これは私自身の心の内面を綴ったものであり、また霊的格闘の忘備録でもある
なぜこれを書いたのか?それは、私が霊的に格闘したと考えている、ある戦国武将への、心よりの供養のためである
以降、このような内容の日記を書くのはやめにする。。。こうした日記は、第三者から見れば、まったく取るに足らないくだらないほら話だからだ
私が霊的に格闘した戦国武将の名は、長宗我部元親公である。。。信長、秀吉の同一時代に、一度は四国を統一した戦国武将である
いや、最初は私自身も悪霊の存在を認識していたものの、その相手が元親公であるとは全く考えていなかった。。いや信じていなかった
霊自身は元親だと名乗ってはいたが、私はまったく信じていなかった
なぜなら、生きている人間には、来ている霊の真贋を判定することは極めて困難なことであるからだ
だいたいの霊能者は、そこで騙される。。。特に霊力の強い悪魔のような存在にかかれば、並みの霊能者などいちころで騙される
まず悪霊や悪魔は、自分を大きく見せる
なぜなら、相手を恐怖させることで、まずは相手を精神的手中に入れることができるからだ
これは心理戦ではあるが、霊的には極めて有効で、悪魔がまず自分を大きく見せる傾向があるのはそのためである
悪魔は真実の中に巧みに嘘を織り交ぜ、相手を心理的にからめとる。。。だが、私はそんな悪魔の常套手段を熟知していた
悪魔と戦う場合に、一番してはならないのは、相手の脅迫に「恐怖する」ことである
恐怖心を持った時点ですでに負けているのである
だから、「わしは長宗我部元親じゃ」という相手の名乗りを、最初から疑ってかかっていた。。。真贋を見極めるつもりだった
もう一つ疑っていた理由がある、それは、自称元親公がとり憑いていたのが、以前の日記にも書いた霊媒体質の女性、Aさんだからだ
このような、四国を統一するほどの強い霊力と念力を持った戦国武将が、普通の霊媒女性のところに憑依してくることは「まずありえない」と、そう考えていた
最初、自称元親公と面談したのは、Aさんとの対面の時だった
対面当初から、元親公は不機嫌だった。。。私に対して完全に敵意むき出しであった
Aさんの後ろで刀が「ひゅん」と音を立てて切っ先が真横に横切った。。。明らかに野武士か武将の霊であることは分かった
私にも、この悪霊が極めて強い霊力・念力を持っているのが分かった
そして、どうやら不機嫌の原因が、「これ」であることを、霊の口を通して知った
Aさんの口を通して、自称元親公が土佐弁丸出しで語り出したのだ
私は、知り合いを通じてAさんと知り合い。。。というか、その知り合いが勝手にAさんに私の電話番号を教えてしまうという
はなはだ迷惑千万な話だったのだが、Aさんの親と私は知り合いであったため無碍にもできず、霊的な霊障の相談にのっていた
そこでAさんに差し上げたのが「不成仏霊撃退祈願曲」という楽曲が入ったデータースピーカーだった
この「不成仏霊撃退祈願曲」を24時間、小さな音でかけ続けていれば、大抵の霊障は徐々に改善する。。。それはこれまで何度も実証していた
だから私はAさんにこの楽曲スピーカーを差し上げたのだ。。。だが。。。。
一台目のスピーカーは数日で調子が悪くなってしまったのだ
今まで多くの人にスピーカ-をプレゼントしてきた私だが、これほど早く故障した例は今までなかった
Aさんいわく「バチッ、という音がして鳴らなくなった」というので見てみると、どうやらAC変換充電器が故障したらしい「過電流か?」
しかたなく、充電器を交換したのだが、今度は本体の調子が悪くなったという
「スピーカーの周りでビシッとか、バシッという大きい音がして、突然音が大きくなるので、怖くなって止めました」とAさん
これにはさすがの私も、霊的な影響を疑うしかなかった。。。「相当念力の強い霊がいる」
この「不成仏霊撃退祈願曲」という楽曲には、それ自体に強い霊力が宿っている、なので、霊の攻撃にも割と耐えるし
私のところにある楽曲スピーカーは、24時間鳴らし続けていても、2台とも1年以上故障していない
その楽曲スピーカーを一撃破壊するほどの霊力を、この悪霊は持っていた
