06 22:51:11 | 日記
本ブログをいつも見てくださってくれている方、また初めて見てくださっている方、ありがとうございます

今日、カテゴリー『演劇』を各劇団別に変更しました。
まだまだ演劇に関しては少ないですが、過去の記事も是非見てください。


もちろん感想ご指摘などのコメント、トラックバックは大歓迎です!
ただトラックバックに関しては、内容が関連していないと思われる場合は勝手ながら削除させていただいております。ご容赦ください。。。


演劇に関しましては、次回はキャラメルボックス『少年ラヂオ』鑑賞予定です。
近日アップいたしますので、またいらしてくださいね


今後ともよろしくお願いします。




なんか植草元教授って・・・

2006-12-06 21:21:36 | 話題
痴漢行為 植草元教授が全面否認 初公判「紹興酒20~30杯飲む」(産経新聞) - goo ニュース

・・・この人は懲りないですね。
前回「手鏡」というオーソドックスな覗きで捕まり、「罰金50万円+手鏡1枚没収」という異例の判決を受けてからそんなに経っていないのに、今度は我慢できず痴漢ですか。。。


前回のときもそうでしたが、裁判になると無罪を主張するんですね。
まあ今の裁判制度では言ったもの勝ちですから・・・。

痴漢も満員電車ならともかく、状況から見てまず故意でなければ無理のようですね。
それに紹興酒20~30杯飲んだとありますが、何でそんなに外で飲んでるのでしょうか?
前回が誤認だと言うなら、今度は間違われないように外ではあまり飲まないとか、タクシーで帰るとか、対処のしようがあったはず。。。

なんか矛盾だらけですよね。

マスメディアを責めるより先に自分の行動を見直すべきでしょう





【どろろ】2006/12/04 ぴあ3夜連続試写会 in ヤクルトホール

2006-12-06 03:04:54 | ○映画/DVD【た行】
こんばんわ
今日は予告通り『どろろ』の試写会に行って来ましたので感想をアップします!


今回は週刊誌ぴあ冬の3夜連続試写会初日に当選しましたので行って来ました。

どろろ1ぴあ単独の試写会に行くのは初めてですが、このヤクルトホールに来るのも初めてでせり出した花道のようなもののある舞台があってちょっと変わった会場でした。普段は試写会以外にどんなことやってるんでしょうかね。

シートは昔の演舞場にあるような腰の低い椅子タイプ。
シート色はですっぽりとお尻がはまる疲れにくい造りになっていました。
ただ、シート間隔はせまく、椅子の座る部分も固定なのですれちがうにも一苦労です。。。
音響はそんなに悪くなく、意外にも後方は天井にスピーカーがある分臨場感が味わえます。多目的ホールとしてはちょっと珍しいところでした。


開演時間になるとぴあ編集長の野口さんが現れちょっとだけトーク。
ちょっと若そうな編集長でビックリしましたが、話は低調、そんな中、この試写会が「どろろ」のマスコミ向けプレビュー以降の初披露であることが告げられました。

まあしっかりぴあの宣伝もしてましたけどね。。。


どろろ2
あらすじ
 戦乱の世であったある時代、終わりのない戦国の世を憂う武将、醍醐景光(中井貴一)は戦いからからくも逃れ、とある寺院に逃げ込んでいた。その寺院には奇妙な像がいくつも並び、闇の力が蠢いていた。
 このままでは醍醐家が滅ぶ・・・力が欲しいと願った景光は戦乱の世を治める力と引換えに生まれてくる我が子の体48箇所を48体の魔物に差し出す契をかわす。

 それから20年後、戦乱の世をもう少しで統一できるまで勢力を伸ばした景光。
 そんな中、世に潜む魔物を倒してまわる青年:百鬼丸(妻夫木聡)がいた。
 百鬼丸こそ48箇所を魔物に奪われた子であり、医師:寿海(原田芳雄)にもらった仮の体で本当の体を取り戻す旅をしていた。ひょんなことで百鬼丸と知り合った泥棒:どろろ(柴崎コウ)は百鬼丸の過去を知り、一緒に旅をすることになる。

 百鬼丸は奪われた体を取り戻すことができるのか?景光と百鬼丸の運命は?


