大瀬崎観察日記

五島列島・福江島の野鳥

9月30日

2010-09-30 | 野鳥日記
曇りのち晴れ  風向:北東   風力:0~2

夜半の雨が上がり、曇りで風のない静かな朝を迎えた。

このような気象条件の時は、大瀬山にハチクマの群れが飛来する可能性が極めて高い。
前日に飛来して、島内に滞在しているはずの200羽ほどの出現を待つ。

6時台にハチクマの動きは全くないがこれは計算済みで、出現予定時刻は8時前後の
予定だ。

07:32に12羽の塒立ちを確認したのちには、その群れが旋回を繰り返しながら
ゆっくりと大瀬山に向かって上昇、接近してくる。東側の谷筋を通過して西の海上へ
渡って行った。

この後は、次々と飛来が続き、間近を舞うハチクマに歓声と軽快なシャッター音が
30分ほど続いた。

接近は200羽ほどで、群れの規模も10~20羽程度と小さかったが、集落や海を
背景に、あるいは頭上近くを舞うハチクマを堪能した。

8時以降は6kmほど北の遠い渡りとなり、ケシ粒ほどのハチクマが点々と渡る状態
となる。午後の飛来も、数は多くなかったが、青空を高く舞う群れが奇麗だった。

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大瀬山に向かって上昇するハチクマ・♀

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海を背景に上昇するハチクマ・♂

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嵯峨ノ島と海を背景に舞うハチクマの群れ

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大瀬山上空に飛来したノスリ  大瀬崎の秋期渡りで記録されるノスリは数羽と極めて少ない。

コメント (1)
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