元気そうに食べているこの猫は糖尿病です。
よく見るととても痩せているのがわかります。
今は2.8kgしかありません。以前は6kgくらいありましたから半分以下です。
今年2月に痩せてきたのと水をよく飲むようになったということで来院しました。
検査の結果、糖尿病とわかりました。
猫はほぼ純粋な肉食動物ですので、人や犬とは消化代謝機能が異なり、糖尿病の病態生理も異なります。
初期であれば食餌療法だけでもコントロールできることもありますが、この仔はインスリン投与による
血糖コントロールが必要でした。
インスリン投与は自宅で飼主さんの手で1日2回皮下注射でおこなわなければなりません。
極少量のインスリンを毎回確実に注射しなくてはいけませんので、結構大変です。
この仔はずっとそれなりにコントロールできていたのですが、5日くらい前から食欲元気がなくなり
どんどん衰弱が進行したので、2日前に入院させました。
血液検査等の結果では、典型的な末期糖尿病でかなり危険な状態と思われましたが、
点滴とインスリン投与でその日の夜から食欲がもどり、昨日にはかなり元気も戻ってきました。
今日は食欲も旺盛で、血糖値もうまくコントロールされ順調に回復しています。
どうも自宅でのインスリン投与に不手際があったようで、面会に来られた飼主さんにも
やんわりその旨お伝えしました。
糖尿病管理ではインスリン投与に関する不手際が原因による不都合がよくあります。
飼主さんも一所懸命世話されているので、指摘するのもとても気を使います。
やる気をなくさないように言葉には気をつけているつもりですが、以前糖尿病犬の治療で
飼主さんからクレームが出たこともあり、人の心を傷つけずに間違いを指摘するのは、なかなか難しいものです。
よく見るととても痩せているのがわかります。
今は2.8kgしかありません。以前は6kgくらいありましたから半分以下です。
今年2月に痩せてきたのと水をよく飲むようになったということで来院しました。
検査の結果、糖尿病とわかりました。
猫はほぼ純粋な肉食動物ですので、人や犬とは消化代謝機能が異なり、糖尿病の病態生理も異なります。
初期であれば食餌療法だけでもコントロールできることもありますが、この仔はインスリン投与による
血糖コントロールが必要でした。
インスリン投与は自宅で飼主さんの手で1日2回皮下注射でおこなわなければなりません。
極少量のインスリンを毎回確実に注射しなくてはいけませんので、結構大変です。
この仔はずっとそれなりにコントロールできていたのですが、5日くらい前から食欲元気がなくなり
どんどん衰弱が進行したので、2日前に入院させました。
血液検査等の結果では、典型的な末期糖尿病でかなり危険な状態と思われましたが、
点滴とインスリン投与でその日の夜から食欲がもどり、昨日にはかなり元気も戻ってきました。
今日は食欲も旺盛で、血糖値もうまくコントロールされ順調に回復しています。
どうも自宅でのインスリン投与に不手際があったようで、面会に来られた飼主さんにも
やんわりその旨お伝えしました。
糖尿病管理ではインスリン投与に関する不手際が原因による不都合がよくあります。
飼主さんも一所懸命世話されているので、指摘するのもとても気を使います。
やる気をなくさないように言葉には気をつけているつもりですが、以前糖尿病犬の治療で
飼主さんからクレームが出たこともあり、人の心を傷つけずに間違いを指摘するのは、なかなか難しいものです。