感想

 おすすめ度(星4つ)
  想像以上に面白かったのは、やはりさすが原作が手塚治虫だからでしょうか。
  過去を背負った百鬼丸を見事に演じた妻夫木聡さんは意外にも殺陣も様になっていました。それよりもやはり周りを固める脇役たちが充実しているのがとてもよかった。
  中でも奇怪な医術を持つ医師:寿海を演じた原田芳雄さんは勿論だが、やはり景光を演じた中井貴一さんが良かった。殺陣は大河もやってただけあって見事だったが、苦悩決意に満ちた表情の演技は圧巻でした。

  意外にもでは村人(?)を演じた劇団ひとりさんや魔物を演じた土屋アンナさんもよかったです。

  難を言えば、やはり2時間ちょっとの枠で表現するにはちょっと難しいストーリーとCGの使い方、そしてどろろを演じた柴崎コウさんの演技でしょうか。。。そんな感じで4星です。でも十分楽しめた感じでした。


  <<以下ネタバレあり>>

  48個所の体の一部を失った百鬼丸はコケシかと思うような姿でした。この状態でなぜ生きていたのか・・・不思議です。
  不思議と言えば寿海が戦で失われた子供たちの骸から百鬼丸の仮の体をつなぎ合わせますが、その方法もかなり想像以上。過去なのか未来なのか・・・ちょっとしたパラレルワールドのようになっていました。

  魔物を1体倒す毎に体の一部を取り戻す・・・苦痛を伴うのはなぜでしょうか?
  体が戻る苦痛は勿論ですが、きっと「人間」を取り戻すの苦痛なのではないでしょうか。その苦痛に耐えることが百鬼丸の旅なのかな。。。


  ストーリー展開としては魔物を倒すストーリーを数回重ね、景光との対峙に至るオーソドックスな構成です。よくある妖怪退治モノですが、ストーリーの奥深さが興味をそそりました。各魔物毎にスペシャルゲストのように脇役が登場しますが、個人的には土屋アンナさんのときがちょっと興味深かったです。

  子供を餌にしていた妖怪はその子供たちの餌のために旅人を襲うというこのストーリーでは、戦乱の世の姿と親、そして愛するものへの苦悩が入り混じりよく仕上がった個所でした。
  土屋アンナさんが演じた蝶の魔物は・・・CG多用・・・ちょっとやり過ぎだったので拍子抜けかな。でも半ばのストーリーとしては良かったです。

  その後、やはり時間の都合から次々に魔物を倒していく総集編シーンで3体ほど倒しますが、急にCGレベルが落ちます。・・・この辺がいただけません。
  最後の鳥の魔物はよくできてましたが・・・。


  そしてラストでは百鬼丸が自分の両親と出会います。
  どうしてこういうパラレルワールドの時代の城ってみんな同じに見えるのでしょう?「戦国自衛隊1549」を思い出しました

  ここでは百鬼丸と景光の対決が見物。
  中井貴一さんの立ち振る舞い、殺陣、その表情が良かったです。

  ここで憎しみと許しの苦悩が訪れ、どろろも百鬼丸も悩みます。
  人間くさい演出、映像美、音楽の神秘性・・・マッチしていました。


  それにしてもどうもはまらなかったのは柴崎コウさんの演技。
  どろろは復讐を果たすまでは女を捨てた女・・・難しい役どころではありますが、どうも甲高い声過ぎてガキなのかなんなのか違和感がありました。
  がんばって演技をされていますが、他の役者がはまっているだけにちょっと全編を通して残念な役でした。


  そして最後には「残り24体」の文字が・・・半分済んでたんですね。。。
  続ける気なのかどうかわかりませんが、もう少しどんな個所が残っているのか教えて欲しかったです。




  ちょっと衝撃的な演出もありますが、十分に楽しめました。
  全編ニュージーランドロケってのが良かったですね。あの荒野は雰囲気出てました。
  そして主題歌はミスチル・・・いい感じです。

  大人テイスト溢れる作品です。 お正月映画ですので公開までしばしお待ちを






【プラダを着た悪魔】2006/12/01 in TOHOシネマズ市川

2006-12-05 00:48:17 | ○映画/DVD【は行】
今日はちょっと足を伸ばしてJR総武線本八幡駅からちょっとのところにあるTOHOシネマズ市川『プラダを着た悪魔』を観てきましたのでご紹介!