私はしかたなく、今度はAさん本人とお母さんの合意の下、「正心法語」という経文のCDを、24時間鳴らし続けることにした
その後からだ。。。様々な現象が起き始め、どうやら悪霊が暴れまわって現象を起こし始めた
この「正心法語」には、かなり強い霊力が込められており、普通の悪霊はあっという間にいなくなる、ところが、この悪霊はまだ障りを起こし続けている
そして、「霊の恐ろしい声が聞こえる」、というので、私はAさんと直接面談し話をすることを決意した
Aさんとの面談はのっけから大変であった
Aさんは絵を描くのだが、描いた絵に、Aさんは何もしないのに、大きな音とともに穴が開けられたという
そして、私の見ている前でも現象は起こった。。。刀が真横に振られるのが見えたりもした
明らかに敵意むき出しの状態である。。。私は静かに尋ねた。。。「お前は何者か?」すると
「わしゃあ長宗我部元親ぜよ」、これが自称元親公との最初の出会いである、Aさんが土佐弁まじりで話し始めたのだ
ここからは私の妄想として見ていただいても結構である。。。だが、実は実際に起こったことである
私はしばらく自称元親公の話を聞いていた、しかし、Aさんの感度が悪く、言っていることが支離滅裂で理解しがたかった
そこでひとしきり話を聞いた後、私はAさんに尋ねた「悪霊を封印しようか?」
すると「お願いします」とAさん
私は仏にひとしきり祈り、ある修法を行った。。。悪霊封印のための修法である。。。
その瞬間、Aさんは椅子に座ったまま白目をむき、受け身も取らず後ろへひっくり返り、完全に気絶した、Aさんの母親もそれを見ていた
私はAさんに駆け寄り、すぐに体を揺さぶってAさんを起こした
Aさんはすぐに正気を取り戻し、しばらく霊的なカウンセリングを行って、その日は帰宅した
その日のことを、私はまだはかりかねていた
一体あの霊存在は何者なのか?なぜあれほどAさんに固執し、彼女の下に居続けるのか?考えてもまだ結論はでなかった
そして私をさらに混乱させていたのが、俳優・故三浦春馬である
これには私も本当に困惑し、混乱させられた。。。事実、その意味を読み解くことは容易なことではなかった
Aさんは「三浦春馬が来た」ということを、これまで盛んに言ってきていた
そして自称元親公の口からも、なぜか三浦春馬というキーワードが何度も出てきたのだ
これには私も本当にお手上げだった。。。本当に、下手をすれば頭がおかしくなるのではないかと思われた
だが、何度も話を聞くうちに、なぜ三浦春馬が出てくるのか?それが理解できるようになった。。。
本当は関係のなさそうな戦国武将と亡くなった元俳優には、ある接点があったらしいのだ
その話を書く前に、Aさんと長宗我部元親公との接点について説明する
昨日、もう一昨日になるが、Aさんと三回目の面談をしたが、まずは二回目の時から
二回目の面談の時も、自称元親公は出てきて、「心を入れ替えたい」みたいな話をしてきた
「ならば導きの霊の指導の下、霊天上界で反省行を行うがいい」と諭し、私は自称元親公を帰した
だが、それはあまりにも聞き分けが良すぎるように私は感じていた
「もうこの者(Aさん)のところには来ない」そう自称元親公は約束して帰っていった。。。だが、それはおそらく嘘であろうと私は思っていた
その私の直感は正しかったようで、そのあと、Aさんを通じて「私にもどうすればいいか教えて欲しい」みたいなことを、メールで伝えてきた
私は、「あなたは戦国武将として四国を統一したほどの男である。その貴殿が「もう来ない」と言った以上、武士に二言はあるまい、武士としていさぎよくあるべきである」と申し上げた
その後、Aさんから「もう一度、指導して欲しいと私のところへ言ってきている」とメールがあり
私は即座にAさんへ「もうその男の話を聞いてはいけません、その男は反省などしていない、改心したふりをしているだけであるから、一切無視しなさい」とアドバイスした
その後からだ、また霊的なラップ音を起こし始め、Aさんに眩暈(めまい)を引き起こし、失神寸前まで追い込んだ
そして私のところにも来た。。。私にも一時的な眩暈を引き起こした。。。ものすごい念力だった
しかし私は自称元親公に申し上げた。。。「お前の魂胆などお見通しである。お前は私を騙し、この者(Aさん)のところに居続ける魂胆だったはずだ」
