異物誤飲に注意 その２

最近の症例をひとつ。
１歳未満のチワワがイヤーフォンを噛み砕いて
食べたかもしれない、ということで来院。
残された残骸をすべて拾い集めて持参されたので
並べてみました。
写真のとおりほぼ全てのパーツが確認できたので
吐かすことはせず様子見ることにしました。
特に幼い年齢では犬種に関係なく、何でも噛んで
つぶして飲み込んでしまいます。
日頃から注意が必要です。

異物誤飲に注意を

犬や猫では異物を飲み込んでしまった症例が時々あります。
異物は様々です。
果物の種、鶏の骨、ハンカチ、靴下、パンスト、毛糸、ピアスなどなど。
大きいものでも時間をかけて噛み砕いてたべてしまうこともあります。
猫は長いものがなぜか好きで、ヒモ状異物が多く見られます。
最近では携帯電話のストラップも増えました。
一般に１歳未満の若齢に多く、犬種ではダックスでよくありますが、
すべての犬種で可能性はあります。症状は様々ですが、
ひとつ間違うと腸閉塞や腸穿孔で命に関わることもあります。
室内で飼っている場合は犬猫の届くところに食べ物や小物を置かないことが
重要です。くずかごも蓋つきのほうがよいでしょう。
写真は１歳に満たないプードルが携帯電話用のマイクロＳＤカードを食べてしまった
時のレントゲン写真です。胃内にたくさんの食べ物といっしょにＳＤカードが写っています。この症例はすぐに吐かせて出すことができました。

「飼犬の正しい飼い方講習会」が開催されます。

9月23日（木・祝）9:45～11:30に動物愛護フェアの催しのひとつとして
標記講習会がおこなわれます。
家庭犬しつけインストラクターの方と堺市獣医師会の獣医師が講師となって
健康管理やしつけ方について話をします。
参加御希望の方は堺市動物指導センター（072-228-0168）へ
9月9日（木）までに事前申込してください。
定員は50名で、無料です。
結構参考になると思いますので、どうぞ御参加ください。

「おもしろペット写真展」展示作品を募集しています。

堺市と堺市獣医師会では、9月23日におこなわれる
動物愛護フェアの「おもしろペット写真展」で展示
する写真を募集しています。
自慢のペットの写真や動物とのほほえましい写真に
20字までのタイトルやコメントを添えて、堺市動物
指導センターまで、郵便またはＥメールでお送りください。
１人１作品。郵送の場合、写真サイズはLサイズ以上。
（ＥメールではＡ４サイズ以上）
9月9日（木）必着です。
お問い合わせ、宛先は下記のとおりです。

590-0013
堺市堺区東雲西町1-8-17
堺市動物指導センター
「おもしろペット写真展」係
072-228-0168
doshi@city.sakai.lg.jp

「さかい動物愛護フェア２０１０」開催のお知らせ

来る９月２３日（木・祝）に堺市が主催し堺市獣医師会が共催する動物愛護フェアが
開催されます。お金のかかっていない地味な催しですがお暇な方はどうぞお越しください。

日時　９月２３日（木・祝）午前１０時～午後４時
会場　堺市動物指導センター　　堺区東雲西町１－８－１７
　　　　　　　（ＪＲ阪和線堺市駅から徒歩５分。市立斎場横）
催し物　動物慰霊碑への献花
　　　　　おもしろペット写真展
　　　　　オリジナルカンバッチプレゼント（堺市獣医師会）
　　　　
　　　　　飼犬の正しい飼い方講習会（これのみ事前に申込が必要です。）
　　　　　　⇒隣のサンスクエア堺にて午前９時４５分から午前１１時３０分まで。
　　　　　　　堺市獣医師会所属獣医師と家庭犬インストラクターが講師となって
　　　　　　　健康管理としつけについてお話します。
　　　　　　　参加御希望の方は９月９日までに動物指導センターに御連絡ください
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（ＴＥＬ　０７２－２２８－０１６８）

迷子犬保護の情報があります。

８月８日午後、堺市中区八田北町の「スギ薬局」付近で犬が保護されました。
スコッチテリア、オス（未去勢）、体重7.3kg、５～８歳齢くらい、黒い毛に
白い毛が混じっている、赤い首輪をしている。
心当たりのある方は当院まで御連絡ください。