湧水めぐり・まち歩き 藤川格司

水を調べている日々を書き込む予定です。最近は熱海のまち歩きを楽しんでいます。

多良間島の調査を考えています

2017年06月20日 | 研究中
多良間島の持続的な水利用の調査を計画しています。

遠くて、学生たちの実習には向いていないと思います。しかし、淡水レンズの島で、とても面白いところだと思います。
現在は、文献調査の段階です。

名水を訪ねて(113)多良間島の地下水 吉本周平 他(2016)地下水学会誌58,2、227-240.

上記のデータから地下水の水質の分布図を作成してみました。GISソフトはMANDARAを使いました。

電気伝導度の分布図です。

水温の分布図です。地下水温度がこのように高いと、触った時、びっくりします。温泉です。

ナトリウムイオンの分布図です。

塩素イオンの分布図です。

淡水レンズで、中央が薄く、海岸付近は高濃度です。

硝酸態窒素濃度の分布図と硫酸イオンの分布図を示しています。

人間活動による影響が現れています。特に肥料による硝酸態窒素濃度が高いです。
多良間島の飲料水は、この島に降った降水です。他からもらっていません。

持続的に水を利用するにはどうすればいいのか?
みんなで考えたいと思っています。

いつ調査に行こうかな?
コメント
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