長野県諏訪二葉高等学校校長日記 2014・2015

諏訪二葉高校の校長です。校長の視点から学校の様子をお伝えしたいと思います。登校日毎日更新を目指します。ご愛読願います。

3月1日(火)テスト返却のための特別編成授業 2015-273

2016-03-01 18:30:32 | 日記

 いよいよ3月に入りました。

 今年度も残り1カ月となりました。

 年度末のまとめの仕事及び年度当初の準備で、かなり忙しい日々となりそうです。

 卒業式及び後期選抜もありますので、いつも以上に、気を引き締めてかからなければと思っています。

 今朝は、昨晩降った雪が少し残り、路面も凍結していました。事務室が気を利かせ、「エンカル」を学校付近の通学路に撒いてくれていました。この心配り、いつもありがたく思っています。

 さて、今日は、すべての試験を返却する特編授業を組んでいました。1コマの時間を二つに割り、コマ数を増やして、テスト返却を行います。

 さて、そんな中、3年生が「受験前に読みたい」といっていた本を貸し与えていましたが、受験が終わったので、返しに来ました。しばし、その本から学んだ内容について話を聞きました。さらに関連する新書を何冊か貸しました。

 また、私が学生時代に専攻した「日本民俗学」の興味があるといっていた3年生の生徒も、学校に登校していましたので、校長室に置いてあった民俗学の概論書をいくつか貸しました。これらの本は、学校図書館には、当然ありません。大学の「教養課程」で学ぶレベルの本だからでもあります。

 大学という所は、「自分探し」の場所でもあります。今自分が興味を持っていることが、大学で、先生方の授業を聞いたり、先輩たちに触発されたり、友達と話をしたりする中で、思い描いていた「専攻分野」と違った方向に行くこともあるわけです。

 そうした意味では、大学の前半部分は、「幅広く」学ぶことをお勧めします。

 私自身も、「山岳信仰」の研究をしようと思い、まずは、「日本史学」を専攻しようと、大学に進みましたが、結果的に、恩師の宮田登先生、宮本袈裟雄先生が、「日本民俗学」の先生であり、山岳信仰を研究されていましたので、そちらに専攻を変更しました。

 卑近なところでは、娘も、「犯罪社会学」を学びたいと大学に行ったのですが、結果的に、「政治学」を専攻しました。

 おっと、今日は少し私的なことを書きすぎました。

 さらに、教務室に用事があり行きますと、腰原教頭と百瀬教務主任が、何やら話をしていました。

 ちょっと話を聞くと、「女サカ(女子サッカー部)の3年生が、保健室の岩崎先生に『女子トイレを掃除させてほしい』とお願いして、一人で掃除をしていた」ということでした。

 正直、驚きました。「二葉」には、こうした生徒がいるんです。この校風、大切にしたいと、私は、改めて思いました。