湧水めぐり・まち歩き 藤川格司

水を調べている日々を書き込む予定です。最近は熱海のまち歩きを楽しんでいます。

江戸城石垣石丁場跡(中張窪ちゅうばりくぼ石丁場)

2020年11月18日 | 熱海のまち歩き
江戸城石垣石丁場跡(中張窪ちゅうばりくぼ石丁場)

熱海梅園の矢穴石の分布図を作成していたら、中張窪石丁場(いしちょうば)のプチ研修があるということで参加しました。場所は伊豆多賀駅の西側の通称大久保山、中張窪山の斜面です。
今日(11/17)は行きからラッキーでした。

熱海~伊豆多賀まで「金目鯛電車」でした。駅では何回も見ているのですが、乗ったことがなかった電車です。




車内にも金目鯛がいます。


後ろの車両でしたが、ご機嫌でした。

プチ研修

図-1 史跡江戸城石垣石丁場跡 熱海市教育委員会(2020)に一部加筆
オレンジの番号の順番で見てまわりました。

① 長浜海浜公園

集合場所の長浜海浜海岸です。いい天気です。今日はここから歩いて、標高340mの石丁場跡まで行きます。

② 熱海高校前のヒマラヤ桜



熱海高校前のヒマラヤ桜を見て休憩。

③ 江戸城石垣石丁場跡の入口

江戸城石丁場遺跡入口に到着


国指定史跡でした。

④ 羽柴右近の刻印

「羽柴右近」の刻印
中張窪石丁場の特徴は文字刻印が集中して確認できる遺跡です。
羽柴右近は「森忠政もりただまさ」で信濃国川中島藩主、後に美作国津山藩初代藩主です。

⑤ 有馬玄蕃の慶長16年の刻印



「是ヨリにし 有馬玄蕃 石場 慶長十六年 七月廿一日」
慶長十六年は1611年です。有馬玄蕃は有馬豊氏(ありまとようじ)で、久留米藩の藩主です。よく読めなかったので熱海市教育委員会(2020)の図を引用しました。


(熱海市教育委員会(2020)江戸城石垣石丁場跡保存活用計画書から引用)

⑥ 慶長19年の刻印

鳥居の様なマークと「慶長十九年」の刻印
これが標高340m付近にありました。なかなか発見できませんでした。

⑦ 刻印石

「丸に井」と「○ 十一」の刻印石がありました。


撮影中






周辺には、このように見事に割った石もあります。見事な矢穴石です。

⑧ 伝築城石船積場跡



長浜海岸「伝築城石船積場跡」
潮が満ちてきて、少しわかりにくい。

⑨ 伊豆多賀駅

研修も終わり、伊豆多賀駅へ
チューダー建築の駅舎がありました。来宮駅と同じです。


なんと帰りは「黒船電車」




楽しい一日でした。矢穴石や刻印石をたっぷり楽しめました。
しかし、まち歩きガイドのコースにするには、すこしハード過ぎると思いました。道が整備されれば「超健脚向きコース」として楽しめます。きっと・・・。 






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