今回初めて行って来ましたTOHOシネマズ市川ニッケ・コルトンプラザというショッピングモール内にある映画館でちょっと変わってます。
なんとここは入場を入場ゲートで行うのでなく、各スクリーンのドア毎に行っています。
・・・珍しいけど、無駄に人件費がかかってるような・・・
なんか意味あるんですかね?

シートは言わずと知れたTOHOシネマズのシート・・・まあ見やすいですね。
フードコートや店が充実していて、鑑賞していなくても買えるのがウリですかね。
音響も申し分ないです。


プラダを着た悪魔1
あらすじ
 ジャーナリストを目指してニューヨークにやってきたアンディ(アン・ハサウェイ)はひょんな事からとある会社の秘書採用面接を受けるていた。その企業は世界中の女性たちの憧れ、一流ファッション誌「RUNWAY」。
 しかしアンディはオシャレにも全く興味が無く、この面接も失敗するかに思われた。
 そんなときカリスマ編集長ミランダ(メリル・ストリープ)が直接面接することになり合格してしまう。

 ミランダの第2秘書として仕事を始めたアンディは、ミランダの悪魔のようなハイレベルな要求に・・・。ただ努力とやる気だけでは闘えないことを痛感し仕事に没頭しはじめる。

 果たしてアンディは成長できるのか? 彼女の出す結論とは?



感想

 おすすめ度(星3つ)
  まあ気楽に楽しめます
  アンディの成長とそれに伴う苦労が、働く社会人が誰もが経験する一コマで、きっといろんな女性が自分と照らし合わせたのではないでしょうか?
  そして何と言ってもアンディを演じたアン・ハサウェイのかわいさとファッションでしょう
  まあ個人的にはメリル・ストリープの気丈な演技が好きでした。
  娯楽作品としては満足ですが、まあちょっと王道過ぎて退屈に感じる人もいるだろうし、いくらファッション業界でもアンディの普段着にアレはやり過ぎってことで3星です。


  <<以下ネタバレあり>>
  女王とも言うべき悪魔のような編集長と秘書という相関関係からアンディのサクセスストーリーとその苦悩がよく表現されていて飽きさせません。
  ファッション業界という華やかな世界の舞台裏では誰もが上へ上がろうともがき、下っ端は本当に無残なもの。こういう業界に限って上下関係が厳しいのも頷けますね。

  でもこのファッション業界を題材にしたことで華やかさがある反面、仕事の苦労さを分かりづらくしてしまっています。端から見れば雑用が仕事なのかと思いきやそうでもない。
  確かにファッション業界のおかげでアンディの成長がファッションの変化と共にわかるようになっているのですが・・・そのファッションもファッションモデルのような服装が後半見え隠れ。
  いくら業界人でも芸能人やモデルのファッションはしないでしょ。
  まあ過剰演出ですね。。。


  この映画のキーはミランダがアンディを採用した意図です。
  ファッションセンスも興味も無いアンディに、最初は業界に興味のある人を雇って失敗したからと答えていましたが、実際はやはり「自分に似ているから」が本音。
  がむしゃらにがんばって、私生活も捨てて手に入れた現在のポストと、最終的にはそうなりつつあるアンディに昔の自分を見ていたからこそ、最初にその臭いを嗅ぎ取っていたのではないでしょうか?

  とはいうものの、そうとは知らず、ミランダの敷いたレールを歩き始めたアンディ。
  やはり同じ道に迷い込みそうになります。。。

  でもミランダの一言から転機が訪れます。
  この一言・・・やはり転機の頃の自分に言いたかったのでしょうね。
  そういう気持ちがよくあらわれた演技でした、さすがメリル・ストリープです!

  いろんなブランドがでてきますが、・・・詳しくないので省略。
  どうやらエンドロールを見る限り、本人も出ていたみたいです。
  各ブランドの有名人に詳しい方、探してみては?