「私は騙せても、仏の目を騙せると思ったか?」
その晩は、自称元親公が暴れまくったようで、Aさんからひっきりなしにメールが届いていた。。。私はもう一度、自称元親公と対峙しないといけないことを覚悟した
私はAさんに、「悪魔が嫌う事」という書籍と、「心霊喫茶エクストラの秘密」というDVDを渡していた
この書籍を読もうとすると耳鳴りがし、「この本を読むな」と恐ろしい声がする
DVDを見ていると、悪魔が退治される場面でシーンが止まる、電源が切れる。。。もう凄い状態だった
私はAさんに何度も助言した「この悪霊は、この書籍とDVDを本当に嫌がっている。今ここで奴の言いなりになれば、一時的に開放されるかもしれないが、あなたは一生この悪霊に居座られ、心を操られることになる。自由を勝ち取りたければ追い払うことを強く決意しなさい」
そのあと、メールの口調がまったく変わり、物静かで整然とした口調に変わった
明らかに別のものが現れた。。。私には霊的な感覚があるので、それが全く別人のものであることを感じていた
「あなたは誰なのか?」
霊人「私は長宗我部康親です。兄に代わって私が兄の状態をご説明します」
私はそのあと、長宗我部康親という人物を調べてみたが、どうやら、長宗我部元親の実の弟で養子に行った香宗我部親泰(こうそかべちかやす)という人物らしい
名前が違う、そのことを指摘すると、「歴史は間違って伝わっています。私は兄や親族には康親(”ちかやす”ではなく”やすちか”、どうやら文字は打ち間違い)と呼ばれていました。私は兄の影武者を務めていた者です」
そう、Aさんの知識の中には、まずなさそうなことを語ってきた
そして「兄は信親が死んでから狂ってしまったのです」と、私に説明し始めた
信親とは、長宗我部元親公の長男であり、家督を継ぐべき人物で、後で調べてみたところ、かの織田信長からも人物を見込まれ
信長の養子に乞われたほどの人物で、土佐の長宗我部家臣たちからも人望が厚かったと伝わっている
「兄は信親を本当に愛しておりました。その信親が死んでから、兄は親族であっても信用しなくなり、一族や意見する家臣たちを殺し始めたのです。兄は狂ってしまったのです」
そういえば、二回目の面談のとき、自称元親公は「○○がわしの愛する椿姫を殺したんじゃ、○○がトリカブトの毒で殺したんじゃ」とわめいていました
○○とは、私は覚えられなかったのですが「○○とは誰のことか?」と聞いたところ、「わしの正室じゃ」と答えました
どうやら、末の二人の子供を産んだ側室を元親公は本当に愛していたようで、正室の○○姫(史実には名前が残っていない)が嫉妬で椿姫(この側室も史実には名前が残っていない)を殺したのだと言っていた
こんなやり取りがあったのを私は思い出していた。。。まさか、本物の元親公なのか?
疑心暗鬼で正室のことも、「側室を嫉妬で殺した」と疑っていたとすれば、この発言も理解できるものがある
そのあと、自称元親公がもう一度出てきて
「口惜しいんじゃ、わしは口惜しい、あの時、わしが足を怪我せなんだら、信親を行かせることもなかった、信親を殺すことはなかった」
どうやら、長宗我部信親公が亡くなった「戸次川の戦い」に、信親公を行かせたことを心底後悔しているらしかった
そのことは弟の康親公からも「兄は信親が死んでから変わった」との証言がある
そして、この康親公から、衝撃的な言葉が出てきた。。。俳優・故三浦春馬の名前だ
「三浦春馬は、信親とそっくりなんです」「Aさんの持っていた写真で見た三浦春馬は信親にそっくりです」
そう言えば、私は思い出した。。。二回目の面談のとき、「三浦春馬は生まれ変わりなんじゃ」と言っていた。。。
私はその時、自称元親公の生まれ変わりが三浦春馬だと、妄想を言っているのかもしれないと思っていた
だが実は聞かされた話は違っていた。。。どうやら、元親公は亡くなった三浦春馬が信親公の生まれ変わりだと思っているのだ
それほどそっくりだと。。。。
だとすれば、Aさんが何度も何度もメールで三浦春馬の名前を出してくる意味が理解できる。。。自称元親公が三浦春馬に執着しているからだ
