長野県諏訪二葉高等学校校長日記 2014・2015

諏訪二葉高校の校長です。校長の視点から学校の様子をお伝えしたいと思います。登校日毎日更新を目指します。ご愛読願います。

3月5日(土)祝 卒業証書授与式 2015-277

2016-03-05 19:44:42 | 日記

 卒業式を迎えました。今回で、新制高校として、68回目の卒業式です。

 後輩たちが昨日のうちに、3年生の教室に板書していました。

 後輩から卒業生一人一人に、メッセージも配られていました。

 

 10時開式としていました。少し早く、開式としました。

 保護者受付(生徒玄関) 9時10分から

 

 本日の配付物

 式場入場        9時35分から

 場 所 本校 大体育館

 今回は、新たに金子諏訪市長さんを来賓にお迎えし、ご祝辞を賜ることになっていました。

 諏訪市内の3高校が、順番に金子市長さんを来賓にお迎えすることにしました。

 まずは、金子市長さんの母校である「二葉」にお迎えした次第です。

 市長さんも、二葉の卒業式においでいただき、感激してくださったと思っています。

 ノー原稿での、生徒に語り掛けるようなご祝辞は、この時間になっても脳裏から離れません。

 吹奏楽部が、入場などの曲を生演奏してくれました。これも、新しい試みです。

 伝統ある卒業式のなかでも、変えない部分も大切にしながら、時代の流れに合わせて、新しい試みも加えていくところが、「二葉」らしいと私は思うのです。

 私が思う変えられない部分は、「式歌 仰げば尊し」です。

 日程は以下の予定でした。

  7:45 -   外掲示・看板の設置、校歌旗・盆栽をステージに設置、

           ジェットヒーター点火

 

 担任の竹村先生が、朝、教室の机を黙々と整理整頓していました。その後、竹村先生の書いたメッセージの前で記念撮影しました。初めての担任でしたから、卒業式における思いも相当強いと思います。

  8:00 -   駐車場係配置

  8:15 -  8:25 職員朝会

   私から一言申し上げ、田口学年主任から学年を代表して、お言葉を頂戴しました。

  8:30 -  8:40 SHR

  8:40 -  9:10 清掃・準備

   床の汚れを、膝をつけて、雑巾で、丁寧にふき取ってくれていました。

  来賓に対して、お茶を出す準備中

  9:10 -  保護者受付(例年、前倒しで行っています)

 9:20 -  1・2年生入場

 9:35 -  保護者入場

 9:50 -  来賓入場

 来賓受付

  9:55 -  卒業生入場

 10:00 - 11:20 卒業式

 式次第

 入場      吹奏楽部による演奏

 1部・2部の入場

 

 開式の辞

 国歌斉唱

 校歌斉唱

 卒業証書授与

 

 学校長式辞

 平成二十七年度卒業証書授与式式辞

 「土凍る雪を凌ぎて」と校歌に歌われる、厳しい諏訪の冬の寒さもだいぶ和らいでまいりました。
 
 本日ここにご多忙の中、金子諏訪市長さん、同窓会、後援会、PTA、学校評議員といった、本校にとって、最もゆかりの深い、ご来賓の皆様のご臨席を賜り、第六十八回長野県諏訪二葉高等学校卒業証書授与式を挙行できますこと、まことにありがたく、厚く御礼を申し上げます。

 また、ご参列いただきました保護者の皆様には、お子様のご卒業、おめでとうございます。心からお慶び申し上げます。入学以来、本校の教育活動にご理解とご協力を賜り、お子様と喜びも苦しみも,共に分かち合いながら、本日のハレの日を迎えられたことに対しまして、深く敬意と感謝を表する次第であります。

 さて、卒業生の皆さん、皆さんは、本校のすべての課程を修了し、本日ここに、精進努力のたまものとして、卒業証書を手にされました。今日までの成長と今日の栄誉を称え、心からお祝いの言葉を申し上げます。

 若き日の節目となる記念すべき日を迎え、この二葉が丘の学び舎を巣立とうとしている皆さんの胸の内には、「二葉」で過ごしたかずかずの青春の思い出と、明日からの新しい生活を前にした緊張が膨らんでいることと思います。

 卒業にあたり、一言申し上げて、お祝いの言葉に代えたいと思います。

 卒業生の皆さん
 皆さんに「心の帆」という言葉を贈りたいと思います。「帆」とは、帆掛け船、帆船の「帆」を指します。

 海に浮かぶ帆掛け船を思い浮かべてください。その帆掛け船が、波風にさらされているとしましょう。同じ波風を受けても、ある船は東に向かい、ある船は、西に進みます。それは、なぜか。この帆掛け船の向かう先は、風や波によるのではなく、帆の向きで決まるからです。

 これからの人生には、多くの試練や苦難が待ち構えています。どんな時も、行き先を決めるのは、自分自身です。波や風というのは、諸君に対する外からの働きかけの比喩です。今日話をしました「帆掛け船の帆」というものは、自分自身、言い換えれば、自分の意志であり、自分の志です。

 何があろうと、「心の帆」を高く掲げようではありませんか。

 繰り返しますが、「心の帆を高く掲げよう」という、私のはなむけの言葉の意味を、よくかみしめて、社会に羽ばたいていってほしいと願っています。

 平成二十八年三月五日
  長野県諏訪二葉高等学校
   校長 田澤 直人

 来賓祝辞

 原同窓会長さん

 原田PTA会長さん

 来賓紹介

 祝電披露

 祝電は、生徒用昇降口で披露しました。

  在校生総代送辞

 卒業生総代答辞

 記念品贈呈 小体育館に暗幕を頂戴しました。ありがとうございます。

 保護者代表謝辞

 式歌「仰げば尊し」

 私のフェイスブックページに、昨日の練習の様子を、ビデオ撮影してありますので、そちらもご覧ください。吹奏楽部の演奏あり。  

 閉式の辞

 退場     吹奏楽部の演奏あり

 保護者の皆さんは引き続き、「後援会入会式」

 卒業生は教室で最後のHR

 その後、部活ごとに写真撮影をしていました。

 卒業式後、卒業生、保護者の皆さんが、校長室を訪ねてくれました。

 その折に、様々な「感謝」の言葉をうかがいました。

 私、正直、本当にうれしく思いました。「二葉」の校長職に就かせていただき、今日も、ありがたく思った次第です。

 

 上の写真は、生徒会誌『天つ野』第76号の表紙と、私の巻頭言です。