９月３０日

天候：雨

前線の停滞で昨日から降り続いてる雨がやみません。

ハチクマは1羽も姿を見せず、雨も上がりそうにないので早々に調査を中断しました。

長野・白樺峠や広島の調査では、まだまだハチクマの数が出ているので、この雨が
上がったあとを楽しみにしています。（井上）


スギの頂部にとまるハチクマ・♀成鳥（井上）


中須の川沿いのスギにとまるミサゴ　　この川筋ではミサゴをよく見かける。水浴びに来るのかと思っていたら、どうやら川魚が狙いのようだ。（井上）

９月２９日

天候：曇のち小雨

昨日の朝と同じ南南東の風が吹くが、風力が２～３と弱い。

塒立ちが遅く7時を過ぎたころからパラパラと飛び始めた。そのほとんどが大瀬山やその周辺を飛んで
写真撮影の被写体になってくれたが、やがて雨模様になって渡りが止まった。

こうなるとハチクマは動きが止まってしまう。8時過ぎには小雨がぱらつき始めたので早々に解散となる。
遠来のお客さんで賑わった大瀬山だったが、今日で大部分が帰宅された。

ハチクマの飛来ピークは過ぎたと思われるが、来週いっぱいは良い渡りが見られることがあるので、観察に
来てください。（井上）






大瀬山に向かって飛んでくるハチクマ・幼鳥　大瀬山ではこのような角度で撮れることもある（井上）



玉之浦湾を背景に飛ぶハチクマ・♂成鳥（井上）


大瀬山の東斜面を背景に飛ぶハチクマ・♂成鳥　渡りも後半になると幼鳥が多くなるが、今年はそれほどに多いといった印象は受けない。まだ成鳥の写真も多く撮れている。（井上）

９月２８日

天候：晴れ

今日は予想と期待に反して、大瀬山の近くを飛んだハチクマは数羽だけでした。

通常なら南南東の風が吹く場合は大瀬山に接近するのですが、今日は風が強すぎたようです。
福江島在住の観察者が多かったのに残念でした。

午後の飛来も少なかったですが、少しだけ大瀬山の近くを飛んでくれました。（井上）


上空を飛んだ金属製の飛行物体 翼先端のゆがみはシャッター機構のいたずらだとＹさんから教えてもらった。（井上）


午後に大瀬山の東側谷筋を飛んだハチクマ・♂成鳥（井上）


午後に大瀬山の東側谷筋を飛んだハチクマ・幼鳥（井上）

９月２７日

天候：快晴

今朝は快晴で風も弱かったが、ハチクマは北側の海上遠くを渡っていく個体ばかりでした。

６ｋｍよりも遠いと思われる芥子粒の半分以下ほどの小さい点状でしたが、出口さんと同時カウントで
ほぼ同数の結果になり、カウント精度に満足しています。

午後の飛来はパラパラと少なく、しかも高空を飛ぶものばかりで写真はおろか、見つけるのも難しい
状態でした。午後に確認できた飛来個体は２７０羽ほどと少ないですが、明朝はハチクマが大瀬山に
集まりそうな気象条件なので、期待しているのですが・・・？（井上）


大瀬山の西側海上を飛翔する白サギ類の群れ（種の詳細は不明だが、単独種のみの群れではなく、コサギ、ダイサギ、チュウサギ、アマサギなどが混郡で飛ぶことが多い）（井上）

９月２６日

天候：晴れ

今朝は晴れて北北東の風・風力４と、大瀬崎を渡るハチクマにとっては絶好の条件だ。

０６：１３に塒立ちを確認した直後に、もう海上へと渡り始めた。その後は続々とハチクマが押し寄せる状態に
なる。北寄りの風が強いときには、ハチクマは南に流されて大瀬山上空を通過することが多い。

ただし、飛翔高度が高く旋回することが無いのでじっくり観察できる状態ではない。

写真にもならず見送るだけである。上空を川のように流れていく様子や、西の空で朝日を浴びて白く輝く雲を
背景に、数百羽のハチクマが一斉に西を目指して飛ぶ光景は圧巻だった。

福江島の滞在組が約１，５００羽と予想していたが、それがほぼ的中したことも嬉しかった。

今日はＲさんのお蔭で、大瀬山・今期初のアカアシチョウゲンボウ・幼鳥の飛来を確認できた。
田んぼでの発見が期待される。（井上）


木にとまって休息するハチクマ・♀成鳥（撮影：９月１９日・井上）


そのうが大きくふくらんだハチクマ・幼鳥　
渡りの途中でも採食行動をしながら移動することがわかる。（井上）


月と航空機　　今日はカウントが忙しくて撮影できなかったので飛行機ネタで・・・（井上）


口を開けて飛ぶハチクマ・♀成鳥　羽ばたきながら海上から飛翔してきた個体は、このように口を開けていることがある。（井上）