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[食育・ダイエット]講座(68) 肥満の要因(3)心理的要因(B)~脳の性差は「ココロ」の違い~

2010年02月17日 | 食育とダイエット

欲求不満になると「甘味」を欲求する女脳。

欲求不満でも「甘味」を欲しない男脳。


この生物学的な差異は、「ココロ」の違いの起点の一つです。

ココロの違いは、「食への欲求」の違いにもなっています。

イライラした時に「サンマは食べない」のが女脳です。


男女の生殖器官の違いは明確ですが、

脳の性差の構造と機能の差異は見ることはできません。


脳の性分化は、生殖器官の性分化の後に起きます。

脳の性分化、すなわち、男脳への分化は、

先に性分化した生殖器官の精巣からの

脳へのアンドロゲン・シャワーによります。


この脳へのシャワーは、母体の状態によっては、

女脳にも影響を与えることがあります。

すると、男脳に近い女脳になることがあります。


反対に、精巣からのシャワーの量が少ないと、

女脳に近い男脳となります。

その極限が「性同一性障害」という疾患です。


この脳の性差は、食に対する欲求の違いとなります。

甘味欲求、すなわち、ブドウ糖へ欲求の強い女脳は、

その欲求が習慣化、本能化しやすく、過食に陥り、

その結果として肥満になりやすいのです。


このように、男女の生物学的な違いが、

ココロの発現の違いとなり、

それが肥満要因となっているのです。




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