Aさんとの三回目の面談の時、私は出てきた自称元親公にこう聞いた
「あなたがこの者(Aさん)に執着している理由は何なのか?」
すると「この者はわしの廟を掃除してくれたんじゃ、きれいにしてくれてわしを慕ってくれたんじゃ」
そのとき不思議なことに、自称元親公が見ていた光景が私には見えました
自称元親公がいる世界は、本当に真っ暗な世界で、誰もいない、何も見えないまったくの暗闇。。。。
その中にAさんの顔が見えてきて、気がつけばAさんのもとにいたようだ。。。
自称元親公からすれば、おそらくは無間地獄(何もない暗闇に隔離されているような世界)で、はじめて救いの女神が現れたように見えた
だからこれほどAさんに執着したのだ。。。。だが私はそれを許すわけにはいかなかった
「元親公、あなたはこの者(Aさん)に執着し、守りたいと思っているようだが、あなたがこの者のところにとり憑いて離れなければ
この者はあなたと同じような世界に赴くことになる。。。そこは無間地獄という地獄だ、その世界にこの者を連れて行く気なのか?」
「わしはこの者を守りたいんじゃ、信親とも三浦春馬ともいっしょにさせたいんじゃ(結婚させたいのかと思う)、だから三浦春馬を呼んだんじゃ、わしが呼んだんじゃ」
「それならば、あなたが一度天国に帰れば、再び生まれ変わって、この者と再び会うこともできる、そうしたらどうなのだ?」
「そんなことができるというのか?」
「できる、お主が改心して、人間として生きた人生を反省することができれば、天上界に帰ることができる。
そうすればこの者とも現世でも巡り合うこともできるぞ」
今のまま、Aさんのもとに自称元親公が居座り続けたならば、Aさんはどちらにしろ死後、無間地獄に引っ張られることになる
そうした場合、康親公が言う通り、自称元親公は自分の欲望のために他人を地獄に引きずり込むことになり、自称元親公は本物の悪魔に変貌していくことになる
今はまだ、元親公は悪魔にはなりきっていない感じを私は受けていた。。。だが、400年以上地獄に閉じ込められていれば、反省はやがて難しくなる
だからこそいま私はこの日記を書いている。。。今、この日記を書いている横で自称元親公は私を見ている。。。そう感じる
だからこそ、いま私は、元親公が何を間違ったのか?生前の生き方の間違いをきちんと指摘しておきたい
反省の機会が与えられるのは、地獄にいる霊にとっては千載一遇のチャンスなのだ。。。反省できる機会はそう多くはない
人間の一生は、実は転生輪廻の前では一時の「仮の宿り」にすぎない
長宗我部信親も三浦春馬も、ともに非業の死を遂げたが、だが魂は永遠である
彼らが死んだことで元親公は悲しかった。。。確かにそれはそうであろう、自分の後継者として、手塩にかけて育てたのだ
だが、今は信親公、元親公、ともに亡くなってから400年以上経つ
そして時代は変わり、今は戦国の世ではない。。。そのことすら元親公は知らなかった。。。私が指摘して初めて知った
今は戦国の世のように、家の時代ではなくなっている
元親公は、信親亡き後、家臣や一族を疑心暗鬼で殺してしまったこと、これを虚心坦懐に詫びなければならない
それは、仏の前に主人も家臣もないからなのだ。。。すべての魂は平等に作られている
元親公が生きていた時代は、元親公が主人という役者であり、家臣たちは家臣という役割として生まれただけであり
主人がいつの時代も偉い訳でもなく、家臣がいつの時代も主人に仕える世の中でもないのだ
価値観は変わっている。。。それを元親公には理解して欲しい
これを書き記しておき、まだ足りないなら続きを書いてもよい
だが、どうしても元親公には成仏して欲しい
彼の念力の強さを見ても、心を壊していなければ彼は立派な戦国大名だったと思う
並みの人間に四国を統一することはできない。。。私はそのことに対して心より敬服している
元親公、もしここを見ているなら、私の本心を知って欲しい
あなたほどの人物が、無間地獄で一人孤独に苦しむ姿を私は見たくない
どうか、私の言葉を聞いて、人生を戦国武将としての一生を総括し、立派に立ち直って欲しい
切にそう願うものである
これで私の忘備録を書き終えることとする
