”これが全体主義だ”ということがわからない集団ヒステリー現象

全体主義というのは、その時、その場所の道徳から生まれてくるということを
理解していない人が多いと思います
戦争反対を訴えると非国民だ。。。という戦時道徳も、これは国民が作り上げた”道徳”です
ナチスの”ユダヤ人刈り”でさえ、実は市民の側がユダヤ人を通報していた。。。というのが現実です

人は得体の知れない恐怖によってパニックになり、後の世では考えられないような
間違った魔女狩りをしてしまうことがあります
その、国民による要望が、政府による全体主義を呼び込んでしまうということなのです
「全体主義とは、民主主義的な形で国民の要望から始まる」ということを忘れてはいけないでしょう
マスコミは今、この全体主義的な動きを煽っているように見えます。明らかに煽っているでしょう
自粛に応じない店や会社は非国民。。。市民による通報が必要。。。
実に道徳的に始まる全体主義です

東京オリンピックの聖火ランナーにも選ばれていたとんかつ店の店主が焼身自殺をしたことが波紋を投げかけています
店主は店を開けたいが、消毒薬も手に入らず、再開の目処が立たなかったようです
こうした、経済苦による自殺、倒産による苦しみについては、全く無視していいのか？
というのが私の偽らざる気持ちです
開けている店に張り紙したり、警察に通報したり、公園で遊んでいる子供を警察に通報したり
どう考えてもヒステリーにしか見えません
私自身は何を言われても構いませんが、これだけは言っておきたい
ゲシュタポというのは、ほとんどドイツ国民によるユダヤ人通報だったと
きちんと知っていただきたい
国民がユダヤ人を通報することが”正義であり道徳であると信じていた”という事実
今。。。国は違いますけれども
はたして仕事をして経済を動かすことは悪なんでしょうか？

あえて言います。。。非難は受けても
もうちょっと冷静に、このまま経済を止めてウイルスが沈静化するのを待って
その時間、国民経済が耐えられるのか？
多くの人が職を失い、自殺してもよいのか？
冷静に考えるべき時は”今”なんです

一刻も早いウイルス対策の抜本的見直しを求めます

武漢発コロナウイルスは根絶は難しく、長期戦を覚悟しなければならない。。。
これは私自身もコロナ問題が深刻化し始めた当初の頃から思っていたことではあります
ここに来て、どうやらコロナウイルスは長期化するという見解が増えてきました
その通りだと私も思います。。。なぜか？
こうした感染症ウイルスというものは変異を繰り返します
わかりやすく言うと毎年違う型が流行するインフルエンザのようなものがほとんどです
様々なウイルスがありますが、こうした感染症は根絶するのが極めて難しく
ウイルスそのものは存在しているので予防接種で感染を防いでいることがほとんどだと言われています
つまり、コロナウイルスは、常識的に見て第２波、第３波が来ることは避けられず
どうやっても長期戦を覚悟しなければならない、というのが世界の疫病学の主流の見解のようです

日本では、なんとかこれを根絶させようと努力しているように見えます
政府も国民も、短期決戦をやろうとしているようにもみえます
しかし、世界全体を見ればわかるように、まだまだ流行は止まらず
すでにコロナウイルスは数種類に変異を繰り返しており
簡単に根絶できないことは明らかです
日本でいったん流行を抑えられたとしても
他国から流入してくるものを簡単に防ぐことはできないでしょう
ここはやはり長期戦で向き合う覚悟が必要だと、私は思います
そうなれば、できる限り早い経済再開が必要ではないでしょうか？

感染の防ぐためのひとつのヒントとして
感染を引き起こすウイルスの拡散は、”高齢者”ほど、ウイルスを飛散させる数が多い
ということが分かっているようです
今までは若者が感染していることを知らずに感染を広げているのではないか？
と言われていましたが、実のところ、ウイルスの数は高齢者ほど多く
喉から飛散する数も高齢者ほど多いというのが本当のところだそうです
ですから、感染して重症化するリスクの高い高齢者や基礎疾患を持つ人
こうした人を特に保護する対策に切り替えていくべきではないでしょうか？

長期化を覚悟すれば、生産年齢の人々は、やはり経済活動を再開すべきです
いつまでも経済を止めれば、別の意味で経済苦による失業や自殺、国そのものを滅ぼしかねない恐慌
こうしたものを起こしかねません。。。いや、もうすでに十分兆候は出ています
政府は今すぐ舵を切り直すべきです
一刻も早く保護対象を切り替え、ウイルス対策の抜本的な変更を行い
経済を再開させましょう

確かに、ウイルスによる被害を完全に食い止めることはできないでしょうが
それでも、全ての人が共倒れになってもウイルスが残る未来は、もっと悲惨なものになる
このこと、比較考量すべきかと思います