「人間は考える葦である」とは17世紀フランスの思想家パスカルの言葉です。広大無辺な宇宙に比べれば、人間は無に等しく、一茎の葦のごとく弱な存在にすぎないが、それは「考える葦」であり、思考によって宇宙を包むことができる。ここに人間の「尊厳」があり、偉大さがあるのだと言います。😊
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💛さすがはパスカルさん、その頃から「情動」がどのようにして沸き起こるのか心の不可思議を知っていたのかも知れませんね。
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<情動>
喜び、悲しみ、怒り、恐怖、不安などの心に沸き起こる強い感情である「情動」がどのように発達するのかと言うと、新生児の情動は興奮だけですが、5歳頃までには大人と同じような情動が形成され、「理性」が形成される17歳~20歳を大人と定義します。
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<心と脳>
人間の脳には上手く生きる為の「大脳新皮質」、逞しく生きる為の「大脳辺縁系」、そして生命として生きる為の「脳幹」という3つの働きがあります。
■「心」や「自我」に関する機能は、脳の何処か一つの機能が担うわけではなく広範囲に分散し連携して行われていてその中でも「大脳新皮質」は最も自我に関わり人格を表す大切な部分です。
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■「大脳新皮質」とは、大脳の部位のうち進化的に新しい部分で、合理的で分析的な思考や、言語機能を司ります。 大脳新皮質は下等生物では小さく、高等生物は大きく、人では新皮質が大脳の90%以上をも占めています。
<大脳新皮質>
私たち人間の脳は、他の動物よりも大きく、たくさんシワがあります。しかも人間の脳を特徴づける決定的な要素は、古い脳と新しい脳がバランスよく機能しているという点にあり、大脳新皮質は人間として上手く生きる為の脳です
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<大脳辺縁系>
脳幹の上には感情を司る「大脳辺縁系」があります。大脳の端が折り畳まれてできた部分なので、そう名付けられています。外敵から自分の身を守る為に必要な本能、感情、記憶などに関係していて、困難に立ち向う事が出来るように、逞しく生きる為の脳です。
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<脳幹>
「脳幹」は、脳の中心にある部分です。脳全体を樹木に見立てると、脳を支える幹のように見えることから、「脳幹」と名付けられています。脳幹は呼吸や心臓の動きなど生命維持に欠かせない体の働きをコントロールしています。事故などで脳幹が損なわれると、私たちは死んでしまいます。つまり脳幹は生きる為の脳です。
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<喜怒哀楽>
■喜び
「喜び」を感じる所は脳の前頭前野後方の「楔前部(せつぜんぶ)」という部分で人間は、楽しさを感じると左脳が活性化して楔前部の機能には視空間イメージ、エピソード記憶の再生、自己処理に関する操作が挙げられます。 「後部帯状回」は視空間や過去の記憶を参照にして外界からの刺激や自己の行動を評価する機能があります。
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■悲しみ
悲しみや痛みを感じると、右脳が活性化して内側前頭前野、扁桃体、前帯状回という部位が活性化し強い悲しみには心を芸術に転化させる力があり、歴史的にも芸術は悲しみの中で生まれたものが多くあります。
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■怒り
「怒り」を引き起こす情報は視覚野のある後頭葉に伝えられ、その情報は腹内側前頭前野と扁桃体に伝えられます。しかし腹内側前頭前野は怒りのコントロールに関わっており、この領域が働くことで、怒りの反応を抑制できると考えられています。
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💛感情が豊かな人には、場を明るくして、人を引きつける独特の魅力がありますね。でも感情がマイナスに働くと「感情的」になって相手を傷つけてしまいます。😞
私たちには心が体を左右する機能と、体が心を左右する機能を両方とも存在します。より良く生きる為には脳と心の関係を知り上手く脳を使いこなす術を身に付ける事で、心はいつも「平和」でいられるかも知れませんね。😉
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脳と心の関係は長年科学的な研究によって喜怒哀楽を感じると最大公約数的に感じる部分の血流が多くなる事で証明されているようです。うそ発見器は他に血圧の変化や発汗など様々な身体変化を元に心の状態を把握できるようです。そのような意味では脳と心を関連付けて感がるのは妥当だと思います。