なぜこれを書いたのか?それは、私が霊的に格闘したと考えている、ある戦国武将への、心よりの供養のためである
以降、このような内容の日記を書くのはやめにする。。。こうした日記は、第三者から見れば、まったく取るに足らないくだらないほら話だからだ
私が霊的に格闘した戦国武将の名は、長宗我部元親公である。。。信長、秀吉の同一時代に、一度は四国を統一した戦国武将である
いや、最初は私自身も悪霊の存在を認識していたものの、その相手が元親公であるとは全く考えていなかった。。いや信じていなかった
霊自身は元親だと名乗ってはいたが、私はまったく信じていなかった
なぜなら、生きている人間には、来ている霊の真贋を判定することは極めて困難なことであるからだ
だいたいの霊能者は、そこで騙される。。。特に霊力の強い悪魔のような存在にかかれば、並みの霊能者などいちころで騙される
まず悪霊や悪魔は、自分を大きく見せる
なぜなら、相手を恐怖させることで、まずは相手を精神的手中に入れることができるからだ
これは心理戦ではあるが、霊的には極めて有効で、悪魔がまず自分を大きく見せる傾向があるのはそのためである
悪魔は真実の中に巧みに嘘を織り交ぜ、相手を心理的にからめとる。。。だが、私はそんな悪魔の常套手段を熟知していた
悪魔と戦う場合に、一番してはならないのは、相手の脅迫に「恐怖する」ことである
恐怖心を持った時点ですでに負けているのである
だから、「わしは長宗我部元親じゃ」という相手の名乗りを、最初から疑ってかかっていた。。。真贋を見極めるつもりだった
もう一つ疑っていた理由がある、それは、自称元親公がとり憑いていたのが、以前の日記にも書いた霊媒体質の女性、Aさんだからだ
このような、四国を統一するほどの強い霊力と念力を持った戦国武将が、普通の霊媒女性のところに憑依してくることは「まずありえない」と、そう考えていた
最初、自称元親公と面談したのは、Aさんとの対面の時だった
対面当初から、元親公は不機嫌だった。。。私に対して完全に敵意むき出しであった
Aさんの後ろで刀が「ひゅん」と音を立てて切っ先が真横に横切った。。。明らかに野武士か武将の霊であることは分かった
私にも、この悪霊が極めて強い霊力・念力を持っているのが分かった
そして、どうやら不機嫌の原因が、「これ」であることを、霊の口を通して知った
Aさんの口を通して、自称元親公が土佐弁丸出しで語り出したのだ
私は、知り合いを通じてAさんと知り合い。。。というか、その知り合いが勝手にAさんに私の電話番号を教えてしまうという
はなはだ迷惑千万な話だったのだが、Aさんの親と私は知り合いであったため無碍にもできず、霊的な霊障の相談にのっていた
そこでAさんに差し上げたのが「不成仏霊撃退祈願曲」という楽曲が入ったデータースピーカーだった
この「不成仏霊撃退祈願曲」を24時間、小さな音でかけ続けていれば、大抵の霊障は徐々に改善する。。。それはこれまで何度も実証していた
だから私はAさんにこの楽曲スピーカーを差し上げたのだ。。。だが。。。。
一台目のスピーカーは数日で調子が悪くなってしまったのだ
今まで多くの人にスピーカ-をプレゼントしてきた私だが、これほど早く故障した例は今までなかった
Aさんいわく「バチッ、という音がして鳴らなくなった」というので見てみると、どうやらAC変換充電器が故障したらしい「過電流か?」
しかたなく、充電器を交換したのだが、今度は本体の調子が悪くなったという
「スピーカーの周りでビシッとか、バシッという大きい音がして、突然音が大きくなるので、怖くなって止めました」とAさん
これにはさすがの私も、霊的な影響を疑うしかなかった。。。「相当念力の強い霊がいる」
この「不成仏霊撃退祈願曲」という楽曲には、それ自体に強い霊力が宿っている、なので、霊の攻撃にも割と耐えるし
私のところにある楽曲スピーカーは、24時間鳴らし続けていても、2台とも1年以上故障していない
その楽曲スピーカーを一撃破壊するほどの霊力を、この悪霊は持っていた
私はしかたなく、今度はAさん本人とお母さんの合意の下、「正心法語」という経文のCDを、24時間鳴らし続けることにした
