暮らしのなかで

ポメラニアンと共につぶやいています。

霞が関を牛耳る財務省

2023-11-25 04:20:12 | 暮らしの中で


予算権と微税権で霞が関を牛耳る財務省の組織研究・・アメとムチで政治家を籠絡する人事システム・・・

財務が【霞が関最強の官庁】と呼ばれ、政治家をもコントロ-ルできるのは、予算と税の巨大な権限をにぎっているからだ・・・
主悦局が【税制】を決め、国税庁が国民から税金を取り、集めた税金を主計局が【予算編成権】で他の官庁や政治家の地元に配分する、従わない政治家には、
国税庁の税務査察が待っている‥予算と査察というアメとムチで政治家を操ってきた・・・そうして財務省の組織、人事の出世コ-スも、政治家に対抗する力を
官僚に身につけさせることに主眼が置かれている・・入省したキャリア官僚は、20代後半のヒラ時代にいきなり地方税務署長に抜擢され、多くの部下を率いる
立場になる‥現在は批判を浴びて署長就任は35歳前後に遅らせているが,次官、局長クラスの幹部たちは20代で税務署長を経験した世代である。

税務署長時代の重要な役割は、地元選出の国会議員の税務のチェックです。議員本人や支援者、後援会企業のなかに税務の怪しい者はいないかを探り議員に
問題がなければ、後援企業を締め上げる、そうすると後援企業は議員に泣きつきます・・若手の頃から政治家に対する「ムチ」の使い方を教えこまれるのだ。
そうした税務調査のトッブに君臨するのが東京国税局の査察部長です。東京国税局は日本の大手企業の多くを扱っており、様々な情報が入る、大物国会議員と
関係の深い企業も多く、その会社の情報を把握することで、政治家の資金源がわかる、このポストは財務省でもエリ-トが本省課長かその手前で勤めること多く
たとえ大臣が自分についた秘書官の前職が審査部長だっとしればギョッとなるわけです・・・・

こうして財務省キャリアは国税の現場を経験しながら、課長補佐時代にいくつかの局を経験し行政実務を積んでいく…選ばれたエリ-トが主流の主計局予算編成を
担う主計官となり、今度は政治家へのアメの与え方を身につけるのだ・・・この時期は同期の入省組の中で一番手や二番手がはっきりして、幹部への登竜門である
官房三課「長文書課長‣秘書課長・総合政策課長」を経て、同期からほぼ1人が主計局次長「筆頭・次席‣三席の3人」に就任し、次官コ-スに近ずく・・・

最近、次官コ-スになっているのが、主計局次長から総理秘書官のケ-ス・以前は、財務省から総理秘書官に派遣された官僚は官邸に残って内政審議室長・・
現在は「内政担当の官房副長官」などに就任することが多かった・・それが前総理秘書官の宇波弘貴氏は本省に戻って官房長に就任し、次の次官が有力視されている、
政治家へのアメとムチの振るい方を身につけた財務官僚の出世の最終段階は、省内の事務局長的役割の官房長から「主計局長」を経て次官に就任する。
予算編成を握るこの主計局長は霞が関でも別格のポストだ・・・給料のランクは中小企業庁長官や文化庁長官と並ぶ次官級で全省庁の局長より1ランク高い・・・
これは主計局長が予算折衛の際に各省の次官と交渉することから「同格」の扱いになったとされる・・まさに予算編成権の威力である・・・

さらに見落とせないのが、政治家の介入に対する防御力である・・・長谷川氏が語る・・・
財務省の強さの秘密は、なんといっても同期入省組の強さです、エリ-ト官僚は(オレがオレが)という意識が強いため、同期の官僚は出世競争のライバルとなり
足の引っ張り合いが多い‣・出世競争に遅れた者は結束して同期の出世頭を盛り立て、次官へと押し上げようとする。役所の人事ル-ルでは同期から次官を出すことは
自分たちの出世に繋がるわけです‥その代わり次官は同期の天下りの面倒を見るしきたりがある‥こうした結束で、財務官僚は政治家が人事に介入しょうとしても
団結してはねのけるし、多省のように内紛に発展することはなく、政治家に好きを見せないわけです・・
かくして財務省が増税へと突き進めば政治家も止められない、国民にとって【最強最悪】の官庁ができあがったのだ・・・・・・・マネーポストWEBから・・
だが、阿部政権は官僚に口出しはさせず、口出せば飛ばされる恐怖心からダンマリ戦術だったが・政権が変わり、今だって!岸田政権の心境お察し申し上げます。



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