中小企業診断士 福田 徹 ブログ

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中小企業診断士1次試験突破のコツ

2008年11月11日 | 福田徹の診断士試験

 おはようございます。中小企業診断士の福田徹です。11月11日火曜日、朝11時の東京・小平は晴れ、気温11℃です。あれっ、11が並びましたね。


 今日は、中小企業診断士を目指すあなたに1次試験突破のコツをお話しします。1次試験突破のコツは体系化です。人任せにせず自分で体系図をつくることによって勉強が楽しくなり、また身につくものになります。

 中小企業診断士試験は、8月の第1土曜日日曜日の2日間でおこなわれる1次試験と、10月第3週の日曜日ごろおこなわれる2次筆記試験、筆記合格者を対象に12月におこなわれる2次口述試験で成り立っています。
 このうち1次試験はマークシート式の主に知識を問われる試験であり、それに対して2次筆記試験は思考そのものが問われる記述式試験です。最後の関門である2次口述試験はほとんどの受験生が合格すると言われており、最低限のコミュニケーション能力を確認する程度のものです。

 さて、知識力と一部計算力・判断力を問われる1次試験は、2次試験や診断士養成課程に進むための関門です。受験生の皆さん、この第一関門は、軽く乗り越えて下さい。

 「いや、自分には難しい」という方も当然いると思います。確かに7科目を同時に受験しなければならないのは大変ですよね。だから難しいと言うことですよね。
 多くの科目を、ただひたすら受験校カリキュラムの順番で勉強したり、テキストの1ページ目から順に読んで覚えていくのは先が見えなくてつらいものです。だから、難しく感じるのです。

 そこで、そうならないための工夫が体系化作業です。


1次試験体系図の一例


 上の例の体系図を作る方法は、まず一番左のBOXに「中小企業支援に必要な経営知識」というように1次試験を通して何を学ぶのか、又何を試されているのかを書きます。つづいて左に掲げたものの中身を右に洩れがないように書いて行きます。(実際にはA3の用紙に科目ごとに作るとよい)
 教科に拠りますが、この作業を数度繰り返すと、たとえば経済学であれば「IS-LM曲線」「マネタリスト対ケインジアン」といった学び覚えるのに適した学習単位にまで細分化できます。
 このようにして作った体系図をいつも勉強場所に広げておき、多岐に渡る分野の今どこを学んでいるかをいつも意識することが重要です。

 このようにしてまず体系図を作ってから、いつも全体を意識しながら勉強をすると、日々の学習成果が明確になります。また、一度体系図を作ったことにより脳に記憶場所が作られているため、細かな論点が覚えやすくなります。そしてなにより、いま勉強していることが全体の中でどの位置にあるかがわかるため、先が見通せて勉強が楽しくなります。

 受験生の皆さん、早い時期に(できれば年内に)一度、各教科ごとにA3用紙1枚を使って、体系図を書いてみませんか。紙に書き出さなくても頭の中で体系図が描けるような余程の頭の良い人以外には、大きな効果があるはずです。




※体系化は意外と難しいものです。だから一番最初につくる体系図は、テキストの目次を見ながら丸写ししても良いのです。ただし目次そのままではだめです。必ず自分で体系図の形にまとめ直して、いつも近くにおいて確認できるようにすることが重要です。


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