その後からだ。。。様々な現象が起き始め、どうやら悪霊が暴れまわって現象を起こし始めた
この「正心法語」には、かなり強い霊力が込められており、普通の悪霊はあっという間にいなくなる、ところが、この悪霊はまだ障りを起こし続けている
そして、「霊の恐ろしい声が聞こえる」、というので、私はAさんと直接面談し話をすることを決意した
Aさんとの面談はのっけから大変であった
Aさんは絵を描くのだが、描いた絵に、Aさんは何もしないのに、大きな音とともに穴が開けられたという
そして、私の見ている前でも現象は起こった。。。刀が真横に振られるのが見えたりもした
明らかに敵意むき出しの状態である。。。私は静かに尋ねた。。。「お前は何者か?」すると
「わしゃあ長宗我部元親ぜよ」、これが自称元親公との最初の出会いである、Aさんが土佐弁まじりで話し始めたのだ
ここからは私の妄想として見ていただいても結構である。。。だが、実は実際に起こったことである
私はしばらく自称元親公の話を聞いていた、しかし、Aさんの感度が悪く、言っていることが支離滅裂で理解しがたかった
そこでひとしきり話を聞いた後、私はAさんに尋ねた「悪霊を封印しようか?」
すると「お願いします」とAさん
私は仏にひとしきり祈り、ある修法を行った。。。悪霊封印のための修法である。。。
その瞬間、Aさんは椅子に座ったまま白目をむき、受け身も取らず後ろへひっくり返り、完全に気絶した、Aさんの母親もそれを見ていた
私はAさんに駆け寄り、すぐに体を揺さぶってAさんを起こした
Aさんはすぐに正気を取り戻し、しばらく霊的なカウンセリングを行って、その日は帰宅した
その日のことを、私はまだはかりかねていた
一体あの霊存在は何者なのか?なぜあれほどAさんに固執し、彼女の下に居続けるのか?考えてもまだ結論はでなかった
そして私をさらに混乱させていたのが、俳優・故三浦春馬である
これには私も本当に困惑し、混乱させられた。。。事実、その意味を読み解くことは容易なことではなかった
Aさんは「三浦春馬が来た」ということを、これまで盛んに言ってきていた
そして自称元親公の口からも、なぜか三浦春馬というキーワードが何度も出てきたのだ
これには私も本当にお手上げだった。。。本当に、下手をすれば頭がおかしくなるのではないかと思われた
だが、何度も話を聞くうちに、なぜ三浦春馬が出てくるのか?それが理解できるようになった。。。
本当は関係のなさそうな戦国武将と亡くなった元俳優には、ある接点があったらしいのだ
その話を書く前に、Aさんと長宗我部元親公との接点について説明する
昨日、もう一昨日になるが、Aさんと三回目の面談をしたが、まずは二回目の時から
二回目の面談の時も、自称元親公は出てきて、「心を入れ替えたい」みたいな話をしてきた
「ならば導きの霊の指導の下、霊天上界で反省行を行うがいい」と諭し、私は自称元親公を帰した
だが、それはあまりにも聞き分けが良すぎるように私は感じていた
「もうこの者(Aさん)のところには来ない」そう自称元親公は約束して帰っていった。。。だが、それはおそらく嘘であろうと私は思っていた
その私の直感は正しかったようで、そのあと、Aさんを通じて「私にもどうすればいいか教えて欲しい」みたいなことを、メールで伝えてきた
私は、「あなたは戦国武将として四国を統一したほどの男である。その貴殿が「もう来ない」と言った以上、武士に二言はあるまい、武士としていさぎよくあるべきである」と申し上げた
その後、Aさんから「もう一度、指導して欲しいと私のところへ言ってきている」とメールがあり
私は即座にAさんへ「もうその男の話を聞いてはいけません、その男は反省などしていない、改心したふりをしているだけであるから、一切無視しなさい」とアドバイスした
その後からだ、また霊的なラップ音を起こし始め、Aさんに眩暈(めまい)を引き起こし、失神寸前まで追い込んだ
そして私のところにも来た。。。私にも一時的な眩暈を引き起こした。。。ものすごい念力だった
しかし私は自称元親公に申し上げた。。。「お前の魂胆などお見通しである。お前は私を騙し、この者(Aさん)のところに居続ける魂胆だったはずだ」
「私は騙せても、仏の目を騙せると思ったか?」
