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アルツハイマー病の原因物質(2)

2014年12月04日 | 脳と健康
[脳・健康・食・DIET] 講座(No.421)


「長崎大学と京都大学i
PS細胞研究所などの研究チームは、
患者の皮膚細胞から作ったiPS細胞を使い、
アルツハイマー病が
発症する新たな過程を確認した。
これまでは脳神経細胞の細胞と細胞の間に
悪性タンパク質(アミロイドベータ)が
蓄積されることが原因とされていたが、
細胞の内部に蓄積される症状を発見した。」

「これまでと異なり、
悪性タンパク質が細胞内に蓄積された患者が
若年性発症型と高齢者発症型の
両方にいることを確認した。
内部に蓄積される理由は分かっていないが、
悪性タンパク質が凝固しやすい因子が
働いている可能性があるという」
(西日本新聞2013年2月22日付より引用)

Aβが細胞間か細胞内かの違いによって、
発症を遅らせるための投薬などの
治療が異なることになります。

この研究において日々の食生活に直結する
重要なことか分かりました。
「細胞内に魚の油に含まれている
ドコサヘキサエン(DHA)を投与すると、
脳の細胞死を抑制できることも判明した。」
(前記の西日本新聞より引用・改変)

DHAは、サバ、イワシ、アジなどの
青魚に豊富に含まれており、
日常的に食べることが、
アルツハイマー病の予防に
有効であることが分かったのです。

「タウ」とは、リン酸化されたタウ蛋白質のことで、
脳のゴミといわれています。
タウは、アミロイドβによって
老人斑が発生している神経細胞に
繊維状の固まりとなり蓄積します。
このタウの毒性によって
神経細胞が死滅するのです。

アルツハイマー病の原因物質の
アミロイドβの蓄積は、
10年から30年前から始まっています。
70歳代で発症した人は、
40歳代からアルツハイマー病の
原因が生じていることになります。
認知症は高齢者だけの問題ではなく、
30歳代、40歳代の人たちの
今日的な問題であるのです。

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