山装い樹木染めて、爽気深まります・・・きょうから十月です・・・
山を装うものと言えば、もちろん紅葉…紅葉は『もみ出ずる』・・つまり紅のように赤く染まるということから・・
『紅葉』という漢字をあてたのは平安時代以後のようです・・・
紅葉が始まるのは、明け方の最低気温が8〜9度を割る頃・・日の平均気温が15度ぐらいになると色づきが始め、
10〜12度で見頃になるとか、涼しいところほど早いわけです・・
高い山から、また、同じ山でも高いところから色づき始め、冷え込みとともに紅葉も下山してゆきます。
百メ-トルくだるのに約2日、ゆっくりと、山は彩りをくわえていきます。
天候も落ち着き,穏やかな晴れ間の日、心地よい風に誘われるままに散歩に出ると、どこからともなく・・
漂ってくる甘い香りに、ふと足を足を止められることがあります・・・
その主は、モクセイ・・・モクセイはギリシャ語でオスマントゥス‥つまり『香気の花』と呼ばれており、
香り名高い常緑樹です、原産地の中国から江戸時代に日本にわたってきたとか・・・
万花咲き誇る春と、しみじみと紅葉に季節を思う秋と・・・いずれにしても、四季に恵まれたことだけでも、
日本は幸せな国なのでしょう・・・