mariemonの健康日記

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苦しみを回避する方法

2024-01-25 11:02:53 | 健康
キルケゴールは死に至る病とは「絶望」であると言います。
確かに人は「苦」を体験すると絶望感に襲われて目の前が真っ暗になります。
人によって苦は様々あり、苦に共通している事は「不安」「恐怖」を伴い、心を絶望感でいっぱいにするからだと思います。




「苦」とは心から湧き興るマイナスのエネルギー「辛い」と感じれば感じるほどますます心は負の連鎖に追いかけられます。



■しかも苦は不安や恐怖だけでなく「孤独」を伴い、孤独は人の心をどうしようもないくらい暗くして「自尊心」を傷つけ、「自信」を無くし、心を「惨め」にします。そのせいで人によっては自暴自棄になり、無気力になり心の置き場が無くなって心を病んだりします。



<苦の正体>

■歳を取ると誰もが病気がちになり「病気」をすると「痛み」不快な症状を伴います。痛みはさらに「不安」を伴い、“ もっと痛くなるのではないか? ”とか“ もしかしたら重大な病に侵されているのではないか? ”など、考えれば考えるほど不安はやがて「恐怖」を呼び起こし、恐怖で心が覆われると気になる部分から四六時中意識が離れなくなってしまいます。




■病と言えば厄介なのが「痛み」ですね。痛みは体にとって緊急事態なので脳は「ストレス」を伴い感情を司る大脳辺縁系の「偏桃体」に働きかけ、偏桃体は「不安」「恐怖」に敏感な部分であり、それらを体の緊急事態とみなし脳下垂体を通して副腎にストレスホルモンを出す指令を出します。するとコルチゾールやアドレナリンの作用により「理性」がストップしてしまい、心身は「パニック状態」に陥ります。



<苦を回避する方法>

人生の最大の弊害である「苦」を乗り越える為には心の助けが必要になります。「感情」を司るのは大脳辺縁系にある「偏桃体」です。偏桃体は最も原始的な脳で関わり合う人や物事に対して好きか嫌いか良いか悪いかを一瞬で判断して他の脳とのコミュニケーションを図り体に影響を与えます。




■苦を感じる「偏桃体」は現在の気持ちである「海馬」や理性を司る「前頭葉」に影響を与えていて、偏桃体を宥めるのが知性を司る前頭葉の中の「前頭前野」です。前頭前野は全知全能をかけて偏桃体を納得させる事が出来る部分です。

■しかし偏桃体は「機械的」「事務的」なので、心が負の状態では体も負の作用で働き、ストレスを自然に任せてしまうと血圧や血糖値を上げて体にダメージを与えてしまいます。

そこでパニックに陥った時に心身を害さない手っ取り早い方法は、「大丈夫!」「何でもない!」「平気!」「楽しい!」「幸せ!」など「プラスの言葉」が有効で、痛くても「作り笑い」をする事や、あるいはウオーキング良く噛んで食べるなど同じ動きを何度もする「リズム運動」が効果的です。

何故なら心にプラスの言葉を思い浮かべたり、リズム運動をする事で「脳」は“ 体が危機を脱した ”とみなし、「副交感神経」が優位になる事でストレスホルモンを出すのを止めるからです。
“ 辛い時こそ笑え ”って昔の人の知恵は、そういう事かも知れませんね




脳と体の関係を知っていると病の時の苦を回避する助けになるだけでなく、日常のストレスにも役に立ち、自分の苦は自分で取り除く事が出来ます。💛




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