その晩は、自称元親公が暴れまくったようで、Aさんからひっきりなしにメールが届いていた。。。私はもう一度、自称元親公と対峙しないといけないことを覚悟した
私はAさんに、「悪魔が嫌う事」という書籍と、「心霊喫茶エクストラの秘密」というDVDを渡していた
この書籍を読もうとすると耳鳴りがし、「この本を読むな」と恐ろしい声がする
DVDを見ていると、悪魔が退治される場面でシーンが止まる、電源が切れる。。。もう凄い状態だった
私はAさんに何度も助言した「この悪霊は、この書籍とDVDを本当に嫌がっている。今ここで奴の言いなりになれば、一時的に開放されるかもしれないが、あなたは一生この悪霊に居座られ、心を操られることになる。自由を勝ち取りたければ追い払うことを強く決意しなさい」
そのあと、メールの口調がまったく変わり、物静かで整然とした口調に変わった
明らかに別のものが現れた。。。私には霊的な感覚があるので、それが全く別人のものであることを感じていた
「あなたは誰なのか?」
霊人「私は長宗我部康親です。兄に代わって私が兄の状態をご説明します」
私はそのあと、長宗我部康親という人物を調べてみたが、どうやら、長宗我部元親の実の弟で養子に行った香宗我部親泰(こうそかべちかやす)という人物らしい
名前が違う、そのことを指摘すると、「歴史は間違って伝わっています。私は兄や親族には康親(”ちかやす”ではなく”やすちか”、どうやら文字は打ち間違い)と呼ばれていました。私は兄の影武者を務めていた者です」
そう、Aさんの知識の中には、まずなさそうなことを語ってきた
そして「兄は信親が死んでから狂ってしまったのです」と、私に説明し始めた
信親とは、長宗我部元親公の長男であり、家督を継ぐべき人物で、後で調べてみたところ、かの織田信長からも人物を見込まれ
信長の養子に乞われたほどの人物で、土佐の長宗我部家臣たちからも人望が厚かったと伝わっている
「兄は信親を本当に愛しておりました。その信親が死んでから、兄は親族であっても信用しなくなり、一族や意見する家臣たちを殺し始めたのです。兄は狂ってしまったのです」
そういえば、二回目の面談のとき、自称元親公は「○○がわしの愛する椿姫を殺したんじゃ、○○がトリカブトの毒で殺したんじゃ」とわめいていました
○○とは、私は覚えられなかったのですが「○○とは誰のことか?」と聞いたところ、「わしの正室じゃ」と答えました
どうやら、末の二人の子供を産んだ側室を元親公は本当に愛していたようで、正室の○○姫(史実には名前が残っていない)が嫉妬で椿姫(この側室も史実には名前が残っていない)を殺したのだと言っていた
こんなやり取りがあったのを私は思い出していた。。。まさか、本物の元親公なのか?
疑心暗鬼で正室のことも、「側室を嫉妬で殺した」と疑っていたとすれば、この発言も理解できるものがある
そのあと、自称元親公がもう一度出てきて
「口惜しいんじゃ、わしは口惜しい、あの時、わしが足を怪我せなんだら、信親を行かせることもなかった、信親を殺すことはなかった」
どうやら、長宗我部信親公が亡くなった「戸次川の戦い」に、信親公を行かせたことを心底後悔しているらしかった
そのことは弟の康親公からも「兄は信親が死んでから変わった」との証言がある
そして、この康親公から、衝撃的な言葉が出てきた。。。俳優・故三浦春馬の名前だ
「三浦春馬は、信親とそっくりなんです」「Aさんの持っていた写真で見た三浦春馬は信親にそっくりです」
そう言えば、私は思い出した。。。二回目の面談のとき、「三浦春馬は生まれ変わりなんじゃ」と言っていた。。。
私はその時、自称元親公の生まれ変わりが三浦春馬だと、妄想を言っているのかもしれないと思っていた
だが実は聞かされた話は違っていた。。。どうやら、元親公は亡くなった三浦春馬が信親公の生まれ変わりだと思っているのだ
それほどそっくりだと。。。。
だとすれば、Aさんが何度も何度もメールで三浦春馬の名前を出してくる意味が理解できる。。。自称元親公が三浦春馬に執着しているからだ
Aさんとの三回目の面談の時、私は出てきた自称元親公にこう聞いた
「あなたがこの者(Aさん)に執着している理由は何なのか?」