  意外にもよかったのは音楽。
  統一されているのは勿論ですが、テンポと明暗がハッキリしていてとてもマッチしていました。華やかさを失わせない音楽も、この映画の重要な要素ですね。



  客層は女性(OL)中心。
  元気になれる1本ですね。

  でもなぜプラダなんですかね? プラダだけではないと思うのですが・・・







【ヨコハマメリー】2006/11/29 in キネカ大森

2006-12-01 00:51:33 | ○映画/DVD【や行】
本日も映画感想をアップ
って言っても今回はちょっと特殊・・・ドキュメンタリー『ヨコハマメリー』です。

やはり普段観るジャンルの映画では無いので、ちょっとアップも戸惑いました。。。
でもこういうのもたまにはいいですね

久々、キネカ大森での鑑賞・・・ここもやはりいいですね。
なんかマニア受けしそうな映画をやってくれるので、毎回上映予定が楽しみな映画館です。


ヨコハマメリー1

あらすじ
 真っ白に顔を塗り、浮世離れした服装の老婆が横浜の街角に立っていた。
 彼女の名はメリー。
 誰も本名も年齢は知らないが誰もが知っている人物だ。
 戦後のアメリカ支配下の荒れ果てた街で娼婦として立ち続け、その気品ある立ち振る舞いで、いつしか街の風景の一部となっていた。

 1995年に突然横浜の街から姿を消した「ハマのメリーさん」。
 ほとんど話をした人はいないが、有名人なだけに「死んだ」「広島の実家に帰った」など噂があとをたたない。
 少ないながらも彼女を知る人物たちの証言から現在に至るまでのメリーさんの半生が今紐解かれる。。。


感想
 おすすめ度(星2つ)

 非常に興味深い作品。少ない彼女と横浜の当時の写真を織り交ぜながら、シャンソン歌手・永登元次郎さんの証言を得ながら、当時の彼女の姿が思い浮かんでくるような感じでした。

 ・・・ただ証言が少ない。何も語らなかった人だけに、ほとんどが永登元次郎さんのお話(しかも歌付き)で、もっと戦後や高度成長期の他の映像や写真を織り交ぜた方が良いと思いました。
 映画なんだから・・・映像使わないのはですよね。あと・・・(下記参照)。ってことで2星です。


  <<以下ネタバレあり>>
  あまりよくない表現ですが「パンパン」「洋パン」と呼ばれる娼婦たちが夜の街にたくさん立っていた時代、そんな時代から立ち続けているメリーさんの姿が本当は見たかった。
  でも・・・写真がないから当時を知る人たちがその姿をありのまま教えてくれましたが、やはりどことなく個人の主観が入ってしまっている感じ。。。

  特にメリーさんが通っていた美容室の店主は・・・絶対にもっと蔑視していた感が否めない。そういった情報の中でしかメリーさんの存在がないということがこの映画をせつなく、そして真実を追い求めたくなる作りにさせているように感じました。

  とはいうものの、ラストに現在のメリーさんが登場。。。だったら本人の口からこうだったと聞きたかった・・・でもきっと無理だったんでしょうね。
  このことはこの映画を最後まで観た方には分かることだと思います。

ヨコハマメリー2  永登元次郎さんの歌は確かにこの本篇の中ではメリーさんのことを歌っているように聞こえました。でも、それは自分自身のことであり、決してメリーさんだけのためではないと思います。

  ドキュメンタリー作品であれば、観る人に偏見を持たせず、ありのままを伝えるべきなのに、この作品では偏見に満ちた感じがしました。でもこれこそがハマのメリーさんそのものだったのかもしれませんね。。。

  最後に感じたのは・・・本当に彼女がアメリカ人将校とのだけのために横浜に立ちつづけたのかということです。実際にはそんな奇麗事だけではなかったと思います。

  そうでなければ横浜の街をあんなに愛せないと思います。


  ある意味、登場する証言者の全てを信じず、独自の視点で観れる方ならおすすめできると思います。

  ちょっと驚きますが、上映はテレビサイズ(4:3)でした。
  予告後にカーテンがテレビサイズに閉まるのを初めて見ました。。。
  ちょっとそのことに感動

  ドキュメンタリーはまだまだです