福岡事件再審運動キャンペーン「私はわらじがぬがれない」

開始から55周年を迎える「福岡事件」再審請求運動
毎年各地でおこなわれるキャンペーンのためのブログです

9月 九州合宿

2014-10-04 19:58:33 | 日記
先月9月に関東学院大学の学生さんによる、九州合宿がおこなわれました。
   その様子をご報告いただきましたので、ご紹介します。



こんにちは、皆さんいかがお過ごしでしょうか。関東学院大学四年の秋山高久です。
先月私は後輩たちと九州へ行き、一日目に福岡にて福岡事件の現場跡地を歩き、
二日目と三日目は生命山シュバイツァー寺に伺いました。
その内容の報告と後輩の感想を載せさせていただきます。

初日は飛行機で福岡空港に着いた後、博多駅付近の事件現場まで行き、
福岡旅館跡地まで歩き、夜は学生の会のOGの後藤さんと谷道さんに博多を案内していただきました。
二日目は電車で玉名駅まで行き、シュバイツァー寺で福岡事件の映像資料と西さんの日記を見させていただき、
新聞記者から取材を受けた後、夕飯をごちそうしていただきました。
三日目は古川さんに車で熊本市内を案内していただき、熊本城を見学し、
高速バスまで連れて行っていただいてバスで福岡空港まで行き、飛行機で帰りました。
その時一緒に行った後輩からこんな感想をいただきました。

今回学生として福岡事件のことを学び、日記や歌を拝見した。
西さんが獄中にて書いた歌は、無罪を主張するものや家族との別れを切実に綴ったものもあり、
一つ一つに怒りや悲しみの感情がこもっており実物を見て
その当時の心情がそのまま文字から表れているようだった。
関東学院大学3年 加藤 稜

今回、福岡事件の現場や生命山シュバイツアー寺を訪れ、
事件について改めて考える機会になり、
また、知らないこともまだまだ多くあると思いました。
無実を訴えながら死刑執行されたこの福岡事件は、
私たちが生きていくことにおいて見過ごしてはならない事件だと思います。
関東学院大学3年 宮本 協

私も九州に行き古川家の皆さんと後藤さんと谷道さんにもてなしていただきとても感謝しています。
福岡事件を通じてこういった縁を得られたのも私自身にとってとても貴重なものだと思います。
そして、西さんの冤罪を訴えながら処刑された無念の気持ちを風化させてはいけない。
何かしなければという思いを再認識することができたため、とてもためになった三日間でした。

関東学院大学四年 秋山 高久