すると「この者はわしの廟を掃除してくれたんじゃ、きれいにしてくれてわしを慕ってくれたんじゃ」
そのとき不思議なことに、自称元親公が見ていた光景が私には見えました
自称元親公がいる世界は、本当に真っ暗な世界で、誰もいない、何も見えないまったくの暗闇。。。。
その中にAさんの顔が見えてきて、気がつけばAさんのもとにいたようだ。。。
自称元親公からすれば、おそらくは無間地獄(何もない暗闇に隔離されているような世界)で、はじめて救いの女神が現れたように見えた
だからこれほどAさんに執着したのだ。。。。だが私はそれを許すわけにはいかなかった
「元親公、あなたはこの者(Aさん)に執着し、守りたいと思っているようだが、あなたがこの者のところにとり憑いて離れなければ
この者はあなたと同じような世界に赴くことになる。。。そこは無間地獄という地獄だ、その世界にこの者を連れて行く気なのか?」
「わしはこの者を守りたいんじゃ、信親とも三浦春馬ともいっしょにさせたいんじゃ(結婚させたいのかと思う)、だから三浦春馬を呼んだんじゃ、わしが呼んだんじゃ」
「それならば、あなたが一度天国に帰れば、再び生まれ変わって、この者と再び会うこともできる、そうしたらどうなのだ?」
「そんなことができるというのか?」
「できる、お主が改心して、人間として生きた人生を反省することができれば、天上界に帰ることができる。
そうすればこの者とも現世でも巡り合うこともできるぞ」
今のまま、Aさんのもとに自称元親公が居座り続けたならば、Aさんはどちらにしろ死後、無間地獄に引っ張られることになる
そうした場合、康親公が言う通り、自称元親公は自分の欲望のために他人を地獄に引きずり込むことになり、自称元親公は本物の悪魔に変貌していくことになる
今はまだ、元親公は悪魔にはなりきっていない感じを私は受けていた。。。だが、400年以上地獄に閉じ込められていれば、反省はやがて難しくなる
だからこそいま私はこの日記を書いている。。。今、この日記を書いている横で自称元親公は私を見ている。。。そう感じる
だからこそ、いま私は、元親公が何を間違ったのか?生前の生き方の間違いをきちんと指摘しておきたい
反省の機会が与えられるのは、地獄にいる霊にとっては千載一遇のチャンスなのだ。。。反省できる機会はそう多くはない
人間の一生は、実は転生輪廻の前では一時の「仮の宿り」にすぎない
長宗我部信親も三浦春馬も、ともに非業の死を遂げたが、だが魂は永遠である
彼らが死んだことで元親公は悲しかった。。。確かにそれはそうであろう、自分の後継者として、手塩にかけて育てたのだ
だが、今は信親公、元親公、ともに亡くなってから400年以上経つ
そして時代は変わり、今は戦国の世ではない。。。そのことすら元親公は知らなかった。。。私が指摘して初めて知った
今は戦国の世のように、家の時代ではなくなっている
元親公は、信親亡き後、家臣や一族を疑心暗鬼で殺してしまったこと、これを虚心坦懐に詫びなければならない
それは、仏の前に主人も家臣もないからなのだ。。。すべての魂は平等に作られている
元親公が生きていた時代は、元親公が主人という役者であり、家臣たちは家臣という役割として生まれただけであり
主人がいつの時代も偉い訳でもなく、家臣がいつの時代も主人に仕える世の中でもないのだ
価値観は変わっている。。。それを元親公には理解して欲しい
これを書き記しておき、まだ足りないなら続きを書いてもよい
だが、どうしても元親公には成仏して欲しい
彼の念力の強さを見ても、心を壊していなければ彼は立派な戦国大名だったと思う
並みの人間に四国を統一することはできない。。。私はそのことに対して心より敬服している
元親公、もしここを見ているなら、私の本心を知って欲しい
あなたほどの人物が、無間地獄で一人孤独に苦しむ姿を私は見たくない
どうか、私の言葉を聞いて、人生を戦国武将としての一生を総括し、立派に立ち直って欲しい
切にそう願うものである
これで私の忘備録を書き終えることとする
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