サイコロジスト101

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健康心理学、生理心理学、ストマネを学びましょう!

心理学概論090608配付資料2

2009-06-08 21:12:28 | Weblog
配付資料の2枚目は、まず鳩用スキナー箱の説明。

そして、古典的条件づけ=逃避から道具的条件づけ=回避学習へとバージョンアップする話。

学習過程で、脳の中でいったい何がおこっているのか?

セリグマンの学習性絶望の実験の様子はわかってもらえましたか?

そして、社会的模倣学習。

物真似が人間の大人では中心的な学習形態です。

みようみまね。習うより慣れろとはよくいったものです。

では。来週は記憶の勉強をしましょう。

2009/6/8記


心理学概論090608資料-1

2009-06-08 21:07:57 | Weblog
本日の心理学概論の配付資料1枚目。

道具的条件づけにいたるまでの話として、何が学習されるかの話。

S-S説かS-R説か。教科書みてください

情動条件づけの話。アルバート坊やの白ネズミ恐怖実験。コラムみてください。

道具的条件づけの入り口は、ソーンダイクの問題箱。

そしてスキナーのラットのバー押しに餌を与えるオペラント条件づけ。

さて何が学習されるのでしょうか?

2009/6/8記

類人猿から人へ物真似学習が主流に

2009-06-08 20:43:19 | Weblog
今日の心理学概論では、古典的条件づけなどの超シンプルな学習手続きのあと発見されたものをいくつか紹介しました。

道具的条件づけ、オペラント条件づけと呼ばれる、報酬によって強化される学習手続き。

ペットの飼育の基本に使われる、アメと罰によるしつけ法でもあります。

今では、行動療法として、あるいは生活習慣の改善を目的とした行動変容の基本手続きとして社会にうけとめられています。


洞察による学習。

この写真のような類人猿・霊長類など高次の脳機能を生かして、問題解決を図るように新たな環境での適応行動を修得していきます。

ケーラーはチンパンジーをもちいた洞察学習を研究しました。

ことばも覚え、絵文字で人と会話もする霊長類すらうまれてきています。


観察による学習

バンドゥーラの社会的模倣学習は、観察者の対象=代理(モデル)が報酬をもらう行動を真似するようになるという仕掛け。代理強化と呼ばれています。

人間の大人は、多くの場合、モノマネによって新しい行動を獲得しますね。

ミラー細胞がモノマネを実現する脳内実体だとわかれば、モノマネによる学習が成人の学習では基本的であることも理解できますね。

みなさん、恥ずかしがらず、人の真似をしてください。

たばこを吸わないでいると健康に長生きできる。そんな人のまねをするといいですね。

でも、決して、池田小学校事件や秋葉原事件の真似だけはしないでください。

6月8日におもう、心配ごとでした。

2009/6/8記