じゅげむ(絵本)

2018-01-24 07:30:31 | 本と雑誌

生まれた子どもになんとかいい名前をつけてやろうと、お寺の和尚さんに相談に行ったお父さん。
とにかくめでたい名前に、ということで、和尚さんは、長生きで縁起のよい名前をいくつも教えてやり、その中から選ぶことになりました。
ところが、選びきれないから全部子どもの名前にするとしたんでさあたいへん。
ご近所ではお祝いに行くために名前を覚える練習会まで開かれる始末。
「じゅげむじゅげむ、ごこうのすりきれ、かいじゃりすいぎょ、すいぎょうまつ、うんらいまつ、ふうらいまつ・・・」
落語ならではのばかばかしいお話が続きます。

親ならば、わが子に、めでたい名前をつけて、末長いしあわせを願いたいもの。この噺の父親ときたら、千年や万年しか生きられないのはかわいそう。もっと長いものは…?と尋ねます。すると、
「寿(ことぶき)限(かぎ)り無(な)し」で「寿限無(じゅげむ)」がある、と。


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