サイコロジスト101

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健康心理学、生理心理学、ストマネを学びましょう!

Ponder & Kennedy (1928)の論文

2009-06-05 21:08:01 | Weblog
エジンバラに寄った2002年の収穫の1つは、エジンバラ大学。

ここの大学といえば、まばたき研究で有名なあのポンダーとケネディが在籍していたところ。

というので、田多先生、大森さんとエジンバラ大学で尋ねました。

ポンダーとケネディさんの記録を見せて欲しいと。

大学事務所では誰も知らず。図書館でようやく話が通事はしましたが、ポンダーさんもケネディさんも、どんな人だったのかなど全く記録にないとのこと。

しかたなく、かの有名な論文が掲載された季刊生理学雑誌をget。

Ponder, E., & Kennedy, W. P. On the act of blinking. Quarterly
Journal of Physiology, 1928, 18, 89-110.

きれに製本されたこの論文。懐かしい香りがしました。

瞬目間間隔の分布図が誌面の多くをカバー。

あれほど有名になった論文なのに、その著者の在籍した大学の図書館員すら知らないとは、なんとも情けない話ではあります。

その後ポンダーさんとケネディさんは、どんな人生を送ったのか、家族は今どうされているのかなど、知りたいところです。

そうそう、この1928年ですが、パブロフの条件反射学がアンレップらの手によって英訳が出版された辺り。昭和3年のことでした。

2009/6/5記



エジンバラの城と月

2009-06-05 10:32:47 | Weblog
ちょっと時間が空いたので、ハードディスクを整理していたら、大量の写真が出てきました。

2002年にイギリスに行ったときのもの。

ロンドン、グラスゴウ、エジンバラとなかなか楽しい列車の旅。

7年も前のことなので、すっかり中身の記憶は薄れていたのですが、600枚もの写真をみるとはっきり想い出してきました。

記憶とはこのようなものなんだとつくづく考えました。

この写真。たしか、エジンバラのホテルの窓から撮ったもの。

美しくライトアップされた遠くのお城を望遠で撮ったもの。

300万画素ほどの昔のデジカメでの撮影ですが、雰囲気は保たれています。

実はもう一枚、気に入ったエジンバラ城の夜景があります。

何か仕事がしあがったときにアップします。

2009/06/05・記


健康心理学090602資料TTM

2009-06-03 00:42:31 | Weblog
6月最初の健康心理学は今年度6回目。

ヘルスプロモーションの理論として有名な、プロチャスカ先生のトランスセオレティカルモデルの学習でした。

印刷物の配付資料は、

山田冨美雄
 生活習慣病改善に効果的な「変化ステージモデル」とは何か:考案者のプロチャスカ先生に聞く.
 公衆衛生, 2003, 67 (5), 369-374.(2003年5月)

という医学書院発刊の雑誌の抜き刷りでした。

2002年の健康心理学会のおりに来日されたプロチャスカ先生と、東京で対談したときのもの。

5つのステージのそれぞれで、何が有効な介入かをお話ししました。

さらに勉強したいかたは、このブログの古いところをさがしてみてください。

私と健康心理学に連載している禁煙にまつわる話の中に、ひつこく現れています。

では。

2009/06/03・記


心理学概論090601学習1-2

2009-06-01 13:59:43 | Weblog
配付資料の2枚目です。

パブロフの条件反射の実験からわかった概念の勉強をしました。

興奮と抑制。

強化、消去、般化、分化などは言葉でも説明できるようにしておいてください。

自発的回復がなぜおこるかなどを説明するためにパブロフが用いた興奮と抑制という概念も重要。

来週はこうした古典的条件づけから認知の学習、逃避から回避への学習、オペラント条件づけの話などへと進みます。

教科書を順によく読んでおいてください。

2009/6/1・記

心理学概論090601学習-1-1

2009-06-01 13:53:50 | Weblog
今日は心理学概論の第6回目ですか。

学習心理学の第一回目を勉強をしました。

このファイルは配付資料2枚のうちの1枚。

スライドでは、これらのほかにパブロフの写真や、実験室や、お墓などの写真もお見せしました。

まず、定義をしっかりおぼえてください。

「経験による行動の比較的永続的な変容」

という言葉通りの覚え方もしておいてください。

で、今日は、古典的条件づけの話でした。

よく復習しておいてください。3章1節です。

2